エムアイシー・アソシエーツ、SANシステム環境によるデジタルコンテンツの高速ファイル共有を実現

2008.11.19 UP

エムアイシー・アソシエーツは、高性能・大容量ストレージシステムを主力製品として、デジタルコンテンツ向けの高速ファイル共有ソリューションの販売に力を注いでいます。Inter BEEでは、「ストレージとファイル共有~プロからの提案~」をテーマに、各種ストレージ製品の最新モデルを展示するとともに、実際にブース内においてSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)システム環境を構築し、来場者に高速コンテンツ共有によるシステム効率化および生産性向上のアイデアを提案します。


■高性能RAID製品「XRS RAIDストレージファミリー」を中核に

 エムアイシー・アソシエーツは、Xyratex社が開発、製造したRAID製品「XRS RAIDストレージファミリー」を中核に、デジタルコンテンツの高速ファイル共有を実現するソフトウェア「metaSAN/metaLAN」を用いたSANシステム環境を提案しています。同社の主力製品である「XRS RAIDストレージファミリー」は、高性能RAID専用プロセッサーをコントローラに搭載し、ファームウエアと、直感的なストレージ設定、監視操作を可能にするストレージマネージメントユーザインタフェースを実装。また、増設用の拡張筐体も用意しています。
 今年7月には、大容量映像データの取り込みや、マルチホストでのデータベースアプリケーションに最適な最上位モデルとして4Gb FC-SAS/SATA-II RAID「F6412E」をリリースしました。「F6412E」は、高性能1.6GB/秒の高速転送と125,000 IO/秒の高速アクセス性能を実現。2U 12ドライブスロットを備え、拡張筐体を最大7筐体まで増設することで、ドライブ数は最大96ドライブまで拡張可能となっています。
 一方、「metaSAN/metaLAN」は、Win、Mac、Linuxの混在OS環境をサポートし、高速ファイルレベル共有を可能にするSANファイル共有ソフトウエアです。OSネイティブファイルシステムをそのままサポートしているため、SAN共有ボリュームをあたかもローカルディスクにアクセスしているかのように利用することができます。映像、ビデオ編集から医療、印刷、衛星画像などまで、幅広い分野で導入実績をもっており、今年6月には、ポニーキャニオンエンタープライズの次世代BDエンコードシステム向けに「metaSAN」が導入されました。


■Inter BEEにあわせてストレージソリューションの新製品投入

 さらに同社は今年11月、Inter BEEに合わせた新製品として、OEMやシステムインテグレータ向けのストレージソリューション「OneStor SP1224s」、および大容量Windows Server「蔵」シリーズを発表しました。「OneStor SP1224s」は、2U 24ドライブスロットを備え、最先端のエンタープライズ用2.5インチドライブを使用することにより、同じラックスペースで3.5インチSASドライブを使用した場合と比べて倍のIO性能を発揮します。また、先進の省電力機能を搭載し、3.5インチドライブを搭載したストレージシステムと比較して、消費電力を約半分に抑えることができるのも特長です。
 「蔵」シリーズは、大容量デジタルデータの安全な保管・運用を実現するストレージ製品で、超容量NAS/iSCSIマスターストレージ「ClaStor」と、超大容量ストレージサーバー「ClaServ」の2モデルを用意。「ClaStor」は、OSにWindows Storage Server 2003を採用し、安定したNAS環境を提供します。「ClaServ」は、OSにWindows Server 2003を採用し、Quad Core Xeon Dual搭載の強力なサーバー資源を生かした様々なアプリケーションプラットフォームとして利用可能です。両モデルとも10TBから90TBまでのラインアップを揃え、急激に増大するデータニーズに対応します。


■ファイル共有システムの活用法について来場者とアイデア交換

 Inter BEEのブースでは、パートナー企業である東通産業と協力しながら、新製品の「OneStor SP1224s」および「蔵」シリーズをデモ展示するとともに、実際に「XRS RAIDストレージファミリー F6412E」をコアに、マッキントッシュ1台、Windows PC2台を接続したクロスプラットフォーム環境において「metaSAN/metaLAN」によるSANシステムを構築し、高速ファイル共有のデモを行います。また、ブースの壁面には、横幅6mにおよぶパネルを設置し、来場者が同社製品ラインアップの位置づけや機能を一目でわかりやすいようストレージネットワーク構成図に表して紹介します。
 代表取締役の藤井道雄氏は、「来場者のみなさんに、ブースでmetaSANによる高速ファイル共有の特長やメリットを提案しながら、その場でフェイストゥフェイスでのコミュニケーションを行っていきます。ストレージのプロである当社が提案するmetaSAN環境を、デジタルコンテンツのプロである来場者のみなさんはどう活用していくのか、積極的にアイデア交換をしていきたいと考えています」と語っています。現状のストレージシステムに問題を抱えている、あるいは改善を検討している方は、ぜひ同社のブースに足を運んで、先進のストレージソリューションを体験してみてください。

【Inter BEEニュースセンター】

◎写真1枚目
XRS RAIDストレージファミリー F6412E

◎写真2枚目
「蔵」シリーズ

◎写真3枚目
metaSAN

#interbee2019

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