【Inter BEE 2018】エヌジーシー イーサネットで構築できるSANや大容量テープライブラリなどを出展 現場にフィットする映像編集システムをトータルで提供

2018.11.6 UP

FCを使わずに100Gbネットワークでストレージエリアネットワークを実現するQuantum社「StorNext SAN」

FCを使わずに100Gbネットワークでストレージエリアネットワークを実現するQuantum社「StorNext SAN」

最大8種類までのOSを選択して起動できるCIARA社のマルチブートシステム「TITAN 4208-G4」

最大8種類までのOSを選択して起動できるCIARA社のマルチブートシステム「TITAN 4208-G4」

 「最終的に映像編集をする人の作業が、便利で早くて楽になる。そうした体感ができるようなシステムインテグレーションを行っています。Inter BEEに出展する製品群も、そうしたトータルの提案やコンサルティングに必要なものです」。エヌジーシー(NGC) BSI事業部 営業3課課長の原田一人氏は、Inter BEE 2018の同社の展示(ホール6 小間番号6401)について、こう語る。現場にフィットするトータルシステムを提供するための構成要素と体験の提案を、11月14日(水)から16日(金)までの3日間、幕張メッセで開催するInter BEE 2018の同社ブースで実際に示そうというのである。ハードウエアに詳しい担当者からソフトウエアに通じた担当者まで擁する同社では、ハードとソフトを組み合わせた提案も可能だ。

■光ファイバーを使わずイーサネットで構築できるSANを出展
 Inter BEE 2018の同社ブースの展示の1つの中心的な存在が、Quantum社の100Gbネットワークを使用したFCスイッチを使わないストレージエリアネットワーク「StorNext SAN」である。従来はSANを構築するために光ファイバーを用いるFibre Channel(FC)の接続を利用していた。StorNext SANでは、このFCによる接続を100Gbpsのイーサネットに置き換えることがえきる。光ファイバーを利用することによるコストや機器の故障率を引き下げ、イーサネットでも十分な性能を備えるSANの構築ができることを体感できるようにする。

 原田氏は「イーサネットが高速化してきたことで、光ファイバーを置き換える提案ができるようになってきました。エヌジーシーではカタログ値だけでなく、実機と実際のアプリケーションを用いて編集機を介して利用する体感の検証を行って提案をしています。RAIDの組み方、ネットワークの設定などのノウハウを生かし、非圧縮の4K映像であっても1時間コマなしに再生できるような実際の体験から、StorNext SANの高速性を感じてもらいたいと思います」と語る。

■テープライブラリやマルチブートシステムなど現場の要望に対応
 Quantum社の新しい製品として、もう1つ出展するのが「Quantum Scalar i3」である。これは、StorNextストレージマネージャーを使用した自動バックアップLTOテープライブラリ。クラウドの利用が広まっている映像業界ではあるが、レガシーのテープの文化も実際の現場には重要であることから、ニッチな市場であっても製品の提供を続けていく。「バックアップでは、長期的にコストが低いテープに依然として高いニーズがあります。LTO(Linear Tape-Open)の最新版のLTO8では1つのカートリッジで最大12TBのデータを蓄積でき、クラウドよりも低コストで大容量データの保存が可能です。こうした製品を自動バックアップなどの業務のワークフローに組み合わせ、現場に即したソリューションの提案をしています」(原田氏)。

 また、編集機を効率よく可動させるためのマルチブートシステムの新製品も展示する。CIARA社の「TITAN 4208-G4」がそれで、1台のシステムで最大8種類までのOSを選択して起動できる。編集機は高速のCPUを搭載するなど高価な装置であり、LinuxやWindowsといったOS、FlameやDaVinciといったアプリケーションごとに1台ずつ用意している状況では稼働率が低く効率が悪い。CPUをXeonスケーラブル・プロセッサーにアップデートした最新のマルチブートシステムを導入することで、複数のOSやアプリケーションで効率的に高速な装置を共有して利用できるようになる。さらにエヌジーシーでは、仮想化環境を使った編集機のソリューションも参考出展する予定で、今後の編集機の効率的な利用の姿も垣間見ることができそうだ。

■勤怠管理まで可能なスタジオ予約システムなどもアピール
 エヌジーシーのブースでは、ハードウエアを中核とした上記のソリューション以外にも、多様なソリューションを展示する。その1つが、ポストプロダクション・制作会社・レンタル機材会社向けに自社開発をした、スタジオ予約システムの「NGC RISINGC」。スタジオ予約システムとして開発。提供しているソリューションで、テレビ局やポストプロダクションにすでに30社ほどの納入実績がある。RISINGCの特徴は、徹底的なカスタマイズに対応できること。スタジオ予約から、監督やエディターの採用履歴、実稼働の情報などまでの多様な勤怠管理に対応し、各社で異なる伝票処理まで対応する。

 こうした既存のソリューションについても、Inter BEEのブースで来場者への訴求を行っていきたい考えだ。また、近年取り扱いを始めたVRカメラを使ったソリューションや、スポーツ観戦ソリューションについても出展し、同社のトータルソリューションの底力を来場者に提案していく。

【出展者情報】(株)エヌジーシー
■本社住所
東京都千代田区麹町5-7-2 MFPR麹町ビル7階
■URL
http://www.ngc.co.jp
■ホール / 小間番号
映像制作/放送関連機材部門 /ホール6 /6401

FCを使わずに100Gbネットワークでストレージエリアネットワークを実現するQuantum社「StorNext SAN」

FCを使わずに100Gbネットワークでストレージエリアネットワークを実現するQuantum社「StorNext SAN」

最大8種類までのOSを選択して起動できるCIARA社のマルチブートシステム「TITAN 4208-G4」

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