Inter BEE 2026 幕張メッセ:11月18日(水)~20日(金) Inter BEE 2026 幕張メッセ:11月18日(水)~20日(金)

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【Inter BEE CURATION】【視聴データで振り返る】2026ミラノ・コルティナオリンピック~全国32地区視聴人数ランキング、配信回数ランキング~

VR Digest編集部 VRダイジェスト+

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※INTER BEE CURATIONは様々なメディアとの提携により、Inter BEEボードメンバーが注目すべき記事をセレクトして転載するものです。本記事は、ビデオリサーチ社の協力により「VRダイジェストプラス」から転載しています。

はじめに

第25回冬季オリンピック競技大会(2026)が、イタリアのミラノおよびコルティナ・ダンペッツォを中心に、2月6日から22日まで開催されました。本大会は8競技116種目が実施され、日本選手団は冬季オリンピック史上最多となる24個のメダルを獲得しました。金メダルは1998年の長野オリンピックにならぶ最多の5個で、日本勢の健闘が際立つ結果となりました。

テレビ放送での競技中継は、日本と開催地イタリアとの間の8時間の時差のため、主に夕方から早朝にかけて行われました。リアルタイムで結果を見届けるために、普段よりも夜更かしや早起きをした人も少なくないのではないでしょうか。
TVerでは、ほぼ全競技のライブ配信が行われました。加えて、ハイライト動画やオリジナル番組など、関連コンテンツも提供され、忙しいなかでも生活リズムに合わせてオリンピックを視聴しやすかったといえます。

今回は、ビデオリサーチの視聴率調査、TVerの動画配信データ(TVer DATA MARKETING算出)、X(旧Twitter)のポスト分析データ「Buzzビューーン!」を用いて、テレビ視聴の視点・SNSの視点からミラノ・コルティナオリンピックがどのように人々に楽しまれたのか振り返ります。

*以降、文中の日時は日本時間で表記しています。

日本全国で9,700万人を超えるオリンピックのテレビ視聴

最初に、全国でどれだけの人がテレビを通じてオリンピックを視聴したのかをみてみましょう。
図表1には、ミラノ・コルティナオリンピック関連番組を1回以上視聴した人の視聴到達人数(※1)を示しています。

競技中継は、開会式に先駆けて2月5日(木)から始まりました。翌2月6日(金)には、フィギュアスケート団体予選、スノーボード ビッグエア、アイスホッケーなど日本選手が活躍した競技が放送され、視聴者は一気に5,139万8千人まで増加しました。さらに、開会式が放送された2月7日(土)時点では6,872万2千人となり、大会序盤から多くの人がテレビでオリンピックを視聴していたことが分かります。

その後も大会の進行とともに視聴人数は着実に増え、大会2週目となる2月14日(土)には9,000万人を突破しました。最終的に、閉会式や関連特別番組が放送された2月23日(月)までに、9,774万8千人がテレビ放送でオリンピック関連番組を視聴していたことが分かります。

この人数は日本の総人口のおよそ8割に相当し、大会期間中、日本全国で非常に多くの人がテレビでオリンピックを楽しんでいたといえます。

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テレビ放送でよく見られたオリンピック競技は...?

次に、どの競技がよく見られていたかを全国における視聴人数から振り返ります(図表2)。

図表2 ミラノ・コルティナオリンピック関連番組 平均視聴人数上位10番組(全国32地区)

順位放送内容放送局放送日放送曜日放送開始放送分数放送
地区数
平均推計
視聴人数
(万人)
推計到達
人数
(万人)
1フィギュアスケート・女子シングルフリースケーティング<坂本花織「銀」、中井亜美「銅」、千葉百音「4位」>NHK総合2月20日6:2042321365.31973.3
2フリースタイルスキー準々決勝~決勝・男子デュアルモーグル<堀島行真「銀」、島川拓也「4位」>NHK総合2月15日19:3030321078.41709.4
3フィギュアスケート団体予選・アイスダンスリズムダンス/ペアショートプログラム/女子シングルショートプログラム/男子シングルショートプログラム/決勝・アイスダンスフリーダンスNHK総合2月8日19:1540321009.62019.2
4カーリング女子1次リーグ・日本×スイスNHK総合2月14日19:302032894.91307.9
5スノーボード予選・女子ハーフパイプNHK総合2月11日19:305632860.51789.8
6フィギュアスケート団体予選・アイスダンスリズムダンス/ペアショートプログラム/女子シングルショートプログラムテレビ朝日2月6日17:2536024791.63751.6
7フリースタイルスキー予選・男子モーグルNHK総合2月12日20:104532722.81365.3
8スノーボード予選・男子ビッグエア、フィギュアスケート団体予選・女子シングルショートプログラム/ペアショートプログラム/アイスダンスリズムダンステレビ朝日2月7日20:357924665.41881.5
9ノルディック複合・男子個人ノーマルヒル ジャンプNHK総合2月11日20:371832653.91078.4
10フリースタイルスキー予選・男子モーグルNHK総合2月10日19:304032642.51376.7

※地上波・BSで放送された試合中継及びハイライト全678番組を対象として集計
※15分以上の番組を対象として集計
※推計到達人数は各番組1分以上見た人を「視聴した」と判定
※同日内に同じ競技内容の番組が複数ある場合は、最も推計視聴人数の高い番組のみ記載
※平均視聴人数、到達人数の定義は文末の※1を参照




最も平均推計視聴人数(※1)が多かったのは、「フィギュアスケート・女子シングルフリースケーティング」(2/20(金)6:20~ 42分)で、1,365万3千人が視聴しました。先に行われたショートプログラムで日本勢が上位につけていたことから、このフリープログラムへの注目度が高かったこと、また結果は、坂本花織選手が銀メダル、中井亜美選手が銅メダル、千葉百音選手が4位と、日本勢が活躍を見せたことも、多くの視聴者を集めた要因と考えられます。この試合に加えて「フィギュアスケート」が放送された番組は4本が上位にあがり、人気の高さがうかがえます。

2番目には、「フリースタイルスキー準々決勝~決勝・男子デュアルモーグル」(2/15(日)19:30~ 30分)が入りました。デュアルモーグルはミラノ・コルティナ大会から正式採用された新種目で、2選手が同時に滑走してジャンプなどの技をこなしながらスピードを競うため、迫力があり、勝敗がわかりやすい点が特徴です。こうした競技特性に加え、すでに「男子モーグル」で銅メダルを獲得していた堀島行真選手が出場していたことも、注目を集めた理由の一つと考えられます。

このほかにも、5位の「スノーボード予選・女子ハーフパイプ」(2/11(水)19:30~ 56分)や、8位に含まれる「スノーボード予選・男子ビッグエア」(2/7(土)20:35~ 79分)など、スピード感や大技の迫力が魅力の競技が上位に見られました。こうした競技は、ルールを直感的に理解しやすく、映像としての見応えも大きいため、競技に詳しくない視聴者も含めて幅広い層の視聴につながったと考えられます。

さらに、上位10番組の放送開始時刻を見ると、17時から21時ごろに集中している点も特徴です。日本時間でテレビがよく見られる時間帯に放送された競技は、視聴しやすかったといえます。

オリンピック期間は通常時より深夜・早朝の視聴率が上昇

続いて、オリンピック期間のテレビの見られ方の特徴を見ていきましょう。図表3は、オリンピック期間と通常期間(※2)の平均視聴率の差分を曜日・時間帯別に示したヒートマップです。色が濃いほど、オリンピック期間に視聴率が大きく上昇していたことを表しています。

テレビでの競技中継は、日本時間では主に17時台から翌7時台にかけて放送されました。ヒートマップを見ると、特に20時以降から深夜にかけてはすべての曜日で視聴率が上昇しており、早朝についても多くの曜日で通常期間を上回っています。深夜や早朝であっても、競技中継をリアルタイムで見るためにテレビをつけた人が多かったことがうかがえます。

これに加えて、多くの時間帯でニュース・情報番組やスポーツ番組内での競技結果やハイライト、選手の活躍を伝える特集などを通じて、オリンピックに触れる機会が増えていたとみられます。こうした番組も含めて、テレビ視聴を後押ししていたと考えられます。

このように、オリンピック期間中は通常期間よりも多くの曜日・時間帯で視聴率が高まっており、多くの人がオリンピックに関心を寄せていたことが分かります。

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オリンピックの配信動画コンテンツの総視聴UB数は860万超え

ここからは、動画配信の視聴について振り返っていきます。オリンピックの動画配信コンテンツの総視聴UB数(※3)の値は862万UBでした。本大会では、リアルタイム配信(LIVE)やハイライトに加えて、競技の見どころや名場面を発信するオリジナル番組も提供されました。なかなか時間がとれない人でも、さまざまな視聴スタイルで競技映像やメダル獲得の瞬間を楽しみやすかったといえます。

ライブコンテンツの再生数最多は「スピードスケート男子・女子 団体パシュート決勝 / フィギュアスケート 女子ショート」

一方、リアルタイム配信(LIVE)再生数上位10コンテンツ(図表4)をみると、最も再生数(imp)の多かったコンテンツは、「スピードスケート男子・女子 団体パシュート決勝 / フィギュアスケート 女子ショート」で、55万4,075回再生でした。スピードスケート女子団体パシュートは、2018年の平昌・2022年の北京大会に続くメダル獲得が期待されており、注目度の高い種目の一つでした。本大会では銅メダルという結果となり、3大会連続のメダル獲得を達成しました。また続けて配信されたフィギュアスケート 女子ショートは日本人選手が好成績を収めたことで話題となりました。図表2に示した通り、テレビ放送においてもフィギュアスケート女子(シングルフリースケーティング)は1位にランクインしており、人気の高さがうかがえます。

図表4【ミラノ・コルティナオリンピック リアルタイム配信(LIVE) 再生数上位10コンテンツ】

順位コンテンツ詳細配信日配信開始配信分数再生数
(Imp)
1スピードスケート男子・女子 団体パシュート決勝 / フィギュアスケート 女子ショート2月17日21:45621554,075
2フィギュアスケート 男子フリー2月14日2:19341405,677
3スノーボード 男子スロープスタイル 決勝 / 見どころハイライト2月18日19:45275317,997
4フリースタイルスキー 女子モーグル 予選・決勝2月11日18:15350286,098
5フィギュアスケート 団体女子シングル ショート / 団体ペアスケート ショート / 団体アイスダンス リズム2月6日17:10380211,397
6カーリング 女子 予選リーグ 日本 vs 韓国2月15日21:45218208,452
7スピードスケート 女子1500m2月20日23:50180205,194
8スノーボード 女子スロープスタイル 決勝2月18日22:10143202,846
9フジテレビ オリンピック中継 <ノルディック複合>2月17日19:45200177,188
10フリースタイルスキー女子スロープスタイル 予選 / 開幕スペシャル2月7日17:45254171,755

(TVer DATA MARKETINGで算出されたデータを基にビデオリサーチにて作成)
※集計期間:2026年1月21日(水)-2026年3月3日(火)
※TVerおよびYahoo!のオリンピック特設ページに掲載されているコンテンツが対象
※TVer社より提供されたコンテンツ情報(番組名、枠切り)を用い算出
※0時~24時を1日の単位として表記




またランキング上位の10コンテンツを見ると、さまざまな種目の決勝やメダル獲得がかかる局面の配信が多く含まれています。結果への期待が高まる競技をリアルタイムで見届けるために配信を視聴した人が多かったといえます。さらに、深夜から早朝に配信された競技も上位に含まれており、時間帯や環境の制約がある中でも重要な瞬間を見逃さないために配信が活用されていたと考えられます。

X(旧Twitter)上ではフィギュアスケートへの感動・祝福の声が多数

図表5は、「オリンピック」関連のポスト数の推移と、テレビ放送におけるオリンピック関連番組の日別到達人数をあわせて示したものです。これを見ると、オリンピック期間中のポスト数は、特定の日に投稿が集中していることが分かります。

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最もポスト数が多かったのは、2月17日(火)で、62,286件でした。この日は早朝にフィギュアスケート ペアの決勝が放送され、三浦璃来選手と木原龍一選手の「りくりゅう」ペアが金メダルを獲得しています。2番目にポスト数が多かったのは、2月7日(土)で59,577件です。この日は開会式が中継されており、テレビ放送でのオリンピック関連番組の到達人数が最も多い1日でした。

日別の到達人数とあわせて見ると、必ずしも到達人数が相対的に多い日に、ポスト数も多くなるわけではないことが分かります。ポスト数が多かった日を見ると、その多くがフィギュアスケート競技の放送タイミングと重なっています。3番目にポスト数が多かった2月14日(土)はフィギュアスケート男子シングルの決勝、4番目に多かった2月20日(金)は女子シングルの決勝が放送された日でした。これらの日には、国内外の選手の演技を実況する投稿や、日本選手への声援といった内容が多く見られ、SNS上では特にフィギュアスケートへの注目度が高いことがうかがえます。

次に、最もポスト数が多かった2月17日(火)について、時間帯別の動きをみると(図表6)、 この日のポスト数は、7時台に特に多くなっていました。当日は6時台に「りくりゅう」ペアのフリープログラムが行われ、金メダル獲得が確定。その後、7時台には表彰式の中継が放送されました。これらの時間帯の投稿内容を見ると、「りくりゅう」ペアの金メダル獲得を祝う声や感動を共有するポストが数多くみられました。

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最後に、ポストが2番目に多かった2月7日(土)の時間帯別の動きをみていきます(図表7)。開会式が中継された5時台から7時台にかけては、各国選手の入場シーンや演出を実況する投稿が多くみられました。開会式をきっかけに、ミラノ・コルティナオリンピックの開幕を実感したという声も多く、オリンピックならではの非日常感やお祭り感が、Xを通じて広く共有されていた様子がうかがえます。

もう一つ大きな盛り上がりがみられる28時台には、スキージャンプ・女子ノーマルヒル、スノーボード・男子ビッグエア、フィギュアスケート団体予選・男子シングルショートプログラムと、注目度の高い競技が放送されていました。さらに、スノーボード・男子ビッグエアでは木村葵来選手が金メダル、木俣椋真選手が銀メダル、スキージャンプ・女子ノーマルヒルで丸山希選手が銅メダルを獲得し、同時間帯に金・銀・銅が一度にそろう貴重な展開がみられ、ポスト数が増加しました。ポストの内容をみると、各選手へのメダル獲得の瞬間を祝う声に加え、金・銀・銅がそろったことへの驚きや喜びを表現する投稿が目立ちました。

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このように、X上でポストが多く集まるのは、結果が確定した瞬間や表彰式、開幕といった節目を多くの人が同時に目にする場面であることがわかります。多くの人がリアルタイムで同じ瞬間を共有できることは、オリンピックのような一大イベントならではの魅力といえるでしょう。

おわりに

今回は、テレビ放送、動画配信、X(旧Twitter)の動きを通して、ミラノ・コルティナオリンピックがどのように楽しまれていたのかを振り返りました。現地とは8時間の時差がある大会でしたが、テレビでは多くの人が競技中継や関連番組を楽しみ、全国で9,700万人以上に視聴されました。また動画配信は、リアルタイム配信やハイライト、オリジナル番組を通じて862万UBが関連動画を視聴し、特に決勝やメダルがかかる場面といった注目度の高い瞬間はリアルタイムで楽しまれていました。X上にもたくさんの反応が集まり、多くの人が同じ瞬間を見守り、感動を共有していた大会だったと考えられます。

(※1)
〈平均視聴人数〉
その番組の放送時間を通じて、平均でどれだけの人が視聴していたかを推計した値。全国32地区の個人全体4才以上の視聴率を推計人口マスタ(*)に掛け合わせて推計。 
〈到達人数〉
個人全体4才以上における1分以上の番組視聴を"見た"と定義し、その番組がどれだけの人が視聴したのか(到達したのか)を推計した値。全国32地区の個人全体4才以上の到達率を推計人口マスタ(*)に掛け合わせて推計。
*推計人口マスタ:住民基本台帳、国勢調査より推計した人口・世帯数にエリア内特性調査(当社)より推計した自家用TV所有率を乗じたものです。平均視聴人数、到達人数には、当社が視聴率調査を実施している調査エリアを全国に拡大して推計したものを使用。
(※2)
通常期間:前四週の曜日別毎1時間の平均
(集計対象期間:2026年1月8日(木)~2月4日(水))
(※3)
総視聴UB数:
・TVerおよびYahoo!オリンピック特設ページでのリアルタイム配信(LIVE)と各競技のハイライトなどのコンテンツ(VOD)すべてを対象とした動画再生ユニークブラウザ数
・Yahoo! のSDブラウザ(iOS)については、ITPの影響でUB≒Impとなります
・集計期間:2026年1月21日(水)-2026年3月3日(火)<ミラノ・コルティナオリンピック特設ページ公開期間>



【本記事で紹介したサービス】
・サービス名:「テレビ視聴率」(全国32地区)
・サービス名:「Buzzビューーン!

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