【NEWS】Inter BEE 2016 開催概要を発表 「2020年へ向け新たなメディアの可能性を世界へ伝えよう」 特別企画にVR、ライブエンターテインメントの新部門創設など

2016.7.21 UP

説明会場には多くの出展担当者が集まった

説明会場には多くの出展担当者が集まった

昨年は過去最高の出展企業数。今年はそれを上回る勢いだ

昨年は過去最高の出展企業数。今年はそれを上回る勢いだ

会場は昨年より1ホール拡大

会場は昨年より1ホール拡大

日テレの「SENSORS」との連携も発表

日テレの「SENSORS」との連携も発表

■出展コマ数 過去最大を上回る勢い
 日本エレクトロニクスショー協会は7月21日、東京・大手町のサンケイビルでInter BEE 2016の出展者説明会・小間割抽選会を開催した。今年11月16日(水)から18日(金)まで開催されるInter BEE 2016の出展企業各社に、開催の概要と出展の手順などについて説明するとともに、出展企業のブース位置などを決める抽選を実施した。
 参加したのは、Inter BEE出展について申し込み期限までに申し込みをした企業だ。毎年、春の出展募集の開始から約4カ月弱で約9割の出展企業が確定するという人気ぶり。今年すでに1,680小間の申し込みがあり、過去最大だった昨年同時期(1,620小間)と比べて増加している。現在でも申し込み問い合わせがあり、最終的には昨年の996社1,780小間を超える勢いとなっている。今から大いに盛り上がりが期待できそうだ。
 それもそのはずで、今年は昨年よりも1ホール多い全7ホール(幕張メッセ2〜8ホール)を展示会場として用いるとともに、昨年同様、イベントホールや屋外展示場を用いた新企画も用意されているなど、規模もさらに充実し、内容の濃い催しを目指している。そうした勢いを象徴するのが開催スローガン「WHAT WILL YOU DO NEXT? 新たなメディアの可能性を世界に伝えよう」というメッセージだ。

■「2020年TOKYOへ向け、新たなメディアの可能性を発信」
 説明会の進行役として登壇した、日本エレクトロニクスショー協会 Inter BEE プロジェクトマネージャーの石崎芳典氏は、説明会の冒頭で、今回のInter BEEで開催スローガンとして掲げたメッセージ「WHAT WILL YOU DO NEXT? 新たなメディアの可能性を世界に伝えよう」について、次のように説明した。
 「オリンピックイヤーでもある今年、ブラジル・リオの大会の開催とともに、それが終われば、いよいよ次の開催となる2020年の東京オリンピックへの機運も高まってきている。オリンピックイヤー開催年のInter BEEでは、リオ大会を経た11月、2020年へ向けて、"TOKYOから新たなメディアの可能性を発信していく"という思いをスローガンに込めた」
 石崎氏は、会場を埋める出展企業関係者に向け「Inter BEEにおける、みなさまの新たなご提案を、メディアの新たな可能性としてTOKYOから発信していきたい」と意気込みを伝えた。

■4つの特別企画 VRやライブエンターテインメントも体験できる
 「新たなメディアの可能性を発信する」というスローガンを具体化したものが「特別企画」だ。一昨年の50回記念以来、Inter BEEでは、出展企業の展示と連携した特別企画を展開してきた。特別企画は、メディアの進化とともに拡大する映像エンターテインメントビジネスを支える、さまざまな技術や製品を紹介する催しとして大きな注目を浴びてきた。今回は新たな企画も含め、4つの企画が紹介された。
 今回新たな企画として登場するのが「INTER BEE IGNITION」だ。「ポケモンGO」を含め、世界中で拡大しつつあるVR、ARや、360度映像、ホログラム映像など、全く新しい映像技術と映像コンテンツの可能性を探る催しとして、展示会場内に特別エリアを設けて、セッションやコンテンツの上映、体験ができるスペースが設けられる。また、こうした技術をベースにしたパブリックビューイングなど、2020年へ向けて市場の拡大が期待されるライブエンターテインメント・テクノロジーについても紹介する。
 2014年にラインアレイスピーカーのデモで注目を集めた「INTER BEE EXPERIENCE」は、昨年新たにドローンの屋外空撮デモを加え、今年はさらに、ヘッドホン、マイクロホンのハンズオンを含めた4つのEXPERIENCEが予定されている。ハイアマチュアから最先端のプロまで、実際に製品の性能を比較体験できる貴重な機会だ。
 「INTER BEE EXPERIENCE」とともに、2014年から開催し、今回で3回目となる「INTER BEE CONNECTED」。放送局における放送・通信連携、動画配信ビジネスの拡大・充実ぶりを、ほぼリアルタイムに紹介してきた。激動の放送業界の現場で活躍する当事者が一堂に集まり、最新の課題について討議するという業界で最も熱いセッションだ。3回目の今回もまた、現在進行形で次々と新たな展開を見せる動画配信ビジネスのほか、海外からも関係者を招いて、放送の未来を探るなど、内容の濃いセッションが準備されている。
 アジア・コンテンツ・フォーラムとして展開してきた催しを、新たに「INTER BEE CREATIVE」と名称を新たにし、よりクリエイティブにフォーカスしたイベントとして実施する。映像コンテンツ制作に関するスキルやノウハウ、制作ツールの活用事例をPRする企画として、最前線のクリエイターが登場するほか、プロダクションやポストプロダクション、ツールの開発会社などの出展を募る。

■充実の基調講演、特別講演
 展示、特別企画とともに、映像・放送業界の最新テーマや重要課題を討議する「INTER BEE FORUM」では、基調講演、特別講演などの準備が進みつつある。今年の基調講演では、「オリンピックとメディア」をテーマにした講演が予定されているほか、「4K・8Kロードマップ」をテーマにした講演も予定されている。また、特別講演・招待講演では、「災害とテレビの公共的役割」や、トップクリエイターを招いてのスーパーセッションなども予定されている。今後、講演内容や登壇者が確定次第、順次発表される予定だ(講演タイトルはすべて仮題)。

■日テレ「SENSORS」とプロモーション企画で連携
 Inter BEEは今回、新たにマスメディアとのプロモーション連携も実施する。日本テレビが地上波で放送中の「SENSORS」でInter BEEを紹介するとともに、出展企業限定のタイアッププロモーション企画が用意されている。「SENSORS」は、毎週日曜日の午前1時25分から1時55分まで放映されるほか、Facebookや、リアルイベントなどを通じてメディア制作の最新状況を紹介。記事の総閲覧数は月間約150万PV、Facebookの「いいね!」数は約2万7,000人におよぶ。
 今回の出展企業向け企画では、事前取材記事をウェブで展開するほか、会場配布用の印刷物として提供。また、SENSORSメンバーによる会場での取材内容をアフターレポートとしてウェブで紹介するなどのメニューが用意されている。
 
 毎年規模を拡大してきており、2020年へ向けてさらに内容が充実していくInter BEE。 11月18-20日の開催へ向け、 Inter BEE Onlineでも今後、具体的な内容を、ご紹介していく。

【Inter BEE 2016開催概要】
◆名称:Inter BEE 2016
◆会期:2016年11月16日(水)〜18日(金)(3日間)
◆会場:幕張メッセ
◆主催:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
◆後援:総務省、経済産業省、
 NHK、一般社団法人日本民間放送連盟(JBA)、
 一般社団法人電波産業回(ARIB)
◆運営:一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会(JESA)

説明会場には多くの出展担当者が集まった

説明会場には多くの出展担当者が集まった

昨年は過去最高の出展企業数。今年はそれを上回る勢いだ

昨年は過去最高の出展企業数。今年はそれを上回る勢いだ

会場は昨年より1ホール拡大

会場は昨年より1ホール拡大

日テレの「SENSORS」との連携も発表

日テレの「SENSORS」との連携も発表

#interbee2019

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