【InterBEE2010】ディストーム 米国ESPN社からのリクエストを反映して開発した最新版の米国NewTek社オールインワン・ポータブル・ライブ映像制作システム

2010.11.18 UP

TriCaster「TCXD850」

TriCaster「TCXD850」

■TriCaster「TCXD850」を展示

 ディストームは、開催中のInterBEE2010において、米国NewTek社オールインワン・ポータブル・ライブ映像制作システムTriCasterの新ラインアップ「TriCaster TCXD850」を展示し、デモンストレーションを行っている。

 このTriCaster TCXD850は、8チャンネルのHD/SD映像とアナログ映像の入力、8チャンネルのバーチャルセット入力に対応した米国NewTek社オールインワン・ポータブル・ライブ映像制作システム。米国では、ESPで利用されている。また、今回InterBEE2010の開催に合わせて発売を開始した。

 従来のTriCaster CXD300は、カメラ3台の入力(3チャンネル)に対応していたが、ディストーム映像技術部部長の松尾勝仁氏は「利用頂いているTV局などから入力できるカメラ台数を増やして欲しいとの要望があったので対応した」と理由を説明した。

 8チャンネル入力以外には、テロップやピクチャー・イン・ピクチャーの3D方向への動き、3Dバーチャルセット内へライブ映像を挿入、外部のテロッパー入力に対応したアルファインプット、電源の二重化による冗長対応、AUX出力、さらに内蔵するHDDのホットスワップに対応したという。

 ストリーム出力については、Windows Media VideoとFlashに対応。松尾勝仁氏は、「今回USTREAMのアカウント情報入力をサポートしたので、簡単にUSTREAMへの配信が可能」と説明した。

 参考価格は、1台368万円。ケーブルテレビ局からの引き合いがあるという。松尾勝仁氏は、その理由について「SDシステムからHDシステムへの切り替えで、SD機材も使いながらHDD化することができるため」と説明した。

TriCaster「TCXD850」

TriCaster「TCXD850」

#interbee2019

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