11月18日~2021年2月26日

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ICT/クロスメディア 2020.10.29 UP [ PR ]

【Inter BEE 2020】デル・テクノロジーズ Dell EMC Isilonがエミー賞受賞 最新ハードウェア「Power Scale F200/F600」と次世代OS「OneFS」の最新バージョンを紹介

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新製品の「PowerScale F600」

 デル・テクノロジーズは11月18日から20日までオンラインで開催するInter BEE 2020 ONLINEに出展し、同社の最新ハードウェアとして、「Isilon」を引き継ぐ新ブランド「Power Scale」の新製品「F200」「F600」を出展する。また、「Power Scale」に搭載される次世代オペレーティング システム「OneFS」についての紹介をする。
 さらに、Dell EMC Isilonが今年、エミー賞を受賞したことについても報告をする予定。

■Dell EMC Isilonが テクノロジー&エンジニアリング エミー賞を受賞

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デル・テクノロジーズがエミー賞受賞を発表したプレスリリース

 Dell EMC Isilonが受賞したのは、Technology & Engineering Emmy Award(テクノロジー&エンジニアリング エミー賞)。
 2000年代のはじめ、コンピューターの進化とともに映像のデジタル化や高精細化が進み、取り扱うデータ量が増大する中で、大規模で高速処理が可能なストレージへの要求が高まっていた。そうしたなか、アイシロン・システムズ社(現:デル・テクノロジーズ株式会社)は、NASのパイオニアとして開発を進め、ストレージの黎明期にHSM(階層型ストレージ管理)システムとして誕生し、放送業界、映像制作の業界で支持を得た。その後、世界82カ国の放送局、ポストプロ、VFXプロダクションを含むグローバル企業がDell EMC Isilonのスケールアウト アーキテクチャーを導入している。

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Isilonは創業以来、デジタルならびにビッグデータ時代の到来を見越して一貫してスケールアウト型NASソリューションを提供してきた

 「スケールアウト」とは、サーバーの台数を増やしながら、一つのファイルシステムとして管理することで、増設時にCPUを追加することなく、しかもコンピューターの処理を停止せずに拡張が可能なシステムを指す。一部のサーバーが故障しても別のサーバーがカバーするため、安定したシステム運用ができる。膨大なデータを効率的に管理し、しかも運用を止めることなく、必要に応じて安全に拡張できる点が大きな利点だ。最近では、クラウドのサービスで提供されているが、Dell EMC isilonは、2000年代から一貫してこのスケールアウトのアーキテクチャを提供してきた。
 
 Dell EMC Isilonは、デル・ テクノロジーズが提案するメディア・エンターテインメント向けのソリューションの中で重要な位置を占めている。優れたコンテンツが認められ、多くの企業がエミー賞を受賞してきたなか、そうした制作者を支え続けてきたソリューションの実績と信頼が高く評価されたものといえる。
 
 本来は、4月に開催されるNAB Showで授賞式が行われる予定だったが、オンラインのみの開催となったため授賞式は中止となった。今回のInter BEE 2020のオンラインブースでは、エミー賞を受賞したDell EMC Isilonが、メディア・エンターテインメント ソリューションにおけるワークフローの簡素化、加速化、クラウド対応に役立てられた事例などを紹介するビデオを視聴できる。

■新ブランド「Power Scale」の新製品「F200」「F600」を披露

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「PwerScale」の新製品「F200」と「F600」

 デル・テクノロジーズは今年6月、Dell EMCのストレージソフトウェアとサーバーを基盤にした新ストレージファミリー「Dell EMC PowerScale」を発表した。 現行の「Dell EMC Isilon」を引き継ぐ新ブランドで、シリーズの全製品がオールフラッシュ(SSD)ノードで提供されており、「Dell EMC Isilon」のOSとして広く知られている次世代オペレーティング システム「OneFS」を基盤に設計されている。「Isilon」の製品群も今後、新ブランドの「PowerScaleファミリー」として提供される。

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エントリーモデルの「PowerScale F200」

 「PowerScale」は、従来のモデルと比べ、最大で5倍の処理速度を実現。また、インライン データ削減機能の強化によって、最大6倍の効率アップを実現している。これは、いわゆる「重複排除」の機能で、映像データのケースであればシリーズ作品などで同じオープニング映像やエンディングが使用される際に、同じ映像であることを判断して重複部分を削除することで、大幅に効率的な記録が可能になる。
 6月の発表会では、 1Uサイズの新たなエントリーモデル「PowerScale F200」「PowerScale F600」を発表している。
 
 「F200/F600」はNVMe/SAS SSDを搭載したエントリークラスのオールフラッシュノード。「Isilon」より小さい規模で利用でき、同時にペタバイト(PB)級のスケールへ拡張できる拡張性を持つ点が特徴となっている。最小構成の3ノード(3台)から、60PBまで、稼働しながら必要に応じて容量を拡張できる。最大1580万IOPSという高い計算処理能力も特徴だ。
 
 「PowerScale F200」は、SAS SSDを1ノードあたり4ドライブ搭載。最小物理容量11TBのモデル。ネットワークインタフェースは10/25Gbに対応。「PowerScale F600」は、NVMe SSDを1ノードあたり8ドライブ搭載。最小物理容量は46TB。ネットワークインタフェースは40/100Gb対応。
 
 「Isilon」のシリーズでは、最少物理容量が72TBであったため、放送・映像業界での導入もキー局、準キー局や大手の制作会社、ポストプロダクションが中心だったが、今回の「F200/F600」により、地方局やケーブルテレビ、中小規模の制作会社、ポストプロダクションなど、より幅広い利用が可能になる。

■最新OS「PowerScale OneFS 9.0」でシームレスな作業環境

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現行の「Dell EMC Isilon」も今後、「PwerScaleファミリー」として提供される

 PowerScale OneFSの最新バージョン「PowerScale OneFS 9.0」OSは、「PowerScale」と、既存の「Isilon」の両方をサポートする。
 新たな機能として、Amazon S3プロトコルによるオブジェクトストレージアクセスに対応している。オンプレミス上でもAWSと同じ環境で作業ができるため、ユーザーは、利用環境がクラウド上か、オンプレミスかを意識せずに利用できる。データの置き場所は利用頻度や利用方法などによって異なるが、同じプロジェクトでオンプレミスとクラウドのデータを用いるような場合、同一環境で作業ができることで大幅に作業効率をアップできる。
 
 「PowerScale OneFS 9.0」のもう一つの特徴として、1ファイル16TBまで対応する点があげられる。これはもともと、監視カメラの用途が拡大する中でカメラの高画質化が進むと共に、一度に長時間のファイルを扱うケースが増えていることに対応するために追加された機能だが、放送・映像業界でさらに進む映像の高精細化、カメラの稼働時間の長時間化にも対応でき、番組のシリーズ単位での管理なども更に効率的になるだろう。

 今回のInter BEE 2020 オンラインのブースでは、読売テレビの導入事例が紹介される。読売テレビはこれまで3年にわたって「Isilon」を導入し、番組制作部と報道部で使用してきた。紹介事例の映像では、現場で利用した担当者のコメントや、制作現場の様子などを見ることができる。

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