【SPECIAL】INTER BEE CONNECTED 全体概要速報!成熟期の三年目、いよいよ濃厚な内容に

2016.11.17 UP

スポーツ定額配信サービス「DAZN」について、運営企業パフォーム・グループのCCOジョン・グレンジャー氏が講演

スポーツ定額配信サービス「DAZN」について、運営企業パフォーム・グループのCCOジョン・グレンジャー氏が講演

「新しい視聴計測はテレビをどう変えるか」として、ビデオリサーチ、ニールセン、インテージの三社が登壇

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「テレビ離れが進む?若者の生態系」と題し博報堂若者研究所・原田曜平氏が5名の大学生と登壇

「テレビ離れが進む?若者の生態系」と題し博報堂若者研究所・原田曜平氏が5名の大学生と登壇

 11月16日から、三日間の予定でINTER BEE CONNECTEDがスタートした。放送業界の機器展示会の中の、放送と通信の融合領域をテーマにした企画コーナーであるCONNECTEDも、2014年にスタートして三年目を迎えいよいよ円熟した内容となった。

 Connectedの会場は、今年InterBEE全体が広くなったためHall7に設置されている。駅や国際会議場に近づいた分、アクセスしやすくなったかもしれない。出展企業のブースと、セッション会場の2つで構成されている。Connectedは新規に出展する企業の入口の役割もある。そのため、去年までの出展社で単独出展に切り替えたところもあり、ブースを出している企業は少し減っているが、その分セッション会場が広がってシンポジウム色が強まったか

 10時にオープンした会場にはさっそく来場者が押し寄せ、一気に賑わった。各ブースにさっそく人びとが居並び、出展者の説明に聞き入っていた。今年はNHKが8Kのデモ映像を軸に出展しており、ひときわ目を引いた。会場手前のブースは、テレビ朝日、フジテレビ、日本テレビの展示が並んでおり、HAROiDやマルチスクリーン型放送研究会などと併せて、テレビ局の色が強くなっている。もちろん他にも、伊藤忠ケーブルシステムやEVCなどCONNECTEDの常連企業も出展しており、初参加のHewlett Packardも含めてバラエティに富んだ展示となっている。

 この日の目玉は、国際会議場で13時から行われたキーノートスピーチ。いま最も注目を集めるスポーツ定額配信サービス「DAZN(ダゾーン)」について、運営企業パフォーム・グループのCCOジョン・グレンジャー氏がイギリスから来日して講演した。パフォーム・グループがなぜスポーツ専門の配信サービスを起ち上げたか、そして世界でどんな戦略で展開していくかを、存分に語ってくれた。

 キーノートスピーチの模様は、セッション会場でもライブで映し出され、同時通訳を聞きながら聴講することもできた。

 11時からは「多様化が進む動画視聴スタイルの現状とテレビ」と題して、電通総研と博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所、つまり二大代理店の研究部門が合同で行うセッション。日本の広告業界の叡知を結集した形で動画視聴の現状を、最新の調査結果を駆使して解析した。


 14時20分からは「新しい視聴計測はテレビをどう変えるか」として、ビデオリサーチ、ニールセン、インテージの三社によるショートプレゼンとディスカッションが披露された。こちらも日本の三大メディア計測企業が一堂に会し、視聴計測の最先端の動向をお届けした。

 この日のトリは、16時10分からの「テレビ離れが進む?若者の生態系」と題して、博報堂若者研究所・原田曜平氏が5名の現役大学生をコーディネート。いまの若者のメディアとのつきあい方、その中でのテレビの位置づけを生々しく語ってくれた。

 セッションはいずれも、200名の席をほぼ埋め尽くす盛況で、それぞれのテーマへの関心の高さを感じさせた。


 今年はこれまでにも増して企画に力の入ったセッションがタイムスケジュールに並んでいる。スタッフたちの努力のたまものだと言えるだろう。17日、18日も非常にタイムリーなテーマが予定されているので、ぜひ覗いてみてもらうといいと思う。

 また、各セッションの模様は別途レポート記事をお届けするのでお待ちいただきたい。残り二日となったINTER BEE CONNECTED、ますます盛り上がることだろう。

スポーツ定額配信サービス「DAZN」について、運営企業パフォーム・グループのCCOジョン・グレンジャー氏が講演

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#interbee2019

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