【Inter BEE 2009 見どころピックアップ!】報映産業  Filmlight社のカラーグレーディングシステムBaselightを展示デモ

2009.11.6 UP

Filmlightノンリニアカラーグレーディングシステム
TAMUZ 32インチ高品位液晶マスターモニター

TAMUZ 32インチ高品位液晶マスターモニター

 報映産業は、同社が取り扱う製品群から各種の新製品を出展する。

 主な出展製品は、以下の通り
Filmlightノンリニア カラー グレーディング システム Baselight(新製品)
FACILIS サーバーダイレクト型SANシステムTERRABLOCK 24D
FOCUS コンパクト・ハードディスクレコーダーFS-5
FOCUS デジタルアセットマネージメントProxsys
Storage DNA デジタルメディア転送・同期システム DNA720サーバー、
Storage DNA Syncsyサーバー
Front Porch Digital インジェスト/アーカイブソリューションDIVAsolo(SAMMA Solo,DIVAdirector, DIVArchive(新製品)
Pixelmetrix 法定同録システム DVStation Sereies、DVStor (フルサーバー及びHDDモデル)
Volicon ベースバンド法定同録システムObserver (サーバーモデル)
Algolith HD/SD-SDIノイズリデューサー
TAMUZ 32インチ・24インチ高品位LCDマスターモニター(新製品)


 Filmlight社のカラーグレーディングシステムBaselightを展示デモする。Baselightは、今年春からプライベート展示会などで紹介してきたが、公式の場での展示は今回が初となる。今後、高解像度映像に対応したデジタル制作工程(DI)が浸透する中で、さらに注目が集まると見ている。

 報映産業 システム営業本部 システム営業部長の日高幸治氏は、Filmlightのカラーグレーディングシステムの特徴について、次のように説明する。「カラーグレーディングシステムの最上位クラスの製品として世界的に定評がある製品。カラーグレーディング専用に開発された製品であるため、計算処理におけるハード、アルゴリズムともに最適化された設計となっており、2k、4k、さらには8kの高画質映像の処理でもストレスがなく処理ができる。カラーグレーディングは、デジタル映像制作の工程で必須の作業であり、作業の効率に大きな影響を与えている。カラーグレーディングの計算処理を簡潔に行えることで、クリエイティブな作業への時間配分を増やすことができ、画質の向上と共に、作品自体の演出を高めることにも貢献できる」
 「システムの導入規模を段階的にステップアップできる点も強み。また、DPXやR3Dをはじめ多くのファイル形式に対応済みのため、他の機種との連携もスムーズ。高級機種ならではの使い勝手の良さと、作業効率の高さをインタービーで大きくアピールしたい」

 FACILISのサーバーダイレクト型SANシステムTERRABLOCK 24Dは、サーバーダイレクト型のSANシステム。クライアントのOSの混在にも対応。すでに、国内における販売実績は100台をこえる。今回出展する最新バージョン4.1では、ファイルの共有システムを改善している。

 FOCUS製品としては、カメラ搭載型のコンパクトハードディスクレコーダーとして、FS-5を出展する。HDVカメラに搭載可能で、IEEE1394端子とUSB端子を持つ。記録時にノンリニア編集ツール用のフォーマットで記録できるため、USB端子でPCと接続することで、変換せずにそのまま編集作業を開始できる。
 FOCUS製品としてはこのほか、コンパクトフラッシュメモリーのFS-H200も出展する予定。
 「HDVカメラ搭載ということで、業務用途における利用が主なターゲット。長時間の録画可能で、100GBモデルで7時間半の連続記録が可能。標準バッテリーで180分だが、ACアダプターから電源を供給すれば、長時間撮影が可能だ」(日高氏)

 FOCUSのデジタルアセットマネジメント(DAM)システム、Proxsysは、ファイル形式でデータを管理し、サムネイルによる管理をしやすくする。日高氏は「Proxysは、利用者のニーズにあわせて設定を柔軟に変更することで、実に多彩な使い方ができる」と話す。ネットワーク上のサーバーと複数の編集端末、あるいはブラウジング用の端末をProxsysにつなぐことにより、コンテンツのバージョン管理、バックアップ、VOD的な閲覧・ダウンロードサービス、コンテンツ資産管理など、使い方はさまざま。
 特徴は、ネットワーク上でサーバー内のコンテンツを共有でき、同時に、端末がコンテンツの改編・追加などの処理を他の端末上で再現することで、オリジナル、および改訂バージョンのバックアップも可能にしている。
 「特に制作管理としては、ファイル化によるアーカイブ利用で、制作会社や局の資産管理など多彩な利用方法に提案可能。VTRではできない活用方法が多彩にある」(日高氏)という。

 Front Porch Digitalのインジェスト/アーカイブソリューションは、世界の放送局でデファクトとなっている大規模なアーカイブシステム。映像資産のボリュームにより、それぞれ使い分けることができる。

 Storage DNA デジタルメディア転送・同期システムは、バックアップを簡易にとることができる。昨年のインタービーでもデモを行った。展示では、PC画面上での管理状況を紹介する。用途としては、遠隔地間のサーバーと複数の端末を結び、データを共有。さらに、操作結果の共有も可能。

 カナダAlgolith社の ノイズ・リデューサーVNR-1000-HDは、北米各社が提唱するOpen Gearマルチディフィニション・デジタル・フレーム規格にもとづいた製品。Open Gearは、10個のスロットを持つ電源内蔵の筐体をイーサネットで接続し、スロットに各種の機能を持たせたカードを装着して利用するしくみ。ネットワークを介してファームウェアを書き換えることで、機能強化やバージョンアップなどを行うこともできる。筐体を共通化することで、空間効率を高め、コストも低減できる。
 Algolith社は、このOpen Gearに対応したコンバーター、ノイズリデューサー、エンハンサーなどを多数提供していおり、VNR-1000-HDはその一つ。モスキートノイズや、ブロックノイズといったDCT圧縮時に発生するノイズや、デジタル変換時のノイズなどさまざまなタイプのノイズを除去・低減できる。

 独TAMUZ社の 32インチ・24インチ高品位LCDマスターモニターは、EBUが提唱する液晶モニターの推奨仕様であるTECH3220のグレード1(マスターモニター・レベル)に対応する唯一の製品。現在のところ、Class1をクリアしているマスターモニターは、ソニー、バルコ、TAMUZの3メーカーの製品だが、32インチでグレード1をクリアしているのは、TAMUZのみという。3G-SDIなど、マルチフォーマット入力に対応。光量はSMPTE(35fL/120cd/平米)に対応。コントラストも、32インチで2200:1以上を実現している。
 システム事業本部営業推進部開発グループの向井努氏は、TAMUZの特徴について、次のように話す。「TAMUZは、液晶モニターの専業メーカー。特徴は、エンジンが優れている点にある。パネルにLEDを用いずに自社開発による陰極管を用い、特殊な配置を施すことで32インチの画面サイズでマスターモニターに十分な光量・コントラストを出している
 「液晶モニターに対するコントラストや明るさの課題があったが、。米国でも大きな反響。すでに国内でも放送局で高い評価をもらっている。他社のモニターと比べるとコストパフォーマンスも優れている。24インチで200万以下。32インチで250万円程度と、価格的な競争力もある。DIの現場における利用にも対応できる製品」
 会場では、Filmlightのモニターとしてデモをする予定。

TAMUZ 32インチ高品位液晶マスターモニター

TAMUZ 32インチ高品位液晶マスターモニター

#interbee2019

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