Magazine
【IBC 2012】AJAビデオシステムズ Thunderbolt製品を拡充
2012年09月28日
- AJA T-TAP
- KiStor Dock
■NABで発表のT-TAPを出荷開始
AJA Videosystems社は、Thunderbolt経由で、MacからHD-SDIとHDMI信号を出力する小型デバイス「T-TAP」の出荷を開始した。例えば業務用収録機と民生モニターに同時出力するなどの使い方ができる。価格は2万9800円(税別)。
小型SDIルーター「KUMO(クモ)」シリーズは、2RUの筐体で入出力各32chを持つ「 KUMO 3232」を発表した。ネットワークからウェブブラウザで制御できるほか、同一イーサネットで、1台から複数のKUMOを制御できる。
RS-422またはイーサネット上でグラスバレープロトコルに対応。既存インフラへの統合が可能になる。
KiProファミリーからは、ストレージとその接続アクセサリーをIBC2012で展示した。
「KiStor」はKiPro向けのUSB3.0対応ストレージ。250、500、750ギガバイトの3モデルが用意され、750ギガバイトで、1080/24pのプロレゾ422HQで最大8時間収録できる。
「KiStorドック」は、ドライブをMacやPCにThunderboltとUSB3.0で接続する。
KiProミニおよびラックの新ファームウェアは、収録フレームと時間を指定したタイムラプス収録や、アレクサやAG-AF100、PMW-F3のアンシラリデータによる収録スタート・ストップが可能になった。
同社のコンバーターFS2は、今回新たに発表したバージョン2.0ソフトにより、ROI(Region of Interest)ポジションパラメーターによるDVI変換を行うことが可能になった。1台でウェブコンテンツのリアルタイム切り出しやスケーリング、HD変換が可能で、3G/HD-SDI、HDMI、ファイバーから出力する。
AJAはこのほか、2K/4KDIワークフローの入出力とスケーリング機能を持つ「Corvid Ultra」を発表した。OEMで提供する。48/60pという高フレームレートと4K、3Dワークフロー、オンボードでのディベイヤー機能をサポートするほか、本体に2つの拡張カードベイを備える。
シャーシは2RUで、PCIエクスプレス×8と3メートルのPCIエクスプレスケーブルでホストに接続する。オプションの「トゥルースケール」カードは高品質にスケーリングする。2枚搭載すれば4K映像をマルチストリームスケールできる。
関連URL: