IBC 2008 イノベーション賞受賞式情報③

2008.11.18 UP

IBCは、ドリームワークス・アニメーションSKGの最高経営責任者、ジェフリー・カッツェンバーグとのライブインタビューを放映

■史上初、大西洋を越えての高画質3D立体放映
IBCはドリームワークス・アニメーションSKGの最高経営責任者、ジェフリー・カッツェンバーグ氏へのライブインタビューを行いました。アカデミー賞ノミネートや、数々の受賞経験をもつカッツェンバーグ氏は、ハリウッドでの制作やビジネスの分野においても革新をもたらしてきた存在です。史上初である大西洋を越えての高画質3D放映は、ロサンゼルスからIBCの展示会が行われたアムステルダムの会場の観客へ、今年の9月14日(日)18時30分にライブ映像が送られました。

南カリフォルニア大学映画芸術学部教授兼学部長であるエリザベス・デイリー氏による今年のインタビューは、配給チャネル多様化の時代におけるカッツェンバーグ氏の映画制作のあり方と、3D技術が映画館、家庭、その他のプラットホームに与える影響を考察する内容で行われました。

アカデミー賞ノミネートや、数々の受賞経験をもつジェフリー・カッツェンバーグ氏が数十年にわたってメディア技術へ優れた革新性をもたらしてきたことを表して、IBC 2008国際栄誉賞最優秀賞が贈られた。

カッツェンバーグ氏はこの賞の受賞にあたり、次のように述べています。
「素晴らしい方々が名を連ねる受賞者のひとりとしてIBC国際栄誉賞最優秀賞を受け取ることに感動を覚えています。ドリームワークス・アニメーションでは、世界中の家族を観客とする高品質で革新的なエンタテインメントを創造し、届けることを目指しています。IBCがこの分野における私たちの努力を認知頂いたことにたいへん感謝します。3Dの時代に入り、私は今まさに、これまでになかったほどダイナミックでエキサイティングな時を経験しています。この度はありがとうございました」
2004年10月までドリームワークス SKGの一部門であったドリームワークス・アニメーションは、それ以降、分社化されました。カッツェンバーグ氏の指揮の下、ドリームワークス・アニメーションは「シュレック」とその続編、「マダガスカル」、「カンフー・パンダ」などであまたの高評価と商業的な成功を享受してきました。「シュレック」と「ウォレスとグルミット」は共にアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞し、「シュレック2」は長編アニメでの史上最高収益を保持しています。

カッツェンバーグ氏は、1994年10月にスティーブン・スピルバーグ氏、デヴィッド・ゲフィン氏と共にドリームワークス創設する以前は、ウォルト・ディズニー・スタジオの会長を務めていました。カッツェンバーグ氏の在職期間に、ディズニーは「ロジャー・ラビット」、「リトル・マーメイド」、「アラジン」、「ライオン・キング」、「美女と野獣」といった際立ったアニメ作品を製作しています。

*ライブによる3D立体高画質放映は、3Ality Digitalのイメージ・キャプチャーと転送エンコーダー/デコーダー技術を使って、IBCの大画面に映し出された。

通信技術専門のArqivaがアムステルダムまでの広帯域幅HD衛星回線を提供し、クリスティ社とRealD社が会場で映し出された3D立体画像を提供した。

【Inter BEEニュースセンター】

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