ライブイベント:11月18日~20日 オープン期間:2021年2月26日まで

キャプション
映像表現/プロライティング 2019.10.28 UP

【Inter BEE 2019】INTER BEE IGNITION 拡張するメディアは映像に留まらない! 

IMG
右から江口靖二氏、西村真里子氏、塚田有那氏、杉浦太一氏、安藤嘉康氏(10月24日のミーティング参加者)

 11月13日(水)から15日(金)までの3日間、幕張メッセで開催されるInter BEE 2019の特別イベント「INTER BEE IGNITION」は、AR、VRやプロジェクションマッピングなど、最新技術を駆使した映像の関係者が最新の映像表現について語り合う場として毎年注目を集めている。初回開催の2016年から同イベントのボードメンバーの中心として関わるHEART CATCHの西村真里子氏が、今年のINTER BEE IGNITIONについて寄稿してくれた。
 
 西村氏は、これまで最新映像の表現技術の進化を追い続けてきたINTER BEE IGNITIONを振り返り、また、フェイクニュースなどメディア技術よる影の部分の影響が大きくなる中で、「今まで通りの延長上で新しい”技術”だけを追って映像表現やひいてはメディアのこれからを語るのは危険ではないか」という。

 そこで、「敢えて「技術」だけに注目せず、生活者のメディアの消費スタイルが変わっているその「社会現象」を起こす要因に目を向けてみよう」という視点から、今年のINTER BEE IGNITIONは全体のテーマを『映像の外側で、すべてがメディア化する時代のアクティビスト達』とし、さまざまなアクティビスト達を招いたセッションを計画しているという。ジャンルは都市、クラブカルチャー、自動運転、ニッチメディア、教育者などさまざまだが、いずれも時代の新たな「発火点」となる、次世代のアクティビスト達が集まる興味深いセッションが並ぶ。

 初日、13日(水)の17:30からは、「INTER BEE IGNITION オープニング・パーティー Beer bash「Inter BEE IGNITION仕掛け人が語るメディア論」と題して、INTER BEE IGNITIONのボードメンバーが勢揃いして、ビールを片手に来場者と語り合うイベントが開催される。
 
 年頭からボードメンバーの熱い議論を重ねてきた中でできたセッションには新しい時代のメディアのヒントが満載だ。 西村氏の寄稿をご覧いただき、ぜひINTER BEE IGNITIONの各セッションへ参加していただきたい。

 ※セッションへの参加はすべて無料ですが、Inter BEEへの入場登録が必要です。Inter BEE 2019は、公式Webサイトで⼊場事前登録受付中。
入場事前登録はこちら

(以下、HEART CATCH 西村真里子氏による寄稿)

視聴者自身がクリティカルな視点を担う必要性

 今年は「INTER BEE IGNITION」の存在そのものも考え直すような企画に挑戦している。

 もともと老舗放送機器展Inter BEEの中で「INTER BEE IGNITION」は最新映像表現技術・ライブエンタテインメントの”これから”を話す場として、また若年層も来てもらえるような場を作ることをミッションに2016年にスタートした。

 私は日本テレビのテクノロジー×エンターテインメントを中心に扱う「SENSORS」という番組のウェブ編集長を担っていたので、その延長上で「INTER BEE IGNITION」のメンバーに選んでいただいた。当時は AR/VRなどの最新映像表現技術そのものの進化を学ぶ必要があり「INTER BEE IGNITION」でも取り扱っていた。

 ただ、時を経て、現在ではご承知の通りすでにARはポケモンGOを代表とするスマートフォンアプリで市民権を得たし、VRもコードレスが当たり前になり渋谷や新宿など繁華街ではVRを専用とする施設もできた。
 オープンから1年間で230万人が来場したお台場の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」ではプロジェクションマッピングや、リアルタイムに変化するデジタル表現を老若男女がいつでも体験できる。若年層にはYouTuberがテレビに出る芸人に並ぶほどヒーロー・ヒロインになっている。

 このような最新映像表現技術の浸透と同時に、考えなければいけないことが出てきている。トランプ政権発足に伴いメディアの中では「フェイクニュース」や「フィルターバブル」のようなメディアに対して、視聴者自身がクリティカルな視点を担う必要性なども語られるようになってきている。

メディアの意義を考え直すきっかけとなる現象

IMG
10月24日のINTER BEE IGNITIONボードメンバー・ミーティング。真剣な表情で最終調整の確認が進められる

 そのような技術的、社会的な状況の中で、今まで通りの延長上で新しい”技術”だけを追って映像表現やひいてはメディアのこれからを語るのは危険ではないか、という危惧があった。メディアの意義を考え直す、その考えるきっかけとなる現象があらゆる象限で表出しているのを真摯に語る方が技術を追うだけよりも大事な時期が2019年なのではないか?

 この考えは、私個人だけではなく「INTER BEE IGNITION」を4年間一緒に推進してくださっている江口靖二事務所 江口靖二氏やCCN 安藤嘉康氏も同様であり、昨年からメンバーになっている編集者でありアート&サイエンスの領域でのキュレーターとしても頭角を表している塚田有那氏やモメンタムホースの長谷川稜氏、今年からの仲間であるカルチャーメディアCINRAの創設者である杉浦太一氏も同様であった。

「社会現象」を起こす要因に目を向けてみよう

 放送機器展の中で、敢えて「技術」だけに注目せず、生活者のメディアの消費スタイルが変わっているその「社会現象」を起こす要因に目を向けてみよう、というのが今回の我々の姿勢である。同時に「INTER BEE IGNITION」は若年層を、Inter BEEに巻き込むための装置としてのミッションも背負っている。スマホが当たり前の世代にも関心を持ってもらえるようなテーマを考える必要がある。

 そのような考察から生まれてきた全体のテーマは『映像の外側で、すべてがメディア化する時代のアクティビスト達』である。このアクティビスト達は、都市にもクラブカルチャーにも、自動運転時代のプレイヤーにも、ニッチメディアで世界を目指すスタートアップにも、教育者にも見られる。

13日夜、ビールを片手にメディアを語り合うオープニング・パーティー開催

 下記の全体像をご覧いただき、ぜひ個別のセッションを深掘りしていただくこともお願いしたいが、同時に、11月13日(水)初日の夜には<オープニング・パーティー>Beer bash『Inter BEE IGNITION仕掛け人が語るメディア論』もあり、そこに今回の首謀人が全員集まる。その場に来ていただきビールを片手に「INTER BEE IGNITION」メンバーが今どのようにメディアを捉えているのか? エンターテインメントを捉えているのか? 聞いてみてはいかがだろうか?

(HEART CATCH 西村真里子)

【INTER BEE IGNITION オープニング・パーティー】

Beer bash「Inter BEE IGNITION仕掛け人が語るメディア論」
○日時
11月13日(水)17:30〜19:30 
○会場
展示ホール 6 IGNITION内 オープンステージ
○スピーカー
西村 真里子 氏(株式会社Heart Catch 代表取締役)
安藤 嘉康 氏(合同会社CCN 代表社員)
江口 靖二 氏 合同会社江口靖二事務所 代表/一般社団法人デジタルサイネージ コンソーシアム 常務理事)
杉浦 太一 氏(株式会社CINRA 代表取締役)
塚田 有那 氏(キュレーター、「Bound Baw」編集長)
モリジュンヤ 氏(株式会社インクワイア 代表取締役)

○軽食付き


【基調講演 映像の外側で、すべてがメディア化する時代のアクティビスト達】

11月14日(木)13:00〜14:30 コンベンションホールA

○スピーカー
中村 伊知哉 氏(慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科 教授)

○パネリスト
中村 伊知哉 氏(慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科 教授)
塩谷 舞 氏(オピニオンメディアmilieu編集長)
齋藤 精一 氏(ライゾマティクス・アーキテクチャー主宰)

○ビデオコメンテーター
福田 淳 氏(”のん”事務所社長 スピーディー)
高木 美香 氏(経済産業省)

○モデレーター
西村 真里子 氏(株式会社Heart Catch 代表取締役)

ボードメンバーがパネリストとして参加するINTER BEE IGNITION セッション

【教育はデジタルで変われるのか?変われないのか?】
11月13日(水)13:00〜14:30 展示ホール 6 IGNITION内 オープンステージ
○パネリスト
浅野 大介 氏(経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課長(併)教育産業室長)
山脇 智志 氏(キャスタリア株式会社 代表取締役)
植山 智恵 氏(Project M’INT ファウンダー ミネルバ大学大学院卒業)
○モデレーター
杉浦 太一 氏(株式会社CINRA 代表取締役)

【クラブカルチャー最前線、東京のナイトライフは進化するか?】
11月13日(水)15:30〜17:00 展示ホール 6 IGNITION内 オープンステージ
○パネリスト
宇川 直宏 氏(DOMMUNE 代表)
○モデレーター
塚田 有那 氏(キュレーター、「Bound Baw」編集長)

【都市をメディア化する~case of 深セン&渋谷~ テクノロジーの社会実装で生活はどう変わるのか?】
11月14日(木)10:30〜12:00 展示ホール 6 IGNITION内 オープンステージ
○パネリスト
川ノ上 和文 氏(エクサイジング・ジャパン/翼彩跨境科創服務(深圳)有限公司/Aeronext Shenzhen Ltd., CEO)
伊藤 秀俊 氏(東急不動産株式会社 都市事業ユニット 事業戦略部 まちづくり共創グループ)
○モデレーター
安藤 嘉康 氏(合同会社CCN 代表社員)

【モビリティエンタテインメント~これからの車内空間のあり方~】
11月15日(金)10:30〜12:00 展示ホール 6 IGNITION内 オープンステージ
○パネリスト
福井 毅 氏「AGC株式会社 事業開拓部 新ガラス商品展開G infoverre商品開発センター」
益子 宗 氏(楽天株式会社 楽天技術研究所 未来店舗デザイン研究室 室長/筑波大学 芸術系 教授)
鈴木 万治 氏(デンソー インターナショナル アメリカ バイスプレジデント イノベーション)
○モデレーター
江口 靖二 氏(合同会社江口靖二事務所 代表/一般社団法人デジタルサイネージ コンソーシアム 常務理事)

◆Inter BEE 2019 開催概要◆

■会期:2019年11月13日(水)~11月15日(金)〔3日間〕
■展示時間:11月13日(水)・14日(木)10:00-17:30/15日(金)10:00-17:00
■会場:幕張メッセ(展示ホール1~8、イベントホール、国際会議場)千葉市美浜区中瀬2-1
■入場:無料(登録制)
■主催:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
■後援:総務省、経済産業省(建制順)
NHK、一般社団法人日本民間放送連盟、一般社団法人電波産業会(順不同)
■運営:一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会(JESA)
 
◆事前登録の時期、登録方法◆
 Inter BEEは無料参加できますが、事前登録制です。

  1. 記事一覧へ