【ニュース】ナナオ 裸眼3Dカラー液晶モニター 産業市場向けに23V型発売
2011.1.21 UP
ナナオは、裸眼で高精細フルHD画質(1920×1080ピクセル)の奥行分解能(奥行きの表現力)に優れた立体映像を見ることができる産業市場向け23V型裸眼3Dカラー液晶モニター「DuraVision FDF2301-3D」を11年度上半期に発売する。オープン価格だが数百万円程度で販売される見込み。
FDF2301-3Dは、独自開発のDirectional Backlight(指向性光源)方式により高精細表示を可能にしたもの。卓上型の裸眼3D液晶モニターとしては、大画面23V型でフルHDの高精細表示ができる世界初の製品となる。
同製品の開発は、科学技術振興機構の公募事業(産学イノベーション加速事業 〔先端計測分析技術・機器開発〕)において、平成21年度採択課題(プロトタイプ実証・実用化プログラム)として選ばれた「リアルタイムステレオSEM(走査電子顕微鏡)の開発」の一環として行われた。採択課題のテーマである、リアルタイムステレオSEMに求められる高い奥行分解能や、従来の裸眼3Dカラー液晶ディスプレーにおける問題点を解消して高精細表示を実現した。
SEMや半導体検査装置への搭載、各種学術機関、研究機関、放送局、プロダクションなどでの利用を想定している。