「放送の未来をつくる」IP化とリモートプロダクション最前線
放送業界におけるIP化とリモートプロダクションの最新動向について、
実際の事例を交えてご紹介します。
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企業間の垣根を超えた「連携」でMoIPとソフトウェア化による「コンテンツ制作のDX」を提案
放送業界におけるIP化とリモートプロダクションの最新動向について、
実際の事例を交えてご紹介します。

高畑 陸 氏
株式会社WOWOW
エンジニア
2024年11月にST2110ベースでのIP化を行った。代理店はテクノハウス様、基幹SIはEvertz様にそれぞれ担当頂いた。IPシステムの基幹機器は全てEvertz製品で構築し、ハイクオリティな制御/包括的な監視/安価な保守費を実現した。両社にとって放送局への初の大規模システム導入となったが、その背景や結果について詳しくお伝えする。また、今後の局舎全体の設備更新の展望についてもお伝えする。
終了いたしました田中 聖二 氏
株式会社毎日放送
総合技術局制作技術センター スペシャルエキスパート 音声担当
岩本 和也 氏
株式会社毎日放送
総合技術局技術管理部 副部長
大阪・関西万博のオープニングイベント「1万人の第九EXPO2025」では、万博会場のカメラ21台の映像と64chの音声を、次世代通信IOWNを介してSMPTE ST2110で本社に伝送し、リモートプロダクションを実現しました。 本講演ではこのリモートプロダクションの詳細や、広大な屋外会場で中継を実現するにあたって直面した課題とその解決策に加えて、放送局として設備・経験・専用回線がない状態から、自社主導で大規模なリモートプロダクションを実現したそのプロセスと、具体的なノウハウを紹介します。
終了いたしました北島 正司 氏
NHK メディアイノベーションセンター 副部長
大阪・関西万博におけるIPリモートプロダクションの実証事例を紹介します。
現地常駐技術スタッフゼロの完全リモート運用や集約監視による効率化、設営・運用負担の軽減などの成果と、運用現場で見えてきた課題、今後の展望について解説します。
津高 仁志 氏
朝日放送テレビ株式会社
技術局 制作技術部 課長
朝日放送テレビでは、設備更新にあわせて、段階的にST2110規格でのIP対応を進めています。
2020年には制作サブの1つを、従来のSDIとIPを組み合わせたハイブリッド構成で更新し、運用の安定性を確保しながらIPに対応させました。
続く2023年には、ニュースサブをフルIP構成で構築し、IP化によるメリットを活用できる体制を整えました。
そして本年は回線システムを更新し、高い運用効率と、将来の拡張に柔軟に対応できるインフラを整備しました。
この回線システム更新を中心に、各設備の概要と運用について説明します。
さらにリソースシェアやリモートプロダクションへの取り組みについてもご紹介し、朝日放送テレビのIP化の現状と今後の展望についてお伝えいたします。