Inter BEE Content Forum 2014事前申込制

幕張メッセ・国際会議場2階 国際会議室
企画:一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会(JESA)

国内外から映像・音響各分野で活躍する第一人者をプレゼンターに迎え、ユーザ・エクスペリエンスによって変わるコンテンツビジネスの最新動向を議論します。

基調講演1日英同時通訳付無料

11月19日(水)10:30-11:30

「米国の放送事業者に対する新帯域割り当てのチャレンジ」

サム・マセイニー 氏

サム・マセイニー 氏
NAB(全米放送事業者協会)最高技術責任者

■概要
アメリカにおけるアナログからデジタルへの規格変更は成功を収め、視聴者と放送業者に複数の恩恵をもたらしました。時間と技術は進歩し、5年後の現在ATSCの新しいテレビ規格であるATSC3.0の策定が進められています。これはアメリカが2015年に予定している世界初のスペクトラムインセンティブオークションと同時に進められている。このオークションでは放送業者は国内の無線キャリアや投機家向けの周波数のオークションによって得られる利益と引き換えに自発的に割り当てられた周波数の全部もしくは一部を提供することができます。このプレゼンテーションではデジタルテレビの進化に目を向け、放送業者による次世代の放送技術要件の定義に向けた取り組みについて説明します。ATSC 3.0プロセスへの参加概要、世界的な調和の模索、そして次世代放送技術を実施するにあたって残された課題について説明する。また、本プレゼンテーションではアメリカの周波数オークションプロセス、そのタイムテーブルそしてアメリカの放送業者に与える影響についても簡単に説明します。

基調講演2日英同時通訳付無料

11月19日(水)13:00-13:40

新たな放送・メディアサービス展開に向けて

浜田 泰人 氏

浜田 泰人 氏
日本放送協会 技師長

■概要
2011年7月の地上デジタルテレビ放送完全移行後、NHKでは新サービスとして、放送・メディアサービスの将来展開について取り組んでいる。昨年9月からは放送と通信が連携したサービス「ハイブリッドキャスト」の試行を開始し、来年4月からはその本格運用も検討している。また放送技術研究所が10年以上前から研究してきた次世代放送方式「8Kスーパーハイビジョン」は、2014年の9月に公表された「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合 中間報告」に従い、2018年の実用放送開始を目指している。その現状と取り組みについて講演する。

基調講演3日英同時通訳付無料

11月19日(水)14:00-14:50

第一部「近未来の放送サービスとメディア戦略について」

本間 康文 氏

本間 康文 氏
株式会社TBSテレビ
メディア戦略室長

■概要
ファイバー/ケーブルの普及とハードウエアの高性能化により、放送を取り巻く環境は大きく変化している。
講演では、通信・放送連携サービス(Hybridcast)、4Kなど映像の高精細化、地上デジタル放送帯の有効活用(エリアフルセグ放送)など、近未来の放送サービスへの取り組みと戦略について言及する。

第二部「IP・クラウドを活用した映像コンテンツプロダクション」

大吉 なぎさ 氏

大吉 なぎさ 氏
株式会社TBSテレビ
メディア戦略室 メディア戦略部 テクニカルプロデューサー

奥 るみ 氏

奥 るみ 氏
グーグル株式会社
Google for Work クラウドプラットフォーム セールススペシャリスト

吉積 礼敏 氏

吉積 礼敏 氏
吉積情報株式会社
代表取締役社長

■概要
「無制限クラウドストレージは映像制作に活用できるのか?」「コンテンツを社外に置いてセキュリティは大丈夫なのか?」などの疑念を検証するため試験運用を開始しました。講演では、GCP(Google Cloud Plathome)上に構築した映像プロダクション支援システムをご紹介しながら、クラウド利用に関する様々な事柄について掘り下げて行きます。

特別講演日英同時通訳付無料

11月19日(水)15:00-17:30

「全員一斉」と「各人確実」を実現する「徳島方式」を
全国規模の新たなプラットフォームへ

東名阪地区で地上デジタル放送が始まって11年を過ぎるが、放送と通信の両特性を活かした社会サービスは登場していない。日本テレビは、独自開発したソーシャルTV技術をもとに、徳島県やマイクロソフト、ローカル局と共同して社会プロジェクトJoinTownによる「徳島方式」に取り組み、ICT街づくりとして高齢化率50%を超える徳島県・阿部地区で実証実験を行ってきた。
日本が抱える2大課題の災害対応と少子高齢に対応した取り組みについて、飯泉徳島県知事をはじめ地元自主防災会、日本テレビからプロジェクトの概要と意義を紹介。さらに“インターネットの父”村井慶応大教授がICT街づくりプラットフォームの目指す社会的目標と、全テレビ局で展開するための仕組みづくりについて、マイクロソフトも交えた関係者パネル討論で解く。

15:00-15:10 ガイダンス
15:10-15:30 特別講演:進化する「光ブロードバンド王国・とくしま」(仮題)

飯泉 嘉門 氏

飯泉 嘉門 氏
徳島県知事

■概要
徳島県における光ファイバーの整備に始まり、これまでのICTの取り組みを紹介するとともに、全国を先導する次世代放送の実証について、最後に、待ったなしの防災・減災対策や高齢化対策など、日本が直面する課題の解決に向けて、放送と通信の融合によるICT街づくりについて話を進める。
・全国屈指のブロードバンド環境を活用したサテライトオフィスの誘致
・徳島が先導する次世代放送、4K実証の取り組み
・放送と通信の融合による防災・減災対策の推進
15:30-15:45 講演:「マスとパーソナルの融合を図る新しいプラットフォームの紹介」

中村 遥風 氏

中村 遥風 氏
日本テレビ放送網株式会社
インターネット事業局インターネット事業部

■概要
テレビの放送技術とクラウド技術を組み合わせ、「全員への一斉告知」と「各人へ確実に伝える」新たなプラットフォームによる街づくりプロジェクト「徳島方式」の特徴を解説。
15:45-16:05 対談:「徳島県阿部(あぶ)地区の住民と地元民放が語る『高齢者も安心できる生活と災害対応』」

瀬戸 興宣 氏

瀬戸 興宣 氏
阿部自主防災会事務局長

武知 浩史 氏

武知 浩史 氏
四国放送テレビ 編成部 部長

■概要
阿部地区の自主防災組織が『徳島方式』を活用した防災の備えと被災時の訓練で得た確信と、それを支える地元放送局の役割も示す。
16:05-17:30 パネルディスカッション:「日本の社会課題に対応するICT社会インフラづくり『徳島方式』を全国に展開するために」

これから必要となる社会のインフラとして、デバイスやサービスに依存しないメディア横断型のプラットフォームとは何かを探り、注目集める『徳島方式』の全国展開を検討する。マイナンバーとの連携も視野に深める。

村井 純 氏
©川津貴信

チェアマン:村井 純 氏
慶應義塾大学 環境情報学部長・教授

小笠原 陽一 氏

パネリスト:小笠原 陽一 氏
総務省情報通信国際戦略局情報通信政策課長

飯泉 嘉門 氏

パネリスト:飯泉 嘉門 氏
徳島県知事

小杉 善信 氏

パネリスト:小杉 善信 氏
日本テレビ放送網株式会社 取締役 専務執行役員

小原 琢哉 氏

パネリスト:小原 琢哉 氏
日本マイクロソフト株式会社 執行役 専務

招待講演1日英同時通訳付無料

11月20日(木)10:30-11:20

「放送技術の将来とは何か」

ピーター・ホワイト氏

ピーター・ホワイト氏
IABM(国際放送機器工業会)チーフ・エグゼクティブ

ピーター・ブルース氏

ピーター・ブルース氏
IABM(国際放送機器工業会)APAC理事

■概要
放送とメディアは技術に基盤を持つ産業であるが、放送ハードウェアの価値は、非常な速度で消滅しつつある。ハードが急速にコモディティ化するなか、ハードウェア製造業者は真剣にソフトウェアとサービスに基づくビジネスモデルを考慮しなくてはならない局面にある。

大規模な、産業屈指の技術ベンダー会社は軒並みリストラを始めており、新時代の準備段階としての合併や吸収の熱狂のただ中に身を置いている。

このセッションでは、IABMによる当該地域の調査をもとに、客観的なデータと分析を提供する。その後、特に選ばれた地域の主な産業リーダーによるパネル討論で、いかに技術進歩のペースがビジネスモデルに変化をもたらしているのかを明らかにする。

招待講演2日英同時通訳付無料

11月20日(木)11:30-12:20

「欧州の放送および放送技術の過去、現在、未来」

ピーター・オーエン氏

ピーター・オーエン氏
IBC(国際放送機器展示会)
IBCカウンシル 会長

■概要
1964年、欧州とその放送技術は政治と連合により規定されていた。現在、欧州連合(EU)には28の加盟国があり、ヨーロッパ放送連合(EBU)には56の加盟国ある。欧州を規定することは容易ではないのだ! PAL方式とSECAM方式が色度基準を競い合い、今はDVB規格が欧州中に行き渡っている。しかし、視聴者も変化している。モバイルやインターネット・コンテンツが既存のサービスに挑んでいるからだ。本プレゼンテーションでは、50年間の変遷を探る。

招待講演3日英同時通訳付無料

11月20日(木)12:30-14:00

「クラウド活用によるメディアワークフローの進化」

マーク・ランバーグ氏

マーク・ランバーグ氏
アマゾン ウェブ サービス
メディア&エンタティンメント部門ジェネラルマネージャ

北迫 清訓 氏

北迫 清訓 氏
アマゾン データ サービス ジャパン株式会社 ソリューションアーキテクト

■概要
映像のコンテンツ制作や配信にクラウドの活用を検討する企業が増えています。クラウドはメディア業界の共通課題であるAnytime, Anywhere, Any Devicesに対する有効な解決策となります。さらにクラウドはフィルム制作や放送といったメディアワークフロー全体に適用することも可能です。本セッションでは映像制作・保管・映像処理・配信といったメディアワークフローへのクラウド活用方法と、俊敏性や効率性の向上、価格破壊といったメディア業界におけるトレンドをご説明いたします。

招待講演4日英同時通訳付無料

11月21日(金)10:30-11:20

「IMFについて」

サイモン・ロアーズ 氏

サイモン・ロアーズ 氏
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社 放送機器エリア・マネージャ

■概要
IMFは、ディズニー、ソニー、フォックスなどから成るUSの大手ポストプロダクション・放送企業が策定した次世代のデジタル・マスター・フォーマットです。コンテンツ・プロバイダ、ポストプロダクション、放送局、配信業者間のデジタル・コンテンツの授受に効率的な環境をもたらすIMFは、2011年2月最初の規格書が、3月にSMPTE規格として発行されています。USコンテンツの取扱いに避けては通れないIMFについての技術概要と、市場についてご紹介します。

招待講演5日英同時通訳付無料

11月21日(金)11:30-12:20

「メディア・放送業界向けオールIPストレージ」

チャールズ・セヴィア 氏

チャールズ・セヴィア 氏
EMCジャパン株式会社 EMCアイシロン部門 アジアパシフィックジャパンCTO

■概要
現在、特定用途に特化したインフラからIPベースで拡張性に優れ管理も容易なオープンなインフラへの移行が進んでいます。EMCアイシロンは最新の業界標準プロトコルをサポートし、リアルタイムの非圧縮4K編集やOpenStack Swiftのサポートによるクラウドベンダのアーキテクチャに依存しない大規模なコンテンツアーカイブ環境を実現するなど、先進的なSDSソリューションを提供しています。業務がファイルベースのシステムに移行しアプリの仮想化も進みつつある今、ストレージの重要性はますます高まっているといえるでしょう。
今回のプレゼンでは業界の世界的な動向やマーケットがいかに急速に変化しているかについてお話します。またコストを抑えパフォーマンスが向上したアイシロンの新製品をご紹介すると共に、IPストリーミング(OTT TVやHbb TV)がもたらす新しい収益モデルやビッグデータ分析についても説明します。

招待講演6日英同時通訳付無料

11月21日(金)12:30-13:10

「南米の放送局における現在の課題」

オリンピオ・ジョセ・フランコ 氏

オリンピオ・ジョセ・フランコ 氏
ブラジルテレビ放送技術協会 会長

■概要
- 南米各国におけるデジタルテレビ放送の普及度
- 南米におけるアナログ放送終了の進行予定
- それぞれの国における周波数帯域の再割り当てを巡る大論争とその結末
- 南米地域における放送業界の将来の予測

映像シンポジウム 資料ダウンロード日英同時通訳付無料

11月20日(木)14:30-17:30

「超高精細映像コンテンツ制作の現状と課題」

●司会・進行

為ヶ谷 秀一 氏

為ヶ谷 秀一 氏
女子美術大学評議員(前女子美術大学・大学院教授)

國重 静司 氏

國重 静司 氏
株式会社NHKアート 常務取締役

●プレゼンター
4K放送始動・2020年に向けた期待と課題

元橋 圭哉 氏

元橋 圭哉 氏
一般社団法人次世代放送推進フォーラム 事務局長

■概要
2014年6月、128度CSを使った4K試験放送が始まった。9月には国から新しい「ロードマップ」が示され、2016年にBSを使って8Kや複数チャンネルの4Kの試験放送が行われる目標も示された。この1年で4Kの制作機材やワークフローも小型化、簡便化が進み制作環境も日進月歩で変化している。4Kのコンテンツ制作に関するビジネスや文化がどのような発展を見せていくのか?また、そのための課題は何かを報告する。

4Kコンテンツ制作におけるマスタリング作業の留意点について

清野 晶宏 氏

清野 晶宏 氏
株式会社IMAGICA 技術推進室 エンジニアリングソリューションユニット / チーフリサーチャー

■概要
IMAGICAがこれまで行ってきた4Kコンテンツ制作ならびに各種マスターを取り扱ってきた経験を通じて気が付いたことや課題を述べるとともに、ポストプロダクションの立場から再活用を見据えたマスタリング作業の留意点について述べる。

4Kドラマ撮影現場からの報告

今井 正 氏

今井 正 氏
株式会社日テレ・テクニカル・リソーシズ 営業センター企画営業部 専任担当部長

■概要
・4Kによる撮影、ポスプロ作業の経験談
・経験によって得た課題、問題点の解説
・4K制作の今後の展開予想

「4Kネット配信時代到来 ~「ひかりTV 4K」の取り組みと課題 ~」

永田 勝美 氏

永田 勝美 氏
株式会社NTTぷらら 取締役 技術本部長

■概要
NTTぷららは、国内初4K商用VODサービスとして「ひかりTV 4K」を10月27日に開始した。総務省より新たな4K/8Kロードマップが提示され、放送、CATV、IPTVにおける4K/8Kサービスの道筋が示される中、4K市場開拓に向けて始動した4Kネット配信サービスの展開や課題について述べる。

音響シンポジウム 資料ダウンロード日英同時通訳付無料

11月21日(金)13:30-16:30

Audio Over IPの最新動向と応用

●司会・進行

沢口 真生 氏
沢口音楽工房 サラウンド寺子屋塾 代表 / Fellow AES/ips

亀川 徹 氏
東京芸術大学 音楽学部 音楽環境創造科 教授

●プレゼンター

由雄 淳一 氏

「AES67概要とオーディオIP伝送に関する規格類」
由雄 淳一 氏
パイオニア株式会社 研究開発部 標準化支援・著作権センター 主幹研究員

■概要
近年オーディオデータの伝送はネットワークを利用し低遅延の伝送も実用化した、ここで伝送方式は多々あるため方式相互に利用することが難しかった。AES67はこの互換性確保のための推奨規格であり、その概要について解説する。

「Ravennaの技術背景と応用例 」
ドミニック・ブルルハート 氏
マージング・テクノロジー社 副社長 ソフトウェアエンジニアリング部門 責任者

■概要
現在大きな流れになりつつあるIP伝送による高品質音声伝送規格のひとつであるRAVENNAの伝送規格の特徴とその技術を使った録音からポストプロダクション放送といった応用例について解説。

「DiGiGrid 及びSoundGridネットワーキング」
ダン・ペイジ 氏
DiGiCo UK Ltd. インターナショナル・セールス DiGiGridセールス・アプリケーション・スペシャリスト

■概要
Wavesが開発するAoIP規格SoundGridは、5年以上前からYamaha、DiGiCo、Allen & Heathなどのライブコンソール・メーカーが対応、普及が進んでいます。DiGiGrid製品の登場でレコーディングの世界にどのような変革をもたらすのか、DiGiGrid製品のスペシャリストが解説します。

コーディネータ:山口 哲 氏
株式会社メディア・インテグレーション MI事業部ディレクター

「放送とポストプロダクションにおけるRedNetとDante」
ウィル・ホルト 氏
フォーカスライト RedNet R&D部門 プロダクトマネージャー

■概要
Red Netシステムの技術背景と放送やポストプロダクションにおける応用例を紹介

「 レゾネッツの考えるAudio over IP技術 」
丹下 昌彦 氏
レゾネッツ株式会社 代表取締役

■概要
独自技術によって開発された、Resonetz Link の特徴と応用を実例とあわせてご紹介いたします。
これからの時代に要求されるIP伝送技術のニーズと設計ポイント及び、ラジオ放送の本線IP伝送に多数採用された伝送技術と応用機器について解説します。
ハードウエアベースの安定した信頼性を実現したResonetz Linkはインターネットやモバイルネットワークでの利用も視野に入れており、これらの利用した新しいIPオーディオ伝送の利用についても紹介いたします。