【Inter BEE 2018】NCS U-SDI対応フルスペック8K非圧縮レコーダーなど4K8K新製品とIP規格相互変換装置を出展

2018.11.9 UP

4K8K非圧縮レコーダ「DAB8000 シリーズ」

4K8K非圧縮レコーダ「DAB8000 シリーズ」

次世代8K機器開発向けオールインワン解析装置「DAB8000 mini シリーズ」

次世代8K機器開発向けオールインワン解析装置「DAB8000 mini シリーズ」

Multi Interface Converter「DCB8000 シリーズ」

Multi Interface Converter「DCB8000 シリーズ」

4K8K Video over IP Converter「DCB-IP シリーズ」

4K8K Video over IP Converter「DCB-IP シリーズ」

  画像処理システムや通信制御システムを得意とする日本コントロールシステム(NCS)は、11月14日(水)から16日(金)まで幕張メッセで開催するInter BEE 2018に出展し、8K対応製品とVideo Over IP対応製品を出展する。
 8K対応製品は3製品。非圧縮レコーダー、8K波形モニターの機能を搭載したマルチファンクション解析装置、マルチインタフェースコンバーターの3製品。3製品とも、フルスペック8K(7680×4320ピクセル、119.98Hz、RGB 4:4:4)に対応している点が大きな特徴だ。IP製品は、SMPTE ST 2202-6と、SMPTE ST 2110の二つのIP規格を双方向かつ同時に変換できる装置。
 
■フルスペック8K映像を非圧縮記録
 DRB8000シリーズ「4K8K非圧縮レコーダー」は、フルスペック8K映像を非圧縮で録画・再生。U-SDI(Ultrahigh-definition Signal/Data Interface)を標準インタフェースとして装備している。U-SDIは、NHKが開発し、ARIB STD-B58として標準化された伝送規格で、国際標準化も進められている。24芯の光ファイバーを用いており、これによりケーブル1本でフルスペック8K信号を伝送できる。インターフェースを3G-SDI×16chや12G-SDI×4ch、12G-SDI×8chに変更することもできる。 
 UHDTV規格フルスペック8Kの実効レート200Gbpsの非圧縮データを最大60分録画・再生可能。DPX、TIFF、YUVファイルでインポート、エクスポートもできるため、コンテンツ制作のほか、信号源としても用いることができる。画質評価、アルゴリズム評価・装置開発にも利用できる。また、RS422 9pin プロトコルで外部コントローラとの接続が可能。
 装置の前面に15.6型のWXGAタッチパネルを装備しており、サムネイル表示で直感的なユーザーインタフェースとなっている。すでに研究開発用途で導入の実績を持つ。
 
■8K映像信号変換機能も搭載した解析装置
 DAB8000 miniシリーズ「マルチファンクション解析装置」は1台で6つの機能を搭載している。
 搭載しているのは、(1)UHDTV対応ウェーブフォームモニタ、(2)UHDTV対応プロトコルアナライザ、(3)UHDTV対応パターンジェネレータ、(4)UHDTV対応オーディオアナライザ、(5)UHDTV対応信号変換、(6)UHDTV対応フォーカスアシストの各機能。
 対応インタフェースはU-SDIと3G-SDI、および12G-SDI。12G-SDIはTICO圧縮信号にも対応している。

 パターンジェネレータには、ユーザーが持つ画像をインポートして用いることも可能。また、信号変換機能として、U-SDIと3G-SDIの変換や、RGBとYCbCrの画像構造変換機能も装備している。また、フォーカスアシスト機能も搭載。
 大きさは業界最小クラスの3Uハーフラックサイズを実現し、撮影現場での利用も可能。
 
■8K映像のTICO圧縮・伸張も含め多彩なインタフェース変換が可能なコンバーター
 DCB8000シリーズ「Multi Interface Converter 4K8K」は、19インチラック3Uサイズで、フルスペック8Kの映像データを様々なインタフェースに変換する。12G-SDI、U-SDI、TICOで圧縮した12G-SDI、DisplayPort、NMIの各インタフェースボードを搭載。イン・アウト、どの組み合わせでも変換可能。必要に応じインタフェースボードを追加することができるなど、拡張性が高い点が特徴だ。
 
 日本コントロールシステム デジタルシステムユニット ユニットリーダーの飯野洋祐氏は「これら8K製品を組み合わせることで、研究、評価、開発用途だけでなく、映像収録やパブリックビューイング、サイネージ、大型ディスプレイでの表示などで非圧縮データを用いることができ、8K映像の美しさを生かすことができる」という。「簡易編集機能とプレイリスト作成機能にも対応している。プレイリストは1フレーム単位で編集でき自由度が高い点が好評」(飯野氏)
 会場では、3機種を接続したデモを実施。レコーダーでの8Kコンテンツ再生、コンバーターでのU-SDI⇒12G-SDI変換、解析装置での映像解析を実演する。
 
■二つのVideo Over IP規格を変換 ヒットレス切り替え機能も搭載
 DCB-IPシリーズ「4K8K Video Over IP Converter」は、 既存のSDIとIPの変換とは異なり、二つのVideo Over IP規格を変換する製品。SMPTE ST 2202-6と、SMPTE ST 2110の二つのIP規格を双方向かつ同時に変換できる。ST 2022-6は、SDI Over IPともいわれ、SDI信号をそのままIPに載せるもの。ST 2110は、ビデオ、オーディオ、その他のデータを別々に分けてIP伝送するもの。

 SMPTE ST 2022-7で規定されたヒットレス切り替え機能をサポートしている。これは、リモートで映像伝送する際に、あらかじめ障害が起きることを想定して冗長化する機能で、プライマリーとセカンダリーに分けて伝送することで、プライマリーに障害が起きたときに自動的にセカンダリーに切り替える機能を持つ。これにより、受信側は、プライマリーが切れてもシームレスにセカンダリーに切り替わった映像を受信できる。
 4K映像の圧縮伝送/非圧縮伝送に対応しており、エンコーダー・デコーダーを内蔵しているため、TICOによる圧縮・伸張もサポートしている。そのため、圧縮をしながらインタフェース規格の変換装置としても利用できる。

 次世代の制御規格であるAMWA NMOSのIS-04、IS-05に対応。IPネットワークを通じたリモートオペレーションや他社のAMWA NMOS対応製品との相互接続が可能。
 放送局での利用方法として、ST 2110で制作した番組データをST 2022-6で伝送することができる。規格変換をせずにTICO圧縮・伸張機能のみを使用することも可能なため、LAN側/WAN側のいずれもST 2110で接続し、LAN側は非圧縮伝送、WAN側は圧縮伝送とすることも可能。
 
【出展者情報】日本コントロールシステム(株)
■本社住所
神奈川県横浜市港北区新横浜2-7-9
■URL
http://www.nippon-control-system.co.jp/
■ホール / 小間番号
映像制作/放送関連機材部門 /ホール6 /6211 

4K8K非圧縮レコーダ「DAB8000 シリーズ」

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4K8K Video over IP Converter「DCB-IP シリーズ」

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