Jストリーム、Inter BEE TVのオンデマンドとライブ配信に技術協力

2007.11.16 UP

Inter BEE 2007では、今回新たな取り組みとして会期中にインターネット放送局「Inter BEE TV」よりオンデマンド、ライブおよびポッドキャスト配信を行います。この「Inter BEE TV」向けにネット動画配信インフラを提供し、技術支援をするのがJストリーム。同社は、映像や動画、Flashといったリッチコンテンツのビジネス活用におけるリーディングカンパニーで、Inter BEEには今回が初めての参加となります。Jストリームの白石清代表取締役会長兼社長に、映像・放送業界とネット業界のかかわり、今後のインターネット配信の展望などを伺いました。
(写真1枚目/白石清代表取締役会長兼社長)


■映像・放送業界で高まるネット動画配信の重要度

 Jストリームは、1997年に日本初のネット動画配信事業会社として誕生以来、積極的に事業を拡大してきました。現在では、リッチコンテンツのビジネス活用におけるリーディングカンパニーとして、映像や動画、Flashといったリッチコンテンツの企画から制作、配信インフラの提供、効果検証までをワンストップで提供しており、映像・放送業界とネット業界の融合が進むなか、さらなる飛躍を目指しています。
 今回、放送・映像・音響機器の国際展示会であるInter BEEに初めて参加することになりますが、「Inter BEEの新たな取り組みとしてネット動画での配信を計画していることをお聞きし、アドビ システムズ社との協力関係もあって企画の立ち上げに参加しました。当社では、動画配信インフラの技術提供をすることで、このネットTV企画をバックアップしていきます。Inter BEEという世界を代表する放送機器分野における展示会においてネットTVが行われることは、映像・放送業界にとって、インターネットを介したコンテンツ配信への重要度が高まってきた証拠であり、今後は、コンテンツ配信をどうビジネスにつなげていくかが業界全体の課題になってくるでしょう」と白石代表取締役会長兼社長は述べています。



■ネット配信のビジネス化に向けた3つの課題

 インターネットによるコンテンツ配信のビジネス化に向けた重点課題としてJストリームでは、(1)セキュリティ配信、(2)配信コスト削減、(3)マルチデバイス配信--の3つをあげ、他社に先駆けた取り組みを行っています。
 具体的な取り組みとして、セキュリティ配信については、今年10月にサイバーエリアリサーチ社と業務提携し、「国内外判別サービス」の販売を開始しています。このサービスは、国内限定コンテンツにアクセスしたユーザーの位置情報を識別し、海外からのアクセスを制限できるASPサービス。これによって、権利上の制限から地域あるいは国単位で配信制限をかけなければならないケースにも、柔軟なテリトリーコントロールを実現します。
 配信コストの削減としては、P2P(ピア・ツー・ピア)技術に注目。実際に、昨年9月からP2P方式のコンテンツ配信サービスを提供しているほか、今年10月にはBitTorrent社と協業を行い、同社の提供するDNAサービスとJストリームのCDNを組み合わせることで高品質・低価格な新しい配信サービスの提供を開始しています。
 マルチデバイス配信については、とくに携帯電話へのコンテンツ配信がさらに広がると考えています。同社の調査によると、あらゆるシーンにおいて携帯電話でのネット接続比率が高まりつつあるそうです。携帯電話のスペックが向上し、クオリティの高い映像を配信できるようになってきたことも、コンテンツ配信デバイスとしての重要度がさらに高まることが期待されます。このほか、iPod touchなどの携帯情報端末、ニンテンドーWiiなどの次世代ゲーム機も、新たなコンテンツ配信デバイスとして注目されています。
(写真2枚目/携帯電話向けCastellaサイト)
(写真3枚目/iPod touchでのポッドキャストコンテンツ視聴)
(写真4枚目/ニンテンドーWii向けCastellaサイト)


■映像・放送関連企業のネット配信を積極サポート

 Inter BEEでのネットTV配信は今回が初めてですが、すでにJストリームでは、数多くの映像・放送関連企業のネット動画配信を手がけてきた実績をもっています。今年8月から9月に開催された「世界陸上大阪」のインターネット配信を、TBSの特集サイト(http://www.tbs.co.jp/seriku/)および無料動画ポータルサイト「DOGATCH(ドガッチ)」(http://dogatch.jp/)で実施。そのなかで、サイバー・コミュニケーションズ社と共同開発したFlash技術を活用したインターネットCM配信用モジュールを提供するなど、ビジネス化支援のための取り組みなども行っています。
 また、TBSラジオが提供するクラシック音楽を中心としたデジタルラジオ「OTTAVA」( http://ottava.jp/)のIP再送信向けに高音質の配信インフラを提供しています。このほか、各テレビ局のインターネットニュース配信、バラエティ番組のリアルタイム映像配信など、さまざなシーンで映像・放送業界のコンテンツ配信をサポートしています。
 今回手がける「Inter BEE TV」では、イベント会期前よりオンデマンド配信を先行開始。ライブ配信は、Inter BEEの開幕とともに11月20日10時からスタートします。Inter BEEの会場から、出展者や海外のゲスト招いてインタビューを行うなど、ここでしか手に入らない貴重な情報をライブ配信で届けていく予定です。Inter BEEの会場の熱気を生で伝えるライブ放送をぜひ楽しんでください。

【ニュースセンター】

#interbee2019

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