【ニュース】ソニーファイナンスのリース、レンタル事業部門が独立 SFIリーシングが新たに発足

2010.12.10 UP

 ソニーファイナンスインターナショナル(東京都港区/以下、ソニーファイナンス)のリース、レンタル事業部門が独立した新会社「SFIリーシング」(東京都港区/以下、SFIL)が11月1日に発足し、営業活動を開始した。

 新会社はソニーファイナンスの親会社であるソニーが、同社のリース、レンタル事業部門を会社分割。三井住友ファイナンス&リース(以下、SMFL)とアライアンスを組み、リースとレンタルの専門会社として新たに設立したもの。資本金は10億円で、出資比率はSMFLが66%、ソニーが34%。

 新会社はSMFLの連結子会社となるが、組織はソニーファイナンスのリース、レンタル事業部門の担当スタッフが転籍。従来体制を継承している。営業面においては、これまでソニーファイナンスが展開してきたソニーグループ企業および放送局やポストプロダクション向けのリースサービス、ソニー製品の販売金融事業に、SMFLのファイナンスのノウハウを融合し、ビジネスの拡大を目指す。

 SFIL取締役営業本部長の大田昭雄氏は、「SMFLは銀行系、商社系リースが融合した会社であり、これにソニーファイナンスのメーカー系のノウハウが加わることで、放送、映像プロダクション業界に対して新しいアプローチができる」と述べる。また大田氏は、「ソニーの資本に銀行商社系資本が新たに加わったことで、以前よりも幅広いトータルファイナンスビジネスの展開を目指していく」と話している。

 商品/サービスに関しても、放送機器を中心としたソニー製品と、メンテナンス、動産総合保険をパッケージにし、廉価な月額支払いで利用できるリースプログラム「S・Broad.Program」(以下、S・Broad)をはじめ、ソニーファイナンスが従来から提供していたものを引き続き提供していく。(映像新聞 12月6日号より)

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