ソニーファイナンスインターナショナル ロケーションポーターの新タイプを出展

2007.11.22 UP

 ソニーファイナンスインターナショナルとソニープロテクノサポートは共同でブースを出展し、簡易中継などに利用可能なソニーの「ロケーションポーター」を出展した。これは、カメラにタブレット型のPCを接続し、NTT DoCoMoのFOMAを使って映像をリアルタイム伝送するもの。ソニー独自開発の高画質アルゴリズムと、QoSを組み合わせることで、簡易に高品質な映像のリアルタイム伝送を実現している。
 今回は新たにデュアルFOMA機能として、2基のFOMAを同時に使用(写真下)して映像を伝送するタイプが出展された。既存のFOMA1基の場合、帯域幅は理論値では384Kbpsだが、実測では250Kbpsぐらいという。これをデュアルFOMA機能によって450k〜480kbpsぐらいにすることで、安定して15フレーム・H.264/AVCの映像を伝送できる。
 音声は、同じ音声を2回線で送っている。そのため、万一、1回線が落ちても、音声を途切らせることなく伝送できる。映像についても、1回線が落ちた場合、画質を落としながらも、画像の切れ目がなく送信できる。
 レンタルによるサービスによって、2週間から借りられるので、導入しやすく、機能が日進月歩で進むパソコンの最新の機能を生かすことができる。
 同製品は、12月3日から新しい二つのサービスとして提供する。
 もう一つのあたらしいシステム。スタンダードタイプの特徴は、有線/無線LAN、FOMAといった多様な回線に対応。リアルタイム伝送に加え、蓄積伝送の機能を搭載している。
 さらに、イージー・コネクター機能として、NAT越えの機能を持ち、多様なネットワーク環境で簡単に接続して利用できる。伝送路の暗号化にも対応しており、セキュリティ面でも安心して使える。蓄積することで、狭帯域ネットワークでもSDレベルの高画質伝送が可能である。 デュアル機能のタイプとスタンダードタイプのいずれも、ソニーがレンタルサービスを行い、ソニーファイナンスが営業窓口となる。。レンタル料は二週間で14万9800円。プロだけでなく、企業利用や一般の利用などで簡易に生中継ができる。

【提供元:映像新聞社】

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