【NAB Show 2011】NTTエレクトロニクス AVC/H.264フルHD3Dコントリビューション・エンコーダー「HVE9100-3D」を初出展

2011.5.30 UP

 NTTエレクトロニクスは、AVC/H.264フルHD3Dコントリビューション・エンコーダー「HVE9100-3D」を初出展して注目を集めた。ブースでは「TS MUXがビルトインされている」と説明していた。発売時期は9月の予定。
 高画質ライブ・アクション3Dの番組制作に力を入れているスリーアリティ・デジタル(以下、スリーアリティ)は、今年、3DTVパビリオンへの出展を取りやめた。屋外展示会場に大きなテントを張って総合的なPR会場とし、隣接するスペースにバスケットボールコートを設置。ここで、同社の5台の3Dリグを駆使する生中継のデモを実施した。
 ここでは、今年6-7月にかけて発売を予定しているという最新のTS-5リグが切り札であった。グラスバレーが、同社のカメラ「LDK8000」2台をスリーアリティのTS-2リグに組み込んでデモを実施していた。しかし、マルチプラットフォーム配信とIPネットワークシステムの売り込みが目玉で、3Dにはあまり力が入っていないように思えた。モトローラは、120Hzアクティブ方式フルHD用のSTB(プロトタイプ)を出展した。
 デモ用のテレビには、パナソニック製(50型ビエラ)を採用していた。米国では、LG、Vizio、JVC(日本ビクター)などのテレビによるパッシブ方式が普及していると聞いていたので、アクティブ方式のデモは意外であった。

#interbee2019

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