Inter BEE 2022

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映像制作/放送関連機材 2021.11.10 UP

【Inter BEE 2021】アマゾン ウェブ サービス AWS 最新クラウド導入事例を紹介するセミナーを開催

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アマゾン ウェブ サービス(以下AWS )は、11月17日から19日までオンラインで開催されるInter BEE 2021 ONLINEで、バーチャル・ブース出展と、5つのテーマによるセミナーを開催する。

バーチャル・ブースでは、放送・映像業界で良く利用される6つのAWS サービス紹介動画の公開とライブチャットによるサポートを行う。

11月18日に開催する5つのセミナーでは、主に「スポーツ」と「コンテンツサプライチェーン」をテーマに、放送局、コンテンツ配信会社などによる実際の AWS 活用の事例を紹介していく。AWS からのクラウドサービスの紹介とともに、各社の技術・ビジネス担当者が登壇し、具体的なワークフロー開発のねらいや経緯、導入による効果を聞くことができる。

■バーチャル・ブースで6つのAWS サービス紹介動画とライブチャットによるサポートを実施

バーチャル・ブースでは、放送・映像業界で良く利用される6つのAWS サービス紹介動画の公開とライブチャットによるサポートを行う。

「AWS Media Services」のコーナーでは、AWS Media Servicesの概要と、動画配信機能を実現するための各サービスの内容と具体的な使いどころについて紹介する。

「AWS Elemental アプライアンス」のコーナーでは、アプライアンス型リアルタイムエンコーダーの「Elemental Live」と「Elemental Link デバイスファミリー」について、それぞれの特徴と用途を紹介する。

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AWS Elemental Linkファミリー AWS Elemental Link(上)と今夏にリリースした 4K HDR対応ライブエンコーダー AWS Elemental Link UHD

「AWS Storage サービス」のコーナーでは、用途に応じたストレージサービスの使い分けとコスト最適化について紹介する。

「クラウドレンダリング」のコーナーでは、アニメ制作会社やゲーム会社によるクラウドレンダリングの事例などを交え、AWS によるクラウドレンダリングの実際を紹介する。

「AWS エッジソリューション」のコーナーでは、CDNサービス 「Amazon CloudFront」 の概要とアップデート、エッジでのセキュリティ関連サービスの紹介を行う。

「AIMLソリューション」のコーナーでは、動画・画像分析サービス 「Amazon Rekognition」 の放送・配信業界での活用例を紹介する。

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AWS はメディア業界・放送業界向け5 つのソリューション分野に合わせて ツールと技術パートナーを選択し、スケーラブルで伸縮自在かつセキュアなクラウドサービスを提供する

■スポーツ・コンテンツサプライチェーンをテーマにコンテンツビジネスにおけるクラウド活用の最前線を紹介

11月18日に開催する5つのセミナーでは、主に「スポーツ」と「コンテンツサプライチェーン」をテーマに、放送局、コンテンツ配信会社などによる実際の AWS 活用の事例を紹介していく。AWS からのクラウドサービスの紹介とともに、各社の技術・ビジネス担当者が登壇し、具体的なワークフロー開発のねらいや経緯、導入による効果を聞くことができる。

同セッションを企画するアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 インダストリー事業開発部シニア事業開発マネージャーの山口賢人氏は、今回のセッションの内容やポイントについて、次のように話す。

「スポーツにおけるクラウドの活用が進んでおり、今年は特にお客様が興味を持たれているのを感じている。今年夏に開催された大規模なスポーツイベントや、来年冬季のスポーツイベント、FIFAワールドカップなどが続く中、放送やコンテンツ配信においてスポーツは大きなテーマになっている。コロナ禍で行われるこれらのイベントでは、制作の効率化と新たなファンエンゲージメントの提供に向けて、リモートでのコンテンツの制作や機械学習の活用、配信機能拡充など、これまでクラウドの活用をより深化させることで、新たなメリットを享受していただいている」
「スポーツとひとくくりにいっても、いろいろなソリューションがあり、各放送局、各企業でどのように活用されているか、直接開発に携わった方々に登壇いただいてお話をしていただくことで多彩なAWS サービスとそれらのさまざまな活用方法を知っていただきたい」(山口氏)

■5つのテーマで開発担当者が詳細を紹介

11月18日のセミナーのタイトルと概要、参加企業は以下の通り。(社名 敬称略、順不同)
☆「AWS を活用したライブ映像の収録およびスポーツイベントでの活用事例」
(セミナーNo.ES1-201、2021/11/18(水)10:00〜11:00)
[参加企業・担当者]
株式会社TBSテレビ:関昭一氏
株式会社トラフィック・シム:山田幸太朗氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン:宮崎剛氏

☆「AWS を活用したコンテンツ価値を最大化するABEMAのクラウド戦略」
(セミナーNo.ES1-202、2021/11/18(水)11:30〜12:30)
[参加企業・担当者]
株式会社AbemaTV:岸良氏
株式会社AbemaTV:御池崇史氏
株式会社AbemaTV:中澤優一郎氏
株式会社サイバーエージェント:東和宏氏
株式会社AbemaTV:髙峯明日希氏
株式会社AbemaTV:山田岳人氏

☆「AWS を活用した朝日放送テレビ株式会社のリモートプロダクションに関する取組」
(セミナーNo.ES1-203、11月19日13:00〜14:00)
[参加企業・担当者]
朝日放送テレビ株式会社:土井匠氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン:小南英司氏

☆「AWS で実現するスポーツコンテンツ管理と機械学習の活用」
(セミナーNo.ES1-204、11月18日14:30〜15:30)
[参加企業・担当者]
株式会社NTTぷらら:中川伸朗氏
ソニーマーケティング株式会社:今泉彰太氏
アマゾンウェブサービスジャパン:斎藤兼一氏

☆「AWS のマネージドサービスをフルに活用したマルチチャンネル対応ライブ配信の実現」
(セミナーNo.ES1-205、11月18日16:00〜17:00)
[参加企業・担当者]
株式会社U-NEXT:柿本崇利氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン:長谷川純也氏

■今夏開催の国際的大規模スポーツイベントにおけるクラウド活用を紹介

「AWS を活用したライブ映像の収録およびスポーツイベントでの活用事例」
今夏の国際的大規模スポーツイベントで民放各局は、クラウドにアップロードされた素材をプレビューして必要な箇所をダウンロードし、報道等の番組で利用した。

このワークフローは、トラフィック・シムが開発したソリューション「RecShare CLOUD」で実現している。複数の企業へ素早く、セキュアに素材を共有することが求められるシステムはクラウドとの親和性が非常に高いという。講演では、素材をクラウドにアップロードする仕組みをはじめ、効率的に共有するための工夫について紹介する。

■コンテンツサプライチェーンのすべての工程をクラウドで管理

「AWS を活用したコンテンツ価値を最大化するABEMAのクラウド戦略」
ABEMAが数年間にわたり進めてきたAWSでのコンテンツサプライチェーンのクラウド化について、各プロジェクトの担当者がクラウド化の状況を説明する。メディア・アセット・マネジメント・システムをクラウド上で構築する利点とそこに至った経緯、実現するために行われた取り組みを紹介する。

テレワークへの対応、素材のinからoutまでをクラウド化するための仮想デスクトップサービス 「Amazon WorkSpaces」の活用。フルマネージドのトランスコードサービス「AWS Elemental MediaConevert」による高速でスケーラブルなワークフロー構築。コンテンツ価値を最大化するためのAWSストレージサービスをベースにしたクラウドアーカイブシステムの構築。柔軟性、可観測性の高いメディアワークフローを実現するために「AWS Step Functions」の利用を紹介する。

クラウドを活用することで、従来のように数年後のシステム更新まで同じシステム・ワークフローを使い続けていた時代と異なり、運用しながら改善・修繕を重ねてダイナミックに進化を続けていくシステムを紹介する。

■ライブプロダクションのクラウド化で柔軟な制作環境を構築

「AWS を活用した朝日放送テレビ株式会社のリモートプロダクションに関する取組」
ライブコンテンツ制作において現地へ派遣するスタッフや機材を減らし、制作コストを下げるために「ライブプロダクション環境のクラウド化」への取り組みが進んでいる。クラウドのスケールメリットや従量課金制は、スポーツやイベントにおけるライブプロダクションで特にメリットを享受しやすい。

朝日放送テレビは、スポーツやニュースの制作におけるライブコンテンツ制作にクラウドを導入し、リモート化を実現している。スタジアム、仮設スタジオなど現場から送られてきた信号をスイッチング、ミキシング、CGを乗せて配信・放送するワークフローを、自社のエンジニアによりクラウド上に構築している。同社で昨年発表したネットワーク型タリーシステム「AirTally」を組み合わせ、実際にクラウドのライププロダクション環境で使用した例を紹介する。

■スポーツ映像を機械学習で解析・タグ付けし、自動ハイライト編集

「AWS で実現するスポーツコンテンツ管理と機械学習の活用」
スポーツでのクラウドの活用は多岐に渡る。機械学習を用いた動作解析によるアスリート支援や戦術分析、映像への自動タグ付けなどの取り組みは特に、注目を浴びている。

NTTぷららとソニーは、卓球のプロリーグ「Tリーグ」で、機械学習を用いて自動ダイジェスト生成を実現している。ストリーミング映像から映像・音声解析を行い、点数変動をプロット、ボールの音からラリーを検出、会場音声から盛り上がりを検出、さらに外部スタッツ情報をシステムに取り込む。これらの情報からAI技術を用い、ストーリーを組み立て、長短尺のダイジェストを生成する。講演では、システム開発の経緯、クラウド活用の仕組み、今後の取り組みについて紹介する。

■クラウドで女子ゴルフツアーのマルチチャンネル・マルチアングル対応ライブ配信を実現

「AWS のマネージドサービスをフルに活用したマルチチャンネル対応ライブ配信の実現」
映画、ドラマ、アニメ、電子書籍などのコンテンツ配信を行う株式会社U-NEXTは、2020年のコロナ禍以降、エンターテイメント業界のライブ興業の中止が増えたことをきっかけに、マルチアングル対応のライブ配信のプラットフォームとして AWS を採用した。

今年6月には、マルチチャンネルに対応したプラットフォームを AWS 環境で新たに構築し、国内女子ゴルフツアーを全7チャンネルで独占配信するなど、新たな映像体験を幅広く提供していく仕組みを着々と整えている。マルチチャンネル、マルチアングルを利用することで、ユーザーは好きなホールの好きな選手の映像を選んで視聴できる。

マルチチャンネル配信では、プレイヤーをUIで切り替え、見たいシーンを見られるという配信ならではの演出をしている。アプライアンス型エンコーダーElemental Liveでオンプレミスからクラウドに映像を送信し、視聴者の手もとに届けるCDNまでを、すべてクラウドで完結している。

■クラウド活用の深化でより多くのメリットを享受

今回のセミナーでは、クラウドの利用範囲がライブ映像制作からサプライチェーン管理、配信まで広範囲にわたっていることが確認できる。クラウド利用が放送・配信業界のDXに不可欠なものになっていることが分かる。

「コンテンツの制作、管理、配信のコンテンツサプライチェーンの中で広く AWS を活用することで、AWS のさまざまなサービスやソリューションとの親和性が高まり、機械学習などAI技術も使いやすくなる。セミナーでお客様の声を聞いていただき、クラウド利用のメリットを知っていただきたい。」(山口氏)

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