【NEWS】米NielsenとTwitterがTV番組のつぶやき効果測定で独占契約 英語・スペイン語の3万番組を対象に2.5日で10億件のtweetを分析 出稿企業にも提供へ

2012.12.18 UP

NMinsiteのサイト 米国ではTV視聴者の半分が、視聴中にSNSを利用するという

 米NielsenとTwitterは12月17日、TwitterにおけるTV番組に関するつぶやきをもとに、syndicated-standardのテレビ視聴に関する測定値を「Nielsen Twitter TV Rating」として提供する。放送局への販売は2013年の秋から始まる新番組のシーズンから開始する。 
 TVを視聴しながらtweetをするアクティブユーザーは1億4000万人おり、2.5日ごとに10億におよぶテレビ番組に関するtweetが行われている。「Nielsen Twitter TV Rating」は、放送局、出稿企業が、TVとSNSのアクティビティの関係性を知るための参考データとして、現状のTV視聴率データの捕捉データとして無償で提供される。
 データはまた、Nielsenと米McKinsey & Coのジョイントベンチャー企業 NM Inciteの「Social Guide audience engagement analytics platform」に組み込まれる。これは、今年11月にNM inciteが買収を発表したSocial TVの測定会社、Social Guideが提供するリアルタイムのSNSにおけるTVの話題を測定するシステム。米国内の英語・スペイン語の232のTVチャンネルで放送される3万以上の番組を対象にしている。
 リリースでは、CBSのCRO(Chief Reserch Officer)であるDavid F. Poltrack氏が以下のようなコメントを寄せている。「増大するスマートフォンやタブレットユーザーには、インターネットからのアクセスで実質的な”TV視聴者”をつくりだしている。こうした視聴者層の形成とそうした視聴体験が今後も続いていく中で、奔流である番組制作や番組の演出、あるいは広告出稿などにも大きな影響を与えていくだろう。CBSにおいても、 こうした動きを想定して 我々の番組の視聴者の視聴体験の向上や出稿企業の関係強化を進めている」
 また、Fox Netwoks GroupのPeter Rice会長からも「Twitterからの情報をもとにしたNielsenの測定情報の提供は、我々ネットワークや番組プロデューサー、そして出稿企業にとって大きなメリットとなるだろう」と歓迎の言葉が添えられている。

#interbee2019

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