【CEATEC2011】インテル Core i5プロセッサを使った高速処理で床面にリアルタイム立体映像

2011.10.26 UP

リアルタイムに生成したS3D映像
インテルのマークの部分に指向性の高いスピーカーがある

インテルのマークの部分に指向性の高いスピーカーがある

今回初出展のインテル

今回初出展のインテル

 インテルは、ITテクノロジーを利用した新しい生活メリットやライフスタイルの事例をブースで紹介。その一つとして、同社のCore i5プロセッサーの高速処理技術を駆使して、リアルタイムにS3D(立体視)CG映像を生成し、S3Dプロジェクターによって床面に投影させたデモを行った。立体映像は映画の楽しさを広げているが、高速処理技術を生かすことで、立体映像の新たな楽しみ方を提案している。

■ 指向性の高いスピーカーを使い距離感を演出
 デモンストレーションでは、Core i5プロセッサーを搭載したPCで、リアルタイムにS3DCG映像を作り出し、S3Dプロジェクター(三洋電機「PDG-WDL2500J」)から床面に投影。投影されたS3D映像は、アクティブシャッター方式の3Dメガネを使って立体的に見ることができる。また、波の音も演出が効いている。一見、看板のように見えるインテルのロゴが入った1.5mm厚の薄型スピーカー(YAMAHA製TLFスピーカー)から波の音が出ているが、指向性が高いため、映像を見るベストなポイントに入ると波の音が良く聞こえる。まるでCGで作り出された波から音が出ているような錯覚を感じさせる。
 マーケティング本部エンベデッド製品マーケティング プロダクト・マーケティング・エンジニアの廣田洋一氏は、「指向性が強いスピーカーを利用することで、音の指向性により映像の注意を引くことができる」と説明した。

■ 3D映像は床面や斜め45度の斜面の方が綺麗に見える
 廣田氏はまた、「3D映像を天井や床面に投影したらどうなるかという発想でやってみると、3D映像は床面や斜め45度の斜面の方が綺麗に見えることがわかった。そのため、今回床面に投影した」と話す。プロジェクターで床面に映像を投影する場合、通常はプロジェクターを天井に設置して上から下に投影する。しかし、人通りの多い通路などでは、他の通行人や自分が映像を遮ってしまうことがある。そこで、今回は超単焦点のS3D対応プロジェクターを用いて、床から32cmという近距離から、テレビのサイズで80型という大画面の映像を投影している。デジタルサイネージやイベント映像など、新たな映像の楽しみ方が登場しそうだ。

インテルのマークの部分に指向性の高いスピーカーがある

インテルのマークの部分に指向性の高いスピーカーがある

今回初出展のインテル

今回初出展のインテル

#interbee2019

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