【ニュース】JDS、衛星伝送ネットワークによるCSデジタルハイビジョン放送配信サービスを10月から開始

＜＜国内すべてのケーブルテレビ事業者がCSデジタルHDを提供可能に＞＞

　日本デジタル配信株式会社（JDS）は、10月から衛星伝送ネットワーク（HITS）を利用してCSデジタルハイビジョン放送配信サービスを開始する。
　CSデジタルハイビジョンチャンネルは、これまで地上光伝送ネットワークに接続するケーブルテレビ事業者だけが利用可能だったが、今回のサービスにより国内の全てのケーブルテレビ事業者がCSデジタルハイビジョンを視聴者に提供することが可能になるという。


＜＜H.264、DVB-S2を採用　伝送効率を5倍に向上＞＞

　システムには、動画圧縮規格に圧縮効率の高いH.264を採用し、またDVB-S2方式を採用することで伝送効率を向上させ、従来の方式と比較して5倍にあたる、１トランスポンダあたり10チャンネルの伝送を可能にした。
　追加チャンネルとしては、2009年10月から9チャンネル（ディスカバリーチャンネル ハイビジョンとムービープラスHD、LaLa HD、J sports Plus (ハイビジョン）、スーパー！ドラマTV HD、日本映画専門チャンネルHD、チャンネル銀河、フジテレビNEXT、GAORA HD）の提供を開始する。　2009年12月1日には、スペースシャワーTV HDを追加する。


＜＜2011年度までにHOG経由で70チャンネルのHD放送＞＞

　また、光ファイバーを利用する地上光伝送ネットワーク（HOG）では、今秋に20チャンネルを追加して、合計45のハイビジョン・チャンネルを提供する。
　JDSはこれからも積極的にCSデジタルハイビジョン放送配信サービスの拡張を行っていき、2011年度までにHOG経由で70チャンネル、HITS経由で20チャンネルの提供を計画しているという。