NTTグループ、圧縮技術利用した配信ソリューション/ストリーム切り出し各種端末へのコンテンツ配信を効率化/H.264ハイ4:2:2プロファイル対応エンコーダーも

2008.10.24 UP

 NTTグループは、コンテンツ配信事業者が効率的な配信環境を実現するための技術「スケーラブル・ビデオコーディング」(SVC)やマルチビュー・コーディング、さらにH.264のHDソフトウエアエンコーダー、同リアルタイムエンコーダーなど、高度な信号処理技術を背景にした最新・技術、製品を展示した。
 SVCは、一つのストリームを切り出すことで、テレビ受像機や携帯端末など配信対象となる端末に応じたコンテンツ配信ができる技術。各配信先の端末ごとにビットストリームを用意することに比べて、サーバーのストレージ容量を大幅に削減できるので、さまざまな配信先が要求されるコンテンツ配信ビジネスを効率的に実現できる。
 マルチビュー・コーディングは、パノラマ撮影した映像を部分的にエンコードして、通常のテレビ画面に表示する技術。パノラマ映像の伝送、デコードはともに負荷が大きいことから、一部分を表示するようにした。今回のデモでは、3台のHDカメラを並べて撮影したパノラマ映像を使った。パノラマ映像をタイル状に32分割しH.264ソフトウエアエンコード。プレーヤー側では各ストリームを読み取り、デコードして表示する。一旦読み込んだ分割映像を、事前に作成したシナリオファイルに沿って表示することができる。ブースでは、ゲーム機「Wii」のリモコンで見たい部分の映像を表示するデモも行った。
 HD対応のH.246リアルタイムエンコーダーでは、NTTエレクトロニクスが開発した「HV9100シリーズ」を展示・デモした。同シリーズは、世界初のH.264ハイ4:2:2プロファイルに対応した製品。サッカーの欧州選手権「EURO2008」でEBU(欧州放送連合)が採用した。低遅延モード、MPEG2との両用エンコーダーなどを年内にもリリースする予定だ。

【映像新聞社】

#interbee2019

  • Twetter
  • Facebook
  • Instagram
  • Youtube