【InterBEE 2010】ソニー 撮影から編集・送出・配信・アーカイブまで、ファイルベースのトータルワークフローを実現する最新の機器・システムを出展

2010.11.18 UP

 ソニー(ブース:6311)は、4月に発足したプロフェッショナル向けの機器販売およびソリューション提供を行う新会社「ソニービジネスソリューション」と初めて合同出展を行う。

 今回は、テーマ"ワークフロー×クオリティー"に基づき、効率と制作品質の向上を提案。撮影から編集・送出・配信・アーカイブまで、ファイルベースのトータルワークフローを実現する最新の機器・システムを出展する。国際会議場201会議室では、3Dやハイエンドソリューションに関するセミナーを開催する。

 ブースでは「3D制作ソリューション」と「ファイルベースの更なる進展」「XDCAMラインアップの拡充」、「HDCAM SR "MPEG-4 SStP (Simple Studio Profile)"の訴求」の4点を中心に展開。

 3Dでは、マルチイメージプロセッサー「MPE-200」や、新製品となる2D/3Dコンバーターソフトウエア 「MPES-2D3D1」、24および42型液晶モニターを発表。ソニーならではのトータルソリューションを具体的に展示する。ファイルベースのメディア統合管理システム「メディアバックボーン」や、ネットワーク報道編集システム「Sonaps」も訴求する。

 XDCAMのラインアップは大きく拡充して出展する。国内初出展となるXDCAMメモリーカムコーダー「PMW-500」は、SxS(エス・バイ・エス)メモリーカードに、50Mbps、フルHD、4:2:2サンプリングに対応したMPEG2コーデック、MXFファイル形式で収録。XDCAM EXで採用されているMP4ファイル形式記録にも対応する。SxSメモリーカードは、32/64ギガバイトと大容量化。転送速度は1.2Gbpsと高速化を実現している。

 参考展示として、XDCAM Professional Discドライブとともに、SxSメモリーカードスロットを搭載し、よりスムーズな連携オペレーションを実現する「XDCAM STATION」も紹介。 
 内蔵ストレージを搭載し、収録と再生、収録とファイル転送など、複数のオペレーションを同時に行う「マルチタスクオペレーション」を実現する。ネットワーク機能を強化し、ファイルの高速転送やノンリニア編集システムからのダイレクト編集、内蔵ストレージに格納された素材ファイルの共有が可能となる。

 また、アフォーダブルレンジのユーザーをより拡大するため、低予算の映画やCM、PV制作向けの小型軽量なデジタルシネマカムコーダー「PMW-F3」も披露する。新開発の「エクスモアスーパー35CMOSセンサー」により、フィルムのような浅い被写界深度と、F11の高感度・S/N比63dBという低ノイズを実現。PLマウントレンズ3本も付属する。

 ハイエンド制作へのアプローチも強化。HDCAM SRシリーズからは、スーパー35ミリ相当の単板CCDとPLマウントを搭載したカムコーダー「SRW-9000PL」を展示する。

#interbee2019

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