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ICT/クロスメディア 2019.06.26 UP

【NEWS】渋谷PARCOが11月下旬オープン ARなど最新技術を駆使した商業システムやアート、アニメ、eスポーツなど、「次の50年」へ向けた文化、エンターテインメントの発信拠点を目指す

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 1973年以来、 東京・渋谷の商業施設として、芸能、文化、ファッションの情報発信も担ってきた渋谷PARCOが、11月にリニューアルオープンする。
 池袋PARCO開業(1969年)から50周年を迎える記念の年と位置付け、「次の50年」へ向けた新たなコンセプトを提示。ARなどITを駆使した表現や商業システム、さらには最新のアニメ、アートなど最新の作品をキュレーションする新たな文化の発信地を目指す。

ターゲットは世界の「都市生活者」

 「商業施設の枠を超え、デザイナー・クリエイターなどの送り手と共感・共創し、新たな取組を行うことで新しい刺激や楽しさの体験価値を提案」し、「デザイン・アート性やエンタテインメント性の高い専門店を軸とした編集をし、渋谷PARCOならではの独自性を高める」という。
 ターゲットを「都市生活者」とし、特定の年齢層や性別の方にターゲットを絞らずに、世界の都市生活者を取り込むことを目指す。従来からのテナント方式で、約180のショップを配し、「FASHION」「ART&- CULTURE」「ENTERTAINMENT」「FOOD」「TECHNOLOGY」の5つのテーマでフロアを構成していく。

デザイナー支援のポップアップショップを運営

 中でもファッション関連は、約100店舗をそろえるとともに、「ブランド育成」を目的とした「編集売場」を展開するという。
 具体的には、3階に、ショップネーミング、ロゴ・ヴィジュアルのアートディレクションを、アートディレクターとして幅広く活躍するYOSHIROTTEN氏が率いるクリエイティブチームYARが手掛ける。また、4階では、東京都からの業務委託を受け、東京で活動する意欲と才能あるデザイナーを支援するポップアップショップを運営し、ショップと連動したショーやインスタレーション等を実施する。

GALLERY Xを移転、ボーダーレスなキュレーションを展開

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GALLERY X

 4階のPARCO MUSEUM TOKYOでは、独自の目線による企画展を展開。世界的デザイン集団のTOMATOがロゴデザインを担当し、内装は新進インテリアデザイナー山本大介氏と天水義敬氏からなるde:signを起用している。
 アート面ではこのほか、渋谷スペイン坂のギャラリー「GALLERY X」を地下1階に移転してパルコ編集のもとで新装オー プンさせる。アートカルチャーからアニメ、ゲーム、ミュージックまでボーダレスなキュレーションを展開する。美術専門誌『美術手帖』による直営店「OIL by 美術手帖」(2階)や、『ほぼ日刊イトイ新聞』による「ほぼ日カルチャん」(4階)など、ギャラ リー型ショップをオープンさせる。
 また、6階には、JAPAN CULTUREを発信するゾーンとして「Nintendo TOKYO」や「ポケモンセンター シブヤ」、「刀剣乱舞万屋本舗」などを集結させ、「電脳サブカルチャーの情報発信 基地」として、ゲーム、アニメ、e スポーツ、ア ート、ファッション、フードを体感できるフロアとなる。

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PARCO MUSEUM TOKYO

座席数636席、1.5倍に拡張したPARCO劇場

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PARCO劇場

 エンタテインメント施設としては、パルコ文化発信の核ともいわれる「PARCO劇場」を8階にオープン。旧劇場の約 1.5倍の座席数636席に拡張。年間の公演を100%自主プロデュースし「360度の演劇ビジネスを展開する」という。また、海外ミュージカルなど映画以外の作品も上映する、自社運営のミニシアター「CINE QUINTO」(8階)や、ライブハウスCLUB QUATTROがプロデュースする吉祥寺のミュージックカフェ& バー「QUATTRO LABO」(地下1階)を移転させ、ハイエンドオーディオと3,000枚を超える膨大なレコードコレクションにより、アナログレコードリバイバルを象徴する店舗を目指すという。

店舗とECを連動し小スペースでデジタル在庫管理

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吹抜けイメージ(Discont氏作品のコラージュ)

 店舗販売では、ECと連動した"オムニチャネル型売り場"「CUBE(仮称)」を展開し、約130坪のエリアに11 店舗の小型ショップを出店させる。小さなスペース・店頭在庫数で、デジタルテクノロジーを活用した新たな店舗展開を試みる。具体的には、戦略アイテムや限定商品を中心にそろえ、その他の商品はデジタルで在庫管理し「PARCO ONLINE STORE」(EC)で販売するという。また、共用部には大型サイネージを設けるほか、ショップ内サイネージでは、手持ちのスマートフォンへ直接データを転送し、店頭にはないオンライン上の商品をいつでも買うことができるようにする。
 XR技術の活用では、コンピューターで制作した3次元のクリエイティブ作品を、スマートフォンやAR 対応グラスを通して展示する空間演出を実施する。2018年に実施 したVR のコンテンツアワード「NEWVIEW AWARD 2018」でPARCO賞を受賞したVR 空間デザイナー Discont氏によるインスタレーション作品の展示を予定している。

ARを組み合わせた新感覚スイーツ

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Booster Studio

 TECHNOLOGYをより身近に体験できるカフェやショールーム型のショップも導入。地下1階にの「Tyffonium cafe」では、ARを組み合わせた新感覚スイーツを提供する。また、1階には日本初のクラウドファンディングを活用した実証実験型AI ショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」をオープンさせる。IoT製品など、ユニークなデジタル製品やアイデアをいち早く体験できる。
このほか、アプリによるレシート管理を行う電子レシートサービスや、AIによって店舗や商品、サービス、コンテンツのマッチング情報を配信する仕組みなど、最新の技術を導入したサービスを計画している。

原宿から「渋谷未来デザイン」を移転させ「創造文化都市渋谷」の実現を目指す

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クリエイティブスタジオ

 また、パルコは、「宇田川町14・15番地区第一種市街地再開発事業」として、旧渋谷PARCOパートI・パートIIIと周辺を含む街区の再開発を行を実施。ビルのハード・ソフトの両面から、「街づくり」に貢献する。
 地域荷捌き場や駐輪場をビル内に設けることで、街歩きの妨げとなっている路上荷捌きや路上駐輪などの地域の課題へ取り組むほか、ソフト面では、ビルに設置した屋外広場で、地域と連動したイベントや、ファッションショー、音楽、フードイベントなど幅広いジャンルのイベントの開催を通じて、街場の活性化に貢献していくという。
 9階のクリエイティブスタジオでは、地域の人へ開かれた多目的スペースとしての使用や文化発信型のスクールの開催などを予定。同フロアには原宿から、一般社団法人「渋谷未来デザイン」が移転・入居。「渋谷未来デザイン」は、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性をデザインする本格的な産官学民連携組織として2018年4月に設立した組織で、パルコとともに創造文化都市渋谷の実現を目指すという。

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