【NEWS】ソフトバンク USTRAM Asiaを設立 都内に無料スタジオを開設

2010.5.20 UP

■アジア地域の利用拡大を目指す

 ソフトバンクは5月18日、インターネットを利用したライブ動画配信サービスを行う米Ustream, Inc.(ユーストリーム)と共同で、アジア地域を対象にした同サービスのための合弁会社「USTREAM Asia株式会社」を設立すると発表した。

 ソフトバンクの100%子会社であるTVバンクを通して新会社へ出資する。まず、準備会社を5月19日に設立し、その後速やかに合弁会社化するという。ソフトバンクの出資比率は、19.04%になる見込み。今後、株式取得の追加オプションを行使することで出資比率30%強になり、同社の筆頭株主になる。オプションの行使期限は2011年7月。

 ソフトバンクは今年1月に、Ustream社に対して、2,000万米ドル(約18億円、出資比率13.55%)を出資。その後、今回の合弁会社設立のための協議を重ねてきた。
 まず日本での事業展開を本格化させ、その後アジア各国で事業拡大を目指す。


■汐留、渋谷に無料スタジオ、6月にはシダックスと共同でカラオケ内に開設

 日本では4月に Ustream日本語版サイトの提供を開始。また、汐留、渋谷にUstreamを用いたライブ配信スタジオ「USTREAMスタジオ」を設置している。

 USTREAMスタジオは、ソフトバンク 孫正義社長のTwitterアカウントに対して寄せられた要望に応じて開設されることになったもので、Ustreamでトークショーや発表会、企画イベントなどを配信することができるミニライブスペース、トークスペース、DJブースが設置されている。施設は申し込み・審査が必要だが、無料で使用できる。

 今後、6月1日にはレストランカラオケ「渋谷シダックスビレッジクラブ」内に、「シダックスUSTREAMルーム(仮称)」を開設する予定。 今後、さらに全国各地にUSTREAMスタジオを設置する準備を進めていくという。

 また、iPhone向けアプリケーションの「USTREAM Viewer(ユーストリーム ビューアー)」と、「USTREAM Broadcaster(ユーストリームブロードキャスター)」の日本語版の提供も開始する。

#interbee2019

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