【INTER BEE CONNECTED 2018】「ここまで来た テレビ番組の海外展開」セッション打合せレポート

2018.10.5 UP

左からフジテレビ早川氏、日本テレビ西山氏、佛教大学大場教授、TBS杉山氏、ABCインターナショナル井上氏
フジテレビ早川氏と日本テレビ西山氏

フジテレビ早川氏と日本テレビ西山氏

TBS杉山氏とABCインターナショナル井上氏

TBS杉山氏とABCインターナショナル井上氏

モデレーターの大場教授

モデレーターの大場教授

InterBEE Connectedでは放送と新しい領域や新規ビジネスとの"Connect"をテーマにした企画セッションが三日間様々に展開される。
最終日、16日(金)12:00〜13:00は「ここまできた テレビ番組の海外展開」と題してテレビ局のコンテンツが海外でどのようにビジネス展開されているか、またその課題は何かをディスカッションする。
(コピーライター/メディアコンサルタント 境 治)

■完パケ・フォーマット販売・リメイク。海外展開の形態は多様
当日モデレーターを担当するのは佛教大学教授の大場吾郎氏。元日本テレビで、昨年「テレビ番組海外展開60年史」(刊:人文書院)を出版したこの分野の研究の雄だ。
登壇するのは日本テレビ 海外ビジネス推進室海外事業部次長・西山美樹子氏、TBSテレビ メディアビジネス局海外事業部総合チーフ担当部長・杉山真喜人氏、フジテレビジョン コンテンツ事業室 総合事業局コンテンツ事業センター部長職・早川敬之氏、ABCインターナショナル 代表取締役社長・井上修作氏の四名。それぞれテレビ局の海外展開で実績を持つことで知られている。中でも杉山氏は「SASUKE」のフォーマット販売を成功させ、海外展開の第一人者として一目置かれる存在。筆者も前々から取材してきた。

さてこのセッションをどう進めてどう盛り上げるかの打合せが先日、登壇者とモデレーターが一堂に会して行われた。テレビ番組の海外展開は、例えば先般の規制改革推進会議の第3次答申でも重要課題として取り上げられるなど、進んでいないと言われている。だがここ数年、各局とも着実に実績を上げており実はかなり進んできている。そのことが放送業界の中でもいまひとつ知られていないようだ。
一方で、まだまだ課題も多く、その解決のためにもいったい何が今後の成長にハードルとなるのかを多くの人びとに知らしめたいところだ。

ひとつ議論になったのが、海外展開と言っても様々なパターンがあり、そのことがまず知られていない点だ。番組をそのまま放送する権利を売る分野は「完パケ」と呼ばれ、番組の海外展開と言うとそれを思い浮かべる人が多いだろう。だがいまは「フォーマット販売」や「リメイク権」のセールスもかなり増えてきている。その方が各国の文化や出演者に合わせることができるからだ。また放送権だけでなく配信権も取引され、いまやそっちが主流になってきた。そういったことも知ってほしい。

■知識が得られるだけでなく、業界が勇気づけられるセッション
また、InterBEEの場でのディスカッションであることから、業界を勇気づけるようなメッセージも感じてほしいとの意見も出た。まだまだ未開拓の分野が広がる大草原だ!と伝えたり、日本のテレビ局はすぐれたプロダクションで、その制作力があるからフォーマットやリメイクもセールスできる。自信を持ってもいい!そんなことも感じてもらいたいところだ。

この打合せをもとにどんなディスカッションになるかは当日のお楽しみだが、打合せの活気あふれる空気がそのまま壇上で展開されれば楽しいものとなるだろう。伸び盛りの市場で、苦労しながらも実績を重ねてきた四人の方々なら、聴講すればためになるだけでなく前向きな気持ちも持ち帰ってもらえそうだ。いまのうちに聴講予約してもらうといいだろう。下記関連URLをぜひクリックしてほしい。

フジテレビ早川氏と日本テレビ西山氏

フジテレビ早川氏と日本テレビ西山氏

TBS杉山氏とABCインターナショナル井上氏

TBS杉山氏とABCインターナショナル井上氏

モデレーターの大場教授

モデレーターの大場教授