【Inter BEE 2014】計測技術研究所 「すべての映像を8Kに」をテーマに出展 PC、HD、4Kなど様々な映像ソースを8Kにアップスケーリング

2015.1.16 UP

計測技術研究所ブース。左が8Kソリューション・ゾーン、右がエディティング&コンバートゾーン。左奥は8K対応マルチ画面

計測技術研究所ブース。左が8Kソリューション・ゾーン、右がエディティング&コンバートゾーン。左奥は8K対応マルチ画面

プレゼンテーションを行う田端氏

プレゼンテーションを行う田端氏

 計測技術研究所はInter BEE 2014で「すべての映像を8Kに」をテーマに出展した。
 自社ブースでプレゼンを担当した計測技術研究所のビジュアルウェア事業部営業部リーダーの田端宏至氏は、今回の展示のねらいについて次のように説明した。
 「少し先のように思えた8Kだが、モニターなど各種装置の整備が進む中、HDや4Kと並び具体的に使うことができる映像表現手段として加わろうとしている。さらには、ひとつの映像コンテンツをHDから4K、8Kまで広く活用する時代が必ずやってくる。このような新しいコンテンツ利用の時代にあわせ、当社ではいち早く、8Kの映像体験を具現化してブースで紹介した」。
 ブースでは、4Kから8K、HDから8K、PCから8Kなど様々な映像ソースを8Kにアップスケーリングして表示するソリューションの展示をメインステージで展開した。メインステージでは58型の4K対応業務用液晶ディスプレイを2×2の4面マルチ画面で116型相当の8K対応大画面を構築。このマルチ画面を使って8K映像の様々なソリューションを紹介した。

■8K超解像映像大画面で8K時代の幕開けを
 田端氏は、超解像ユニットの意義について「8Kのスーパーハイビジョンの放送は2018年のNHKの試験放送開始を待たなければならないが、当社の超解像ユニットを使ったシステムを使えば今すぐにでも8Kの実験やコンテンツ上映、研究開発などが可能なことが理解していただけたと思う。PCから出力したプレゼンソフトも、8Kアップスケーリングの画面で表示。BSや地上波などの放送も含む様々なコンテンツが8K超解像映像で大画面に表示できることをアピールした」と意欲を示すとともに、会場の反響の大きさなどから、8Kの普及に手応えを感じた様子だった。

■ 8Kの時代はそう遠くない将来に必ずやってくる
 田端氏はさらに続けて、「2020年の東京五輪を見据え、8Kの時代はそう遠くない将来に必ずやってくる。当社は4Kに関しても10年以上前から取り組んできた。その結果、すでにどこの展示会でも4Kが当たり前になってきた。今年のInter BEEは、次世代を見据え、8Kでも今すぐに使えるものだということを展示を通して明らかにした。今回は反響も大きく8K時代は目前に迫っていると実感した」と述べた。

(※2014年11月19日〜21日、幕張メッセで開催したInter BEE 2014の出展内容のレポートです)

計測技術研究所ブース。左が8Kソリューション・ゾーン、右がエディティング&コンバートゾーン。左奥は8K対応マルチ画面

計測技術研究所ブース。左が8Kソリューション・ゾーン、右がエディティング&コンバートゾーン。左奥は8K対応マルチ画面

プレゼンテーションを行う田端氏

プレゼンテーションを行う田端氏

#interbee2019

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