【IBC2009】オートデスク カラーグレーディングソフト「ラスター2010」を発表

2009.9.15 UP

IBC2009のオートデスクブース

 オートデスク メディア &エンターテインメント は11日、カラーグレーディングソフトウェア「ラスター2010」を発表し、9月11―15日まで、オランダ・アムステルダムで開催中のIBCで展示した。

 ラスター2010は、セカンダリー・グレーディングで、最大48レイヤーを使用でき、各レイヤーでは、無制限のシェープを含むキーイングが可能。

 ショット全体や特定の領域に対して、グレインを除去する「デグレインツール」機能が新たに追加されている。グレードおよびグレードメタデータをカテゴリー分けし、グレーディングの決定を体系化する「グレード・ビン」によって、作業を効率化する。

 ワークフロー面では、インフェルノなどとのインターオペラビリティーが向上。マルチレイヤータイムラインを、製品間で双方向に交換できる。MXFラッピングしたアビッドのDNXHDファイルのインポートも可能。

 レッド・ワンのメタデータ「RSX」ファイル対応では、1つのショットのトランスコード設定を他の複数のショットへ素早く簡単にコピーできる新しいトランスコードパラメータを搭載することで、4Kファイルのリアルタイム2Kストリーミングを実現した。

 オートデスクは、今回同時に、ビジュアルエフェクトおよびエディティング・フィニッシングソフトウェア「インフェルノ」「フレーム」「フリント」「スモーク」2010版の「エクステンション1」を発表。新しいサブスタンスツールや約90の3Dテキストプリセット、約50の3Dパーティクルプリセット、オーディオトラッカーなどが追加された。MXFラッピングされたアビッドのDNXHDファイルや、ソニーXDCAM EXのインポート、RSXファイルにも対応する。

 ラスター2010は、10月に出荷。インフェルノ、フレーム、フレアー、スモークのエクステンション1は9月に出荷される。

#interbee2019

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