ライブイベント:11月18日~20日 オープン期間:2021年2月26日まで

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映像制作/放送関連機材 2020.11.09 UP [ PR ]

【Inter BEE 2020】アイベックステクノロジー 2K/4K対応コーデックHLDシリーズを出展 AWSクラウド対応ソリューションなどを提案

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 アイベックステクノロジーは、11月18日から20日の3日間、オンラインで開催するInter BEE 2020 ONLINEに出展し、同社の 超低遅延対応MPEG-2&H.264コーデック「HLD-300C」、超低遅延対応4K HEVCエンコーダ/デコーダ「HLD-5000E」、「HLD-5000D」などを出展する。
 デモでは、HLDシリーズの低遅延性能や、5Gとの組み合わせによる効果が期待される遠隔操縦、遠隔監視、テレビ会議などの応用について紹介する。また、HLDシリーズを用いた、 アマゾン ウェブ サービス(AWS)のメディアサービス向けに低遅延性能を活かしたクラウドからのリアルタイム送り返しなど、新しいソリューションを紹介する。

■自社開発のコーデックをFPGAに実装

 アイベックステクノロジーは、自社開発したコーデックIP(IntellectualProperty/知財)を汎用デバイスであるFPGAに実装して搭載している。そのため、専用LSIの場合では対応できないユーザーからのカスタマイズに柔軟に対応が可能。また、LSIの製造中止などによる突然の製品寿命といったリスクがない点も強みといえる。

■超低遅延対応MPEG-2&H.264コーデック「HLD-300C」

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超低遅延対応MPEG-2&H.264コーデック「HLD-300C」

 HLD-300Cも独自開発のMPEG-2&H.264コーデックを搭載しており、2K59iでコーデック時間10msecの超低遅延による映像・音声伝送が可能。1/3Uの小型サイズながら、IP伝送とDVB-ASI伝送の両方に対応している。
 半二重コーデックでエンコーダ、デコーダの切り替えができる。これによって、映像伝送の方向を切り替えることもできる。さらに、バックアップ機を一台に抑えられるコストメリットもある。

 専用のブラウザからリモートでの設定変更、リブート動作ができる。ネットワークの監視プロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)によるTrap発行が可能で、予め設定した不具合事象や事前兆候の通知を監視者にリアルタイムに行うことができる。充実したMIB(Management Information Base)情報も実装し、他機器からのコーデック設定などのリモート制御に利用することも可能だ。
 「HLD-300C」にHEVCデコーダ機能を追加した「HLD-540DC」もある。

 特徴の一つとして、一般的なIPコーデックには実装されていないIP Gateway機能を搭載している。MPEG-2 TSをIP、DVB-ASIに相互に変換する機能と、受信したTS over IPパケットを別のIPアドレス(ユニキャスト/マルチキャスト)に変換して送出するIPリダイレクト機能がある。

■超低遅延対応4K HEVCエンコーダ/デコーダ「HLD-5000E/HLD-5000D」

 HEVC2K、4K対応の1/3Uサイズ小型エンコーダ/デコーダ。
 4K/59pでコーデック時間20msecの超低遅延による映像・音声伝送が可能。専用のブラウザからリモートでの設定変更に加え、前面パネルからもプリセット変更ができ、PCレスでも運用できる。

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超低遅延対応4K HEVCデコーダ「HLD-5000D」

 HLD-5000Dは汎用デコータとしても利用可能で、小型コンパクトながら、MPEG-2、H.264、HEVCのトリプルデコードに対応している。

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超低遅延対応4K HEVCエンコーダ「HLD-5000E」

 HLD-5000Eは、HEVC/H.265の2つのモード、「通常遅延」モードと「超低遅延」モードをサポートしている。通常遅延モードは、圧縮効率を高めることに比重をおき、I・P・Bピクチャーを使用する方法。超低遅延モードは、Pピクチャーのみを使用することで、遅延時間を短くしている。
 また、非同期のHD映像を同時に2つエンコードしIP又はDVB-ASIで伝送できるため、収容効率が求められる運用にも対応できる。

■AWSのライブ動画サービスのRISTプロトコル対応など新たなソリューションも

 AWSのライブ動画伝送サービス AWS Elemental MediaConnectが、RIST (Reliable Internet Stream Transport) 規格のサポートを昨年開始した。IBEXもHLDシリーズのオプション機能としてRIST規格対応版を開発中だ。RISTを使用すると、パケット損失の回復性が高い状態でライブ動画をアップロードできる。

 IPコーデックにRISTを実装することで、エッジからの素材のアップロードを安定的に伝送できる。ユーザー側でクラウド上の素材をモニタする際の素材のダウンロードにおいても同様のメリットが得られる。アイベックステクノロジーは、自社製品にRISTプロトコルを搭載していく計画で、すでにHLD-300CでAWS のメディアサービスとの接続テストを実機検証している。

 また、RTPでAWSクラウドへアップロードする場合、超低遅延での伝送が可能だ。アイベックステクノロジー(神奈川県)からElemental MediaConnectへアップロード後、再度アイベックステクノロジーに送り返した際、僅か0.04秒という驚異的な速さを実現できた。

 今後は、「HLD-5000」へのRISTプロトコル実装を予定しており、クラウド利用によるビデオストリーミングのアップロードのニーズに対応していく。また、5Gサービスの本格化へ向け、4Kの超低遅延映像伝送のニーズ拡大を見据え、HLD-5000の機能拡充を進めていく計画だ。

【出展企業紹介】

アイベックステクノロジー株式会社
営業部
岩田明彦
電話:044-981-3453
e-mail:ibex_sales@ibextech.jp

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