【SIGGRAPH2009】Three Rivers 3D 小型3Dスキャナー

2009.8.7 UP

 three Rivers 3Dは、自社開発の3Dスキャナーを出展。恐竜のフィギュアを使って、スキャニングのデモを行った。
 テーブル上に置いたスキャナーの前にオブジェクト・モデルを置き、スキャンを行う。1回のスキャンには、形状取り込みで5秒、カラーテクスチャーの取り込みで3秒かかる。モデルにもよるが、全方位のスキャンをするには、10~12回ほど、ひとつのオブジェクトのスキャンを2分ほどで行える。
 オブジェクトが複雑な形状の場合、一方向からのスキャンでは陰となって取り込めない場合は、運用上、あらゆる角度からスキャニをすることで解消し、細部の修正は手作業で行う。
 顧客要望に合わせた深さやサイズで製品を作るサービスも同社では行っているという。
 スキャナーの特長は、オブジェクト・モデルの上にドットを打つ必要がない点にある。また、フリースペースでスキャンを行うため、モデルの後ろに人が立っていても、問題なくスキャニングできる。
 スキャナーの内部にモノクロのカメラが入っており、カラーフィルタを前に置いて3回のスキャンを行うことでカラーを取り込んでいる。単にカラーカメラを置くより、良い映像が撮れるためだと担当者は話す。

#interbee2019

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