なんとも楽しい製品YELLOWTECのiXM オーディオプロセッシングテクノロジィ株式会社

2008.11.20 UP

今年のInter BEEも主役はテレビだ。去年、テレビカメラのテープレス化をテーマに多くの新機種が登場し、今年は、テープレス化に伴う周辺機器を展示するブースも多く見られる。


■カンタン、シンプル これからの街頭インタビューの形

 そんな中、ラジオ向きの製品を探して会場を歩き回っていたら、ちょっと面白いものを見つけた。「カンタン、シンプル これからの街頭インタビューの形」というコピーでオーディオプロセッシングテクノロジィ株式会社のブースに展示されていたのがマイク型レコーダー、ドイツのYELLOWTEC社のiXMという製品だ。
見た目は、ワイヤレスのハンドマイクといった感じで、持っている限り普通のマイクに見えるのだが、なんとレコーダーが内蔵されている。これまで街頭インタビューに必要だったマイク、小型ミキサー、録音機の機能がこれ一本で済んでしまうというアイデア商品だ。
 録音メディアはSDカード、電源は内蔵の充電池、あるいは単三電池3本を併用できる。市販の単三電池が使えるというのは、現場では非常に助かると思う。
本体にはモニター用のヘッドホン端子もあるので、録ったその場でプレイバックし、内容を確認することもできる。LINE入力もあるし、USBポートも備えていた。
この製品、何と言っても見た目がいいと思う。
 これまでもマイク内臓のポータブルレコーダーは数多くあったが、どれも形がレコーダーなので箱型の機械を相手に突き出してインタビューしているスタイルが、ちょっと様にならない。その点、このiXMはどこから見てもマイクロフォン。マイクを振りも普通のマイクの様にできていい。そしてあくまでもマイクとして設計されているため、音質もレコーダーの内臓マイクよりずっといい。マイクヘッドが選べるのも特徴で、ヘッドを取り替えることで無志向性、単一指向性、超指向性を選ぶことができるのだ。購入するときに選ばなくてはいけないようだが、オプションで別のヘッドを買っておけば、現場でヘッド交換して使い分けることも簡単にできる。
なんとも楽しい製品だったので紹介させていただいた。

【Inter BEEニュースセンター】

◎写真1枚目
オーディオプロセッシングテクノロジィ株式会社のブース概観

◎写真2枚目
YELLOWTEC社のiXM

#interbee2019

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