【SPECIAL】Mogra VR 久保田編集長がINTER BEE IGNITIONに参加!!  VR映像制作の現状と課題についてejeの三代社長、「渡邉課」の渡邉氏招いたセッションを開催

2016.11.14 UP

MograVRの久保田氏

MograVRの久保田氏

 VRの最新動向を毎日、SNSなどのネットで情報発信しつづけているメディアの一つ「Mogra VR」の代表 久保田氏がINTER BEE IGNITIONのセッションに参加する。自らコーディネーターとして登壇し、パネルディスカッションを実施。登壇するのは、株式会社EJE(エジェ)の代表、三代千晶氏、クリエイター集団「渡邉課」の渡邉徹氏の二人だ。
 EJEは、CMなどの映像制作、ネットの動画配信、プラットフォーム運営など、幅広いコンテンツの制作・企画・運営を展開。「渡邉課」は、株式会社コンセントに所属する映像作家チーム。音楽アーチストのMV制作を手掛ける一方、全天球動画をはじめとしたコンテンツ制作に取り組んでいます。映像クリエイターが挑むVRコンテンツ制作の最新状況が紹介される。
 久保田氏に、セッションのねらいなどについて聞いた。

■コンピューター、ネットの進化がもたらしたVRの急速な発展
 長年にわたり、 VR(バーチャル・リアリティ)の技術は特殊な用途で用いられてきた技術だった。それは、HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)というゴーグル型の視聴デバイスの表示能力が限定的であったことや、また、リアルな360度の視野をリアルタイムに生成するためには、高速のCGレンダリングのためのスーパーコンピューターが必要だったことなど、技術的な要因が大きかった。
 しかしこの10-20年で、コンピューター技術のみならず、通信、表示デバイスなどが格段に進化し、かつてスーパーコンピューターと超高精細ディスプレーでしか実現し得なかった世界が片手に収まるスマホ1台で簡単に表現できるようになった。
 そうした背景とともに、2014年にOculusがDK1と呼ぶSDKを発表し、VRのコンテンツ開発についても大きな変革がもたらされた。その後、SNSの大手、FacebookがOculusを買収したり、ソニーがPS VRを発売するなど、ビジネスにおいても注目を見せつつあるVR。そのVRの最新動向を毎日、SNSなどのネットで情報発信しつづけているメディアの一つが「Mogra VR」だ。

■ゲームの「発掘メディア」からスタート
 Mogra VRは、2015年の2月に完成。もともとは、2014年に立ち上げたMograGamesというゲームの紹介サイトだったが、創業者の久保田瞬氏がOclusリフトを知ったことをきっかけに、Mogra VRが誕生する。
 久保田氏は当時のことについて、次のように話す。
 「ゲームが好きな仲間2人で立ち上げたのがMogra Gamesです。大手の有名ゲーム開発会社が制作する、AAA(トリプルA)といわれるスケールの大きなゲームと比べ、いわゆるインディズ系の小規模なゲームでも、中には面白いものがあって、それを紹介しようということではじめたのがMogra Gamesです。モグラという名称は、『埋もれた名作を発掘して紹介する』という思いからつけた名前です」

 OculusリフトがDK1を発表し、日本でも多くの個人愛好家が思いのままにVRコンテンツの開発をし始めたり、Ocufesといったコミュニティをつくったりしていた頃、ゲームとも相性が合うということからMogra Gamesで紹介していたのだが、FacebookがOculusを買収したころから、世界的にVR制作の機運が盛り上がってきた。

■VRの成長性を感じMogra VRをスタート
 「ほんの2年前のことですが、当時はまだ、個人の愛好家や、小さい会社ばかりで、少なくとも国内ではVRの市場が拡大すると感じている人はいませんでした」(久保田氏)
 その後、FacebookがOculusを買収したころから、世界的にVR制作の機運が盛り上がってきた。VRのスタートアップ企業を大手企業が相次いで買収・大型投資するという動きが相次ぐ中で、「VRがあきらかに盛り上がっていくと予想できた。VRがさらに広がることで、日々の生活や社会が大きく変わるだろうと感じた」(久保田氏)という。 
 もはや「ゲームの枠では収まらない」という印象から、新たにVRの専門メディアとして「Mogra VR」を独立させることにしたという。当時はまだ他に数えるほどもなかったVR専門メディアとしてはじまったMogra VRは、今やVRの同行を知る上で重要なメディアとして認識されている。
 「立ち上げ当時は、1日1本の記事を出すのも大変だったけど、今は、1日6〜10本の記事をあげている」という豊富な情報量。そこには、公式の発表だけでなく、久保田氏をはじめとした10人以上のライターにより、キーパーソンへのインタビューやイベント取材など、生の声を伝えるという点でも高く評価されている。
 
■映像クリエイターが挑むVRの世界
 その久保田氏が今回、INTER BEE IGNITIONで自らコーディネーターとして登壇し、パネルディスカッションを実施することになった。
 登壇するのは、株式会社EJE(エジェ)の代表、三代千晶氏、クリエイター集団「渡邉課」の渡邉徹氏だ。
 EJEは、CMなどの映像制作、ネットの動画配信、プラットフォーム運営など、幅広いコンテンツの制作・企画・運営を展開。「渡邉課」は、株式会社コンセントに所属する映像作家チーム。音楽アーチストのMV制作を手掛ける一方、全天球動画をはじめとしたコンテンツ制作に取り組むとともに、新しい「情報体験」のあり方を追求している。両氏とも、久保田氏のコーディネートによる。

■新しい演出技法が求められるVR
 久保田氏は今回のセッションのねらいについて、次のように話す。
 「日本でのVRの話題を見ると、ゲームやアニメの動きが活発ですが、海外、特に米国では、主に実写映像を用いたアプリケーションやサービスに期待が集まっています。中でも、ハリウッドの大手スタジオを核にしたコンテンツビジネスの世界では、人気映画のVR化へ向けた検討が進められています。これは、コンテンツの多面利用というアプローチで映画で受け容れられた世界観をVRで体験できるようにすることで、テーマパークなどでの展開へと結びつけようとしています。映画業界ではさらに、プロモーション用のVRコンテンツの配信をPRの一環とする動きもあります。また、ニューヨークタイムスなど、ジャーナリズムの世界では紛争地帯などの360度映像を提示することで、ニュースとは違うアプローチで、現場の緊張感を感じてもらおうとする動きもあります」
 「日本でも、今回紹介するEJEや渡邉課など、映像制作のクリエイターたちによって、VRの新たな可能性を探る動きが活発になってきています。実写による360度映像は、これまでとは異なる撮影・編集、演出技法が求められており、誰もまだ答えを知らない世界へ向けてさまざまな試行錯誤が始まっています。Inter BEEに来られる映像・放送業界の方々に、彼らの試みや考えをご紹介することで、クリエイティブのヒントにしていただければと思います」
 「今回、セッションに登壇していただくEJEは、ネットのコンテンツ制作を幅広く手掛けており、そうした経験を生かし、ネットのアプリと親和性の高いVR映像づくりを探求しています。360度映像がトータルなコンテンツの演出の中でどう位置づけられるかなど、プロデュースの視点からお話をお聞きしたいと思います」
 「渡邉課は、通常の映像コンテンツでも、かなり凝ったミュージックビデオをいくつも手掛けています。その経験を生かし、演出にこだわったVR制作を進めています。どう"魅せる"か、どう味付けしているか、実際の事例などを交えてお話を伺います」(久保田氏)

 映像ビジネスにおけるVRの位置付けやクリエイティブのあり方などを探る上で、興味深いセッションになりそうだ。

INTER BEE IGNITION セッション
【 VRで映像は進化するのか?視聴から“体験”へ 先駆者が語るVR】
■開催日時:11月18日(金) 13:00-14:30
■会場:展示ホール4 INTER BEE IGNITION内オープンステージ
■聴講予約方法:事前予約は不要です。ネットでInter BEEへの事前入場登録をお済ませの上、おいでください。
事前入場登録サイト:https://regist.jesa.or.jp/interbee-regist/index.php?lang=0

■モデレータ:
久保田 瞬 氏(株式会社Mogura 代表取締役社長/Mogura VR編集長)

■パネリスト:
渡邊 徹 氏(全天球映像作家 「渡邊課」)
三代 千晶 氏(株式会社eje 代表取締役)






 

 

MograVRの久保田氏

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#interbee2019

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