【NEWS】ケイ・オプティコム 光回線による4KマルチチャンネルIPTVのリアルタイム伝送実験 CTC SPがInter BEE 2013ブースで紹介

2013.11.7 UP

「大阪マラソンEXPO 2013」会場ステージは、eo光チャンネルの生中継スタジオともなった

「大阪マラソンEXPO 2013」会場ステージは、eo光チャンネルの生中継スタジオともなった

4Kディスプレイ上に再生された4K30p/HEVCの映像

4Kディスプレイ上に再生された4K30p/HEVCの映像

 ケイ・オプティコムは、10月27日に行われた第三回 大阪マラソン2013で、H.265/HEVC技術による4K映像のリアルタイム伝送実験を実施した。公衆イーサネットを用いた4K/HEVCによるIP中継は日本初の試み。「大阪マラソンEXPO 2013」の会場内に大型ディスプレイを設置し、収録・伝送した4K映像を大型ディスプレイで表示し、パブリックビューイングを行った。
 設計、構築を担当したシーティーシー・エスピー(CTC SP)社は、11月13日から15日まで千葉・幕張メッセで開催されるInter BEE 2013に出展。ブース(クロスメディア部門 / ホール8 / 8301)で、今回の4K/HEVCのライブストリーミングを4Kカメラでの収録から4Kディスプレイへの再生まで実機で紹介する。

■F55で4K撮影、Ki-Pro quadを介してエレメンタル社システムでエンコード
 大阪マラソンコース上に設けた2カ所のフィニッシュ地点(チャレンジランフィニッシュ地点、マラソンフィニッシュ地点)にソニーPMW-F55を設置し、4K(4096x2160/59.94p)撮影した。映像は、AJA社Ki-Pro quadを介してエンコーダでHEVCにリアルタイムエンコードし、ケイ・オプティコムの1Gbps光ファイバーネットワークを通じてインテックス大阪にあるケイ・オプティコムブース内に設置している84型4Kブラビアに再生した。エンコードは米エレメンタル・テクノロジーズ社の試作機ライブエンコーダシステムを使用。再生ストリームは4K30p@20Mbps。

■パブリックビューイングは4K/AVCでも再生
 会場でのパブリックビューイングでは以上の4K/HEVC再生のほか、2台の富士通製エンコーダでH.264/AVCにリアルタイム変換して、アストロデザイン社の4K UHDディスプレイにも再生している。これらは全て一貫したシステムワークフロー内に設計されており、光ネットワークには一本にTS多重化をして伝送を行っている。

■大会の様子を生中継で放送
 ケイ・オプティコムは大阪マラソンの初回から特別協賛をしており、光ネットワーク技術を使って様々な新しいサービスの取り組みを行ってきている。 当日には、光ファイバーケーブルテレビサービス「eo光テレビ」で放送中の「eo光チャンネル」にて、大会の様子を生中継で放送を行った。大阪マラソン応援サイト上では、テレビサービスに加入していない人でも視聴可能なマルチスクリーンでのストリーミング配信も行った。このマルチスクリーンTVサービスでも、エレメンタル社のライブエンコーダーを採用している。 

「大阪マラソンEXPO 2013」会場ステージは、eo光チャンネルの生中継スタジオともなった

「大阪マラソンEXPO 2013」会場ステージは、eo光チャンネルの生中継スタジオともなった

4Kディスプレイ上に再生された4K30p/HEVCの映像

4Kディスプレイ上に再生された4K30p/HEVCの映像

#interbee2019

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