【InterBEE2010】タックシステム 2ch音源を5.1chサラウンド化するプラグインソフト「NML RevCon-RS」やMXFワークフローを紹介
2010.11.21 UP
デモンストレーション環境
タックシステム(ブース:4208)は、NTTとNTTラーニングシステムズが開発した残響制御技術を使った2ch音源を5.1chサラウンド化するDigidesign社のPro Tools用プラグインソフト「NML RevCon-RS(Real Sorround)」とファイルベースのワークフローを可能とするNEYRINCK社のプラグインソフト「SoundCode Exchange MXF」をデモンストレーションした。
■ 残響制御技術を使ったステレオ/アナログ音源からのサラウンドアップソフト「NML Rev-Con-RS」をデモンストレーション
残響制御技術を使ったステレオ/アナログ音源からのサラウンドアップソフト「NML Rev-Con-RS(Real Sorround)」は、ProTools用プラグインソフトで、今年から発売を開始している。また、本ソフトは、NTTコミュニケーション科学基礎研究所が開発した「Revtrina」技術を使い、音楽CDなどに収録されている2ch音源の特性を分析し、直接音成分と残響音成分を分離するとともに、分離した残響音成分を実現したい効果にあわせて低減・強調、さらに任意のチャンネルに割り振ることでサラウンド感の高いソースを作ることができる。
タックシステム株式会社プロダクトマネージャーの山崎淳氏は、プラグインソフト「NML RevCon-RS」について、「海外含めて、皆さんに非常に興味を頂いている。今年の4月にラスベガスで開催されたNAB2010において、米国のオーディオ専門誌「Mix Magazine」誌が選ぶ「TOP 10 Mix NAB CERTIFIED HIT」に選ばれた」と語った。
■ ファイルベースのMXFワークフローをデモンストレーション
また、タックシステムでは今回、MXFに対応したファイルベースのワークフローを可能とするオーディオファイルのインポート/エクスポートツールであるNEYRINCK社の「SoundCode Exchange MXF」を紹介した。
この「SoundCode Exchange MXF」は、OP1aやOPatomなどのAVC-intraフォーマットのMXFファイルにオーディオのみをインポート/エクスポート、メタデータの確認ができる。そこで、タックシステムでは、この「SoundCode Exchange MXF」とMXF4MACとの連携によるMXFワークフローを提案しており、ブースではこのMXFワークフローをデモンストレーションしていた。
このSoundCode Exchange MXFは、「ドイツの放送局が採用する予定で、現在テスト使用していもらっている。2011年に発売予定だが、このドイツの放送局からOKがでてからとなる」と山崎淳氏は説明した。
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