【ニュース】コニカミノルタプラネタリウム サンシャインシティの「満天」に全天周デジタルデジタル映像システム導入

2011.7.8 UP

(左から)上田氏、松﨑氏、皆藤さん
新たに導入した「スカイマックス DS II-R2」

新たに導入した「スカイマックス DS II-R2」

「フジテレビ×満天 宇宙天気予報」

「フジテレビ×満天 宇宙天気予報」

「スターリーテイルズ 星座は時をこえて」

「スターリーテイルズ 星座は時をこえて」

「ポケットモンスター ベストウイッシュ光と影のテンキュウギ」

「ポケットモンスター ベストウイッシュ光と影のテンキュウギ」

●「満天」7月7日にリニューアル 6台のプロジェクターを駆使した全天周映像を導入
 東京・池袋のサンシャインシティにあるプラネタリウム「満天」は7月7日、リニューアルオープンを行った。「満天」は、2004年からコニカミノルタホールディングスのグループ会社であるコニカミノルタプラネタリウムが直営をしている。
 今回のリニューアルで、光学式プラネタリウムに加え、6台のプロジェクターを用いた全天周デジタル映像システム「スカイマックス DS II-R2」を導入した。同システムにより、宇宙空間の星の位置を3次元データとして保持し、地球以外の位置からの視点による星の位置も表示できる。また、星座の投影とともに、CGやアニメなどを駆使した映像作品の全天周上映も可能。多彩な映像コンテンツを用意して、一日3プログラムを編成上映していく。また、スピーカーを20カ所設置し、7.1チャンネルのサラウンド音響システムを装備し、立体的な音響を体感できる。

●「ブランド認知に大いに貢献」
 前日の6日に開催された記者発表会では、冒頭、主催者代表として、コニカミノルタホールディングス 代表執行役社長 松﨑 正年氏氏が挨拶に立ち、次のように話した。
 「当社がサンシャインシティからプラネタリウムの運営を引き継いだのは、2004年3月。それ以来、毎年多くの方に来場してもらい、累計来場者が100万人を超えたのが、2007年7月、昨年8月には200万人を超えた。プラネタリウム事業は、利益に対する貢献度はきわめて限定的だが、当社のブランド認知に大いに貢献している。また、天文教育の普及という面から事業活動を通じて社会の役に立っているということも、大きな役割を果たしている」
 「また、来場者にに感動を提供できる場、来場者からの意見を直接聞くことができる場として、貴重な機会と考えている。ものを作って売るだけでなく、ソリューションを提供する事業へと転換を図っていく中で、ハード、ソフト、運営を総合的ソリューションとして提供するビジネスとして、各事業が事業転換していく上で大いにヒントになると見ている」

●豊富なコンテンツをローテーション上映
 「満天」は、年間来場者数30万人強。2012年には東京スカイツリーに第二の直営館をオープンする予定。さらに、国内では直営館以外のリニューアルを手がけていくほか、中国への進出も検討中という。また、今回のリニューアルにより、LED照明などを導入することで、投影に関する電力は昨年比40%減となっている。
 今回のリニューアルにより、新たな作品として、「フジテレビ×満天 宇宙天気予報」、「スターリーテイルズ 星座は時をこえて」、「天の川 星とアロマの夕べ」、「ポケットモンスターベストウィッシュ 〜光と影のテンキュウギ〜」が紹介された。

●皆藤愛子さんがゲストで来場
 記者発表会では、ゲストとして皆藤愛子さんが登壇し、コニカミノルタプラネタリウム取締役社長の上田裕昭氏とともに、満天の新たな機能についての対談を行った。皆藤さんは、ウェブサイトのコンテンツに出演しており、満天の内容についての紹介を行うコーナーに出演している。

 上田社長はまず、今回新たに導入したデジタルプラネタリウム装置で、リニューアルの目玉でもある、全天周デジタル映像システム「スカイマックス DS II-R2 」を紹介した。
 デジタルプラネタリウム兼360度の映像表示装置による映像は、その没入感から、あたかも「立体映像を見ているかのような立体感を感じさせる」という。
 また、デジタルプラネタリウムは、光学式のプラネタリウムをデジタルで表示し、光学式のかわりもできる点を示し、続いて、土星などの映像をプラネタリウムの星座に重ねて表示。星のデータについては、地球上からの始点を移動させ、地球以外からの視点から、星座の各星の位置関係を確認できるような映像をデモするなど、デジタルプラネタリウムならではの特徴を説明した。
 このほかの機能として、星座のイメージ図を天体上に投影し、星座の位置関係を紹介。88あるすべての星座を投影した。
 
●アロマを用いたリラクゼーション効果も
 このほか、19時、20時のプログラムでは、「ヒーリングプラネタリウム」として、アロマの香りを演出に用いており、香りも含めたリラクゼーション環境を構築している。
 「満天」の施設面でも新たなデザインが導入されている。入口からロビーへ向かうアプローチ部分の床に、蓄光石を敷き詰めて『天の川』を表現している。夜の上映では、照明を調整して、この天の川の光を楽しむことができる。

※画像クレジット
「スターリーテイルズ 星座は時をこえて」(c)KAGAYA Studio  
「ポケットモンスター ベストウイッシュ 光と影のテンキュウギ」©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

新たに導入した「スカイマックス DS II-R2」

新たに導入した「スカイマックス DS II-R2」

「フジテレビ×満天 宇宙天気予報」

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「スターリーテイルズ 星座は時をこえて」

「スターリーテイルズ 星座は時をこえて」

「ポケットモンスター ベストウイッシュ光と影のテンキュウギ」

「ポケットモンスター ベストウイッシュ光と影のテンキュウギ」

#interbee2019

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