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ICT/クロスメディア 2019.07.10 UP

【NEWS】東急不動産とソフトバンク竹芝地区でスマートシティの共創で合意 5Gを積極的に整備し、街のビッグデータ取得可能なAPIを公開 2020年後半にはソフトバンク本社を移転へ

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 東急不動産とソフトバンクは7月9日、東京都港区の竹芝地区で、共同でスマートシティの街づくりに取り組むことに合意したと発表した。東急不動産の都市開発やエリアマネジメントの知見と、ソフトバンクのテクノロジーや知見を組み合わせ、さらにアプリケーションプラットフォームの構築や、収集したデータを取得できるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を公開して、企業などによる竹芝地区のデータ活用を推進する。

スマートシティ共創へ各種技術を検証

 竹芝地区は、東急不動産がエリアマネジメント活動を進めており、両社は、最先端のテクノロジーを街全体で活用するスマートシティの共創を目指して、同地区のデータ活用やスマートビルの構築に取り組む。
 ロボティクスやモビリティ、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、5G(第5世代移動通信システム)、ドローンなどの幅広い領域でテクノロジーの検証をする予定で、検証したい企業や団体の募集をする予定。

2020年度後半にソフトバンクが本社移転

 東急不動産は竹芝地区で、業務棟と住宅棟で構成される総延床面積約20万m2の国際ビジネス拠点の創出を進めている。「竹芝地区開発計画(仮称)」と呼ぶこの計画は、東京都の「都市再生ステップアップ・プロジェクト」の一環として、国家戦略特別区域計画の特定事業における整備方針に基づき進めている。並行して、新たな賑わいの創出や地域コミュニティーの形成を目的に、企業や行政機関などの関係者と連携し、竹芝地区でエリアマネジメント活動を展開している。ソフトバンクは、同計画で開発するオフィスビルに、2020年度後半に本社を移転。移転先のオフィスビルをはじめ、竹芝地区内のその他の施設にも5Gネットワークを整備していく。

エリアで発生する「イベント」データをリアルタイム収集

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 今回の合意で、総合デベロッパーとして手掛ける都市開発やエリアマネジメントに関する東急不動産の知見と、ソフトバンクのテクノロジーや知見を掛け合わせ、両社の強みを活かしてスマートシティの構築を推進していく。
 東急不動産と共にビル内外の人流データや環境データを収集・解析することで、快適な環境整備と効率的なビル管理が可能になるスマートビルを構築する。

 温度やCO2(二酸化炭素)濃度などの環境の変化や、歩行者の滞留、設備の不具合、公共交通機関の遅延など、エリア内で発生するさまざまな「イベント」をデータとしてリアルタイムに収集し、時間帯や個人の位置情報、行動の制約やその他の予測などと関連付けて分析すし、アプリケーション開発のためのプラットフォームを導入する。
 これにより、竹芝地区に滞在する人の的確な判断や最適な行動を支援するアプリケーション開発を支援する。

各種センサーによる収集データを取得可能なAPIを公開

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 また、竹芝地区に設置するさまざまなカメラやIoTセンサーにより収集したデータを取得できるAPIを公開し、企業などによる竹芝地区のデータ活用を推進する。地区内施や設内外の混雑情報データを活用できる。

 東急不動産とソフトバンクは、竹芝地区において、ロボティクス、モビリティ、AR、VR、ドローンなどの幅広い領域でさまざまな事業者と共創し、地区の発展や課題解決を実現するスマートシティのモデルケースの構築に取り組む。

【「(仮称)竹芝地区開発計画」の概要】

○名称:(仮称)竹芝地区開発計画
○事業主体:株式会社アルベログランデ
(「(仮称)竹芝地区開発計画」を整備するため、東急不動産株式会社と鹿島建設株式会社が設立した事業会社)
○所在地:東京都港区海岸一丁目20番9他
○敷地面積:約15,590m2
○延床面積:約201,159m2
○開業:2020年(予定)

■A街区(業務棟)
○用途:事務所、展示場、集会場、飲食店、物販店舗、駐車場、自転車駐車場
○敷地面積:約12,156m2
○延床面積:約181,777m2
○構造規模:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
○地上40階、地下2階、高さ約208m
○設計:鹿島・久米設計工事監理業務共同企業体
○施工:鹿島建設株式会社

■B街区(住宅棟)
○用途:共同住宅、店舗、保育所、駐車場、自転車駐車場
○敷地面積:約3,434m2
○延床面積:約19,382m2
○構造規模:鉄筋コンクリート造、地上18階、高さ約60m
○設計:株式会社長谷工コーポレーションデザイン監修 株式会社ホシノアーキテクツ
○施工:長谷工・鹿島共同企業体

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