【IBC2009】英国撮影監督協会(BSC) ディジタルシネマ用カメラの比較報告を実施

2009.9.14 UP

<<18機種のカメラを検証>>

 英国撮影監督協会(BSC)は、13日午前にワークショップを開催し、同協会が実施したディジタルカメラ(Dシネマ用、HD撮影用、他)の比較結果を公開した。この比較は「優劣を定めるためではなく、撮影監督がカメラの特性を知るため」(同協会のスー・ギブソン氏)に行われた。

 カメラは18種類使用され、Panavision Genesis、ソニーF35、ARRI D-21などDシネマ用として知られたカメラが揃っている。またHD用カメラでは、ソニーのHDW-F900R、Grass ValleyのViper、携帯型ではソニーPMW-EX3、パナソニックAG-HVX201AEなどが対象となっている。更に、キヤノンのディジタル1眼レフEOS 5DMkII(動画撮影機能付き)も用いられている。


<<撮影計画に6カ月、撮影に5日間を費やす>>

 カメラの得手不得手を徹底的に調べるため、4種類のシーンが設定され、モーションコントロール・リグと俳優を使って撮影された。撮影の計画作りに6ヶ月を要し、撮影は5日間に渡ったという。
 現時点では、データの整理が続いているが、映像のポストプロダクションが完了したため、今回の公開となった。


<<各カメラの特性の違いが明らかに>>

 評価映像からは、各カメラの特性の違いが顕著に出ており、また比較用に撮影されたフィルムとの違いも明白となっている。BSCは、結果を公開する予定としている。

#interbee2019

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