日本開閉器工業、有機ELディスプレイを搭載した最先端の多機能スイッチに注目

2008.11.20 UP

日本開閉器工業は、宇宙衛星機器からコンピュータ、放送音響機器、移動体通信など幅広い分野に向けて、300万種を超える豊富なバリエーションのスイッチを提供しています。Inter BEEでは、有機ELディスプレイを搭載した最先端の多機能押ボタンスイッチ&表示モジュール「カラーIS」を展示したほか、創業55周年にあわせて発表された数々の新製品を一堂に展示し、来場者からの注目を集めました。


 日本開閉器工業が世界に先駆けて新開発した有機ELディスプレイ搭載の多機能押ボタンスイッチ&表示モジュール「カラーIS」は、表示部に世界最小クラスの有機ELを採用。 コンパクトな画面ながら、スイッチは64×48ドット、表示モジュールは52×36ドットという高解像度を実現するとともに、ハイカラー(16ビットカラー:65,536色)表示による豊富な表現力を備えています。また、視野角がほぼ180度と広く、コントラストも同社比で50倍以上に向上しているため、小さな画面でもあらゆる角度から確実に画像が認識できるもの大きな特長です。
 グローバルセールス部 販売促進課 販売促進グループ 係長の光本存男氏は、「放送業界ではデジタルビデオのスイッチャーなどにおいて多機能スイッチのニーズが高く、当社の製品も放送業界で多くの実績をもっています。今回、直感的にスイッチの内容を認識できる有機ELディスプレイ搭載スイッチをラインアップに加えることで、従来のスイッチャー用途を始め、ディーリングマシン、医療機器、さらには民生機器にも当社スイッチの利用領域が広がるものと期待しています」と語っています。
 さらに、今回の展示では、モノクロ有機ディスプレイを搭載した多機能複合スイッチ「ロッカIS」を参考出品しました。この製品は、表示部に0.92インチモノクロ有機ELディスプレイを採用し、単体で選択/決定の操作を行うことができる新発想の選択スイッチ。両端の選択スイッチと中央部の決定スイッチによって、表示画面を見ながらツリー検索で条件を選択することができます。文字だけでなく、絵や記号を表示することも可能で、子どもや高齢者でも容易に扱うことができます。2009年1月にリリースの予定です。
 このほかにも、64×32ドットの解像度を実現した液晶表示多機能押ボタンスイッチ&モジュール「高解像度IS」および「高解像度コンパクトIS」、新機構ラバー構造によるソフトな操作感を実現した2色変換表示ボタン採用ラバータイプ押ボタンスイッチ「NP01シリーズ」、薄型・フラットボタンタイプの防水形照光式押ボタンスイッチ「YB2シリーズ」などの新製品を一堂に展示。
 ブースでは、来場者がすべてのスイッチに自由にさわって体験できるようにデモ展示を行っていました。とくに、「カラーIS」では、超小型の有機ELディスプレイに高精細なカラー画像や動画を表示させ、そのリアリティのある美しい画像に多くの来場者が足を止めて見入っていました。

【Inter BEEニュースセンター】

◎写真1枚目
有機ELディスプレイ搭載の多機能押ボタンスイッチ&表示モジュール「カラーIS」

◎写真2枚目
参考出品したモノクロ有機ディスプレイ搭載の多機能複合スイッチ「ロッカIS」

#interbee2019

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