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【IBC 2012】ソニー 映像ソリューションを発表 4K映像配信もデモ
2012年09月26日
- ソニーのPMW-160
■衛星による4K映像配信をデモ
ソニーは、9月7日からオランダで開催された「IBC2012」で、4KおよびIP伝送、光ディスクアーカイブなどの映像制作ソリューションを発表した。
4K撮影できる「F65」カメラは、最大120コマ/秒のハイフレームレート撮影記録が可能となった。ブースでは、ルクセンブルクの大手衛星配信会社SESアストラ社と共同で4K映像を配信し、84型4Kブラビアに表示する実演をした。
光ディスクアーカイブストレージシステムは、小型カートリッジに12枚の光ディスクを内蔵し、一つの大容量ストレージとしてデータを蓄積する。
10月にはドライブユニット「ODS-D55U」と専用メディアを発売し、13年始めにはこれらを格納するロボティクスシステムを製品化。XDCAMアーカイブも12年12月発売の製品から同システムに対応する。
XDCAMシリーズは、1/3型フルHDエクスモア3CMOSセンサーを搭載し、高感度で低ノイズ撮影するカメラ「PMW-160」と、バッテリー駆動のレコーダー「PMW-50」を展示した。
スイッチャーでは、小型・低消費電力化や操作性の向上を図り、放送局以外でも導入しやすい価格帯を実現したプロダクションスイッチャー「MVS-6500シリーズ」「MVS-3000」を紹介した。
新規パネルで操作性を向上し、映像切り替え時にCGを挿入する機能などさまざまな映像エフェクト機能を搭載した。
カメラアダプター「CA-FB70」は、業務用カメラに装着しCCUと接続することで、長距離の信号伝送を可能にし、ライブカメラシステムを構築する。トライアックスケーブルで最長1.2キロメートル伝送できる「CA-TX70」も発表した。
ネットワークケーブル1本で、複数のHD映像をネットワーク経由で同期伝送する「NXL-IP55」も紹介。カメラ「HDC-2000」のネットワーク伝送機能と組み合わせたり、IP制御用アクセサリーにより旋回型リモートカメラを利用できる。
3D(立体視)システムでは、2倍速1080/100iで3D撮影し、SRマスターレコーダーで同期記録再生する「2倍速3Dスローシステム」を提案した。
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