【InterBEE 2010】ヨーズマー ホワイトスペースを活用したエリアワンセグ放送用放送機器「DDB-Liteシリーズ」を展示

2010.11.18 UP

DDB-Signage

DDB-Signage

ヨーズマーのブース

ヨーズマーのブース

 ヨーズマーは、IntterBEE2010において、ホワイトスペースや館内デジタル自主放送を安価に開始することができるDDB-Lietシリーズのエリアワンセグ送信機「DDB-Lite」と「DDB-Signage」を紹介した。

 DDB(Digital Duck Bill)-Liteは、A4サイズボディと小型サイズのホワイトスペース活用用途を想定したエリアワンセグ/12セグ送信機で、ASI入出力、IP over TS入力、データ放送生成、MUX、OFDM変調機能を持つ。
 また、インターネット経由で送られてきた映像コンテンツやエンコーダから送られてきた映像コンテンツを取り込み、CMSから送られてきた情報をデータ放送形式に置換し、映像とデータ放送を多重化して微弱電波で送出することができる。

 DDB-SignageはDDB-lite同様にA4サイズボディの小型サイズで、デジタルサイネージ利用を想定した12セグ送出装置。予め作成・保存したTSファイルをUSBメモリからループ再生する蓄積再生機能を提供する。なお、DDB-Signage用の映像コンテンツは、専用コーデックであり、添付されるSDKを使ってエンコードする必要がある。

 DDB-Liteの特徴について、代表取締役の野口高志氏は、「放送局のミニサテ、中継局の規格である全国デジタル送信設備検討会によって作成された「デジタル・テレビ中継局送信機標準仕様書(オレンジ・ブック)」に準拠したOFDM波で電波を送出することができるようにしている」という。つまり、「送信機出力の不要輻射はこのオレンジブックで規定されているスペクトル・マスクレベルより小さな値に抑えるなどの処理を行っており、電波を安定して送出できる」と野口高志氏は説明した。

 また、映像データやデータ放送に利用するインターネット情報を登録すると、放送コンテンツに作り替えてIPでDDB-Signageへ送る「ヨーズマー放送クラウドセンター」サービスを開始する予定で、「このサービスを利用していただければ、各店舗に設置したデジタルサイネージ端末それぞれに対して、遠隔地からコンテンツ管理が可能」と野口氏は説明した。なお、本サービスは、月額5万円から提供するという。

DDB-Signage

DDB-Signage

ヨーズマーのブース

ヨーズマーのブース

#interbee2019

  • Twetter
  • Facebook
  • Instagram
  • Youtube