NTT 放送素材伝送用ハイ4:2:2プロファイル対応のAVC/H.264コーデック装置などを出展

2008.5.19 UP

 日本電信電話株式会社(NTT)は、放送素材伝送用ハイ4:2:2プロファイル対応のAVC/H.264コーデック装置を始め、AVC/H.264対応のリアルタイムコーデックソリューション、制作向けコーデック・ソリューション、および放送用機器向けデバイス製品を展示、実演した。
 新製品として、市場初のハイ4:2:2プロファイル対応 AVC/H.264対応 HDTV/SDTV エンコーダ/デコーダ「HV9100シリーズ」と、MPEG-2 HDTVからより圧縮率の高いAVC/H.264へのリアルタイムのトランスコードが可能な、「HVT9100」が発表された。
 また、VASA LSIの高画質を継承した新開発の「SARAENC/DEC LSI」(右写真)なども出展した。
 世界初のシングルチップ・トランスコーダLSI「Matiz」は、初の展示となる。
 「Matiz」は、すでに英国のGigawave Limited社からオンボードカメラとして製品化されており、FIA GT Championshipやゴルフトーナメントなどの現場撮影で採用されている。
 ブースではこのほか、NTT サイバースペース研究所からも4k/2k 高精細 オフライン同時符号化と、マルチビュービデオコーディング(多視点映像符号化)の技術展示された。
 このほか、TBS社と系列局(JNN)が、同社のHD/SD両対応AVC/H.264 エンコーダ「HVE9100」とデコーダ「HVD9100」の採用を決定したことを発表している。両製品とも、200msec程度という低遅延化を実現している点が、大きな採用のポイントとなったという。

#interbee2019

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