【ニュース】ISDB-Tマルチメディアフォーラム 携帯端末向けマルチメディア放送の名称「モバキャス」に

2011.7.15 UP

発表会の様子
サービスイメージ(1)リアルタイム型放送と通信の連携

サービスイメージ(1)リアルタイム型放送と通信の連携

サービスイメージ(2)リアルタイム型放送と蓄積型放送の連携

サービスイメージ(2)リアルタイム型放送と蓄積型放送の連携

サービスイメージ(3)蓄積型放送・複合コンテンツ

サービスイメージ(3)蓄積型放送・複合コンテンツ

サービスイメージ(4)災害時における役割

サービスイメージ(4)災害時における役割

●スマートフォン向け放送「モバキャス」
 ISDB-Tマルチメディアフォーラムは7月14日、2012年4月にサービス開始予定の携帯端末向けマルチメディア放送(V-High)の総称を「モバキャス」に決定したと発表した。
 携帯端末向けマルチメディア放送は、2011年7月24日の地上デジタル完全移行(岩手県、宮城県、福島県は2012年3月31日に延期)に伴い、新たに利用可能となる207.5MHz~222MHzの14.5MHzの周波数帯を利用したモバイル向け専用放送。
 発表会では、冒頭でISDB-Tマルチメディアフォーラム幹事長の岡村智之氏が登壇し、フォーラムについての設立の経緯や目的について説明をしたのち、新名称「モバキャス」を発表。命名のねらいについて岡村氏は次のように説明した。
 「スマートフォンが生まれたことで、モバイル端末の可能性が大きく広がっている。マルチメディア放送は、 通信・放送連携のサービスとして、さまざまなことが考えられる。ドラマやスポーツなど従来型の番組だけでなく、新聞や雑誌、ゲームといった既存の放送とは異なるコンテンツも放送する。モバイル専用の新しい放送を身近に感じてもらいたい。 たくさんのコンテンツ提供者が活躍するので、覚えやすく、親しみやすい存在でありたいという気持ちを込めた」(岡村氏)

●携帯キャリアの通信網を介さずに放送波でコンテンツを配信
 岡村氏の発表の後、mmbi常務取締役の小牧次郎氏がプロモーション映像とともにサービス内容について説明。モバキャスの機能を分かりやすく説明するとともに、mmbiが想定する活用例を上映し、「一つの活用例。我々だけではなく、多くの放送事業者が参入し、今まで考えつかないことも含め、サービスの大きな可能性を実現していくことを願っている」と述べた。
 続いて、ジャパン・モバイルキャスティング代表取締役社長の永松則行氏が登壇して事業についての説明を行った。永松氏は、マルチメディア放送の特徴として、「モバキャスは、 携帯キャリアの通信網を介さず、放送波でコンテンツを配信できるのが大きな特徴 。ジャパン・モバイルキャスティングは、モバキャスの唯一のハード事業者。今後、免許申請をして事業を開始するソフト事業者から送られた番組やゲーム、音楽などをセンター局(東京・六本木)で受け、そこから通信衛星によって全国の送信所に配信する。送信所ではコンテンツをVHF帯に変換してユーザーに届けられる。送信所は東京スカイツリーには新設するが、他の地域では既存のアナログ放送用の電波塔を活用して効率よく構築していく」と説明した。
 また、「マルチメディア放送では衛星回線を使うので、災害時に発生する輻輳などの影響を受けにくい。非常用の電源があれ ば、全国どこでも臨時送信所を構築できるので、被災地に対して情報配信を行うことも可能。放送波は受けるだけなので、バッテリーの消費を比較的抑えられるのもメリット」(永松氏)と、災害時の利用価値の高さも強調した。

●世界でも例のないコンセプト
 最後に、mmbi社長の二木治成氏が、モバキャスのサービスコンセプトについて説明。「モバイル・スマートTV」とし、「モバイル向けにテレビとインターネットがドッキングしたサービス。世界でもこうしたコンセプトで提供するものはない。そういった意味で大変チャレンジング」と述べた。
 サービスは2012年4月の時点では東名阪と主要都市で展開し、世帯カバー率は2012年度末で約73%、2014年度末には約91%を目指す。2016年には125局を設置し、都市部では全国カバーできるという。


●対応スマートフォン、2016年度までに5000万台普及
 サービス開始の2012年4月に、モバキャス対応スマートフォンが発売される予定。普及台数は、2016年度までに5000万台と予測している。
 利用料金は、当初、月額数百円の範囲で基本料金を設け、プレミアコンテンツは別途の費用で提供することを検討しているという。
 mmbi常務取締役の小牧氏は、質疑応答での質問に答え、今後の具体的な番組開発について、「企画は山のように出している。通信機能を内蔵している端末を利用するので、ソーシャルメディアとの連携など、テレビではできなかったことを実現させたい」と意欲を示した。

【画像説明】(上から)
1)発表会の様子
 右から永松社長、岡村幹事長、二木社長、小牧常務
2)サービスイメージ(1)リアルタイム型放送と通信の連携
3)サービスイメージ(2)リアルタイム型放送と蓄積型放送の連携
4)サービスイメージ(3)蓄積型放送・複合コンテンツ
5)サービスイメージ(4)災害時における役割

サービスイメージ(1)リアルタイム型放送と通信の連携

サービスイメージ(1)リアルタイム型放送と通信の連携

サービスイメージ(2)リアルタイム型放送と蓄積型放送の連携

サービスイメージ(2)リアルタイム型放送と蓄積型放送の連携

サービスイメージ(3)蓄積型放送・複合コンテンツ

サービスイメージ(3)蓄積型放送・複合コンテンツ

サービスイメージ(4)災害時における役割

サービスイメージ(4)災害時における役割

#interbee2019

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