【InterBEE 2010】テクノハウス Video Clarity社の画質評価装置/品質測定装置を出展

2010.11.21 UP

Video Clarity社のClearViewシリーズ
ClearViewのレポート画面

ClearViewのレポート画面

 テクノハウス(ブース:5506)は、米Vieo Clarity社の画質評価装置「ClearViewシリーズ」と同社の品質測定装置「RTM with ClearView」を出展した。

 ClearViewシリーズは、原画ストリームとエンコード・ストリームを記録し、画質上の問題を検出、可視化する。
 客観評価値としてPSNR(2画像の差分量の指標)を測定するほか、2つの視覚モデル(JND法、MS-SSIM法)による評価値も求められる。また、画面中のどの部分にどのような問題が生じているかを容易に可視化でき、エンコーダの性能評価に活用できる。「絵のざわつき」「抜けの善し悪し」といった主観的な表現ではなく、客観的な数値で画質を評価するのに活用されている。

 RTM with ClearViewは、原画、エンコード画2入力型の放送ストリーム監視デバイスで、放送中の事故等を検出する装置である。実時間処理で映像、音響の問題点を検出し、ログを生成する。NTPサーバへのアクセス機能を持ち、ネットワークから正確な時刻情報を獲得する。
 このため、ログに記された不具合情報は、放送時の正確な時刻を検出可能であり、情報の同期をとることができる。

 テクノハウスは、ClearViewシリーズは研究開発用に、RTM with ClearViewは放送現場での利用を期待するとしている。

(写真説明)
写真上: Video Clarity社のClearViewシリーズは、画質評価のために2つの視覚モデルを内蔵している

写真下: ClearViewのレポート画面。偽色で示された領域で原画像と変化が生じていることが分かる

ClearViewのレポート画面

ClearViewのレポート画面

#interbee2019

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