【INTER BEE CONNECTED2018】放送を未来にCONNECTする展示とセッション、5年目を迎えてますます充実

2018.11.28 UP

テレビせとうちの展示。イタリアからはるばる来日して説明してくれた

テレビせとうちの展示。イタリアからはるばる来日して説明してくれた

AfterHoursセッションでは”宴会”のように会場が配置された

AfterHoursセッションでは”宴会”のように会場が配置された

最後のセッションでは「2030年テレビは何ができるのか」が問いかけられた

最後のセッションでは「2030年テレビは何ができるのか」が問いかけられた

Inter BEEの特設コーナーとして2014年にスタートしたINTER BEE CONNECTED、5年目の今年はひときわ来場者を集めて盛り上がった。放送を未来のあらゆる要素にCONNECTするコーナーとしての役割はますます増え、今後も高まっていくことが予感できた。例年にも増して成功と言える結果で、関係者にとっても来場者にとっても良い催しとなったと言えそうだ。
(コピーライター/メディアコンサルタント 境治)

今年の出展者は8団体。例年より減ったものの、多くの出展者がCONNECTEDでInter BEEにデビューし、コーナーを離れて本格的に出展するためだ。CONNECTEDは新規に参加する企業へのエントランスの役割も担っている。今年の展示では、岡山県のローカル局、テレビせとうちが出展していたのが目を引いた。展示内容も、ヨーロッパ発の"Red Points"というネット上での著作権侵害を追跡するサービスで、ユニークだ。日本での販売をテレビせとうちが請け負っているのだという。

CONNECTEDでは毎年、充実したプログラムのセッションを展開してきて、大きな目玉となっている。7番ホールに入ってすぐ、オレンジ色を帯びた200名規模のINTER BEE CONNECTED OPEN THEATERのステージが目を引く。今年はこのステージを中心に、国際会議場での基調講演も含めて13のセッションが開催された。

今年は聴講を予約制にしたためか、昨年よりかなり多くの来場者がそれぞれのセッションに押しかけた。 THEATERへの入場者数は前年から5割増となり大盛況。予約してあれば直前に行列に並ぶ必要もなく来場者にとってもスムーズな入場ができていたようだ。予約した人が優先だが、当日入場希望者も席が空いていれば入ることができたので、いろんな意味で予約制は良かったと思う。プロモーションにも力が入っていたので、良い成果が出たと言える。

別会場の基調講演を除いたセッションの中でもっとも来場者が多かったのは、今年初めての試みとなった視聴ログをテーマにした企画。タイムリーなテーマだったこともあり、立見も出て通路も埋め尽くすほどだった。視聴ログを公の場で議論する初の場となったこともあり、客席から熱気があふれかえるセッションとなった。

二日目最後には本来は会場が終了となる17:30からスタートするAfter Hoursセッションが初めての試みとして開催された。会場は丸テーブルを囲む形で椅子を並べた”披露宴形式”に整えられ、ビールとおつまみが振る舞われた。放送の未来を語り合うセッションでビールの効用もあってか会場も温度が上がり、来場者からも力強い意見が交わされた。参加型の催しとして成功したと言えるだろう。

最後2つのセッションは、地域社会と放送の関係をテーマにした連続性のある企画で、3日間のラストを飾って多くの来場者が集まった。登壇者が紹介する事例も最新技術を駆使するというより、地域の人びととの”つながり”を志すもので胸を打たれた。CONNECTの対象がネットやビジネスだけでなく、”地域社会”へも広がったことを感じさせる内容だった。

大きな盛り上がりを見せたINTER BEE CONNECTEDだったが、放送が進む明日への道も感じさせるコーナーとなった。来年はどう進化するか、いまから楽しみだ。来場者とともに放送の未来を模索するイベントにしてもらえるよう関係者には期待したい。

テレビせとうちの展示。イタリアからはるばる来日して説明してくれた

テレビせとうちの展示。イタリアからはるばる来日して説明してくれた

AfterHoursセッションでは”宴会”のように会場が配置された

AfterHoursセッションでは”宴会”のように会場が配置された

最後のセッションでは「2030年テレビは何ができるのか」が問いかけられた

最後のセッションでは「2030年テレビは何ができるのか」が問いかけられた