【NEWS】NHKと三菱電機、世界初8K対応のHEVC符号化装置を開発 並列処理でリアルタイム化を実現

2013.5.14 UP

NHKと三菱電機が開発した8K対応 HEVC リアルタイムエンコーダ(正面)
NHKと三菱電機が開発した8K対応 HEVC リアルタイムエンコーダ

NHKと三菱電機が開発した8K対応 HEVC リアルタイムエンコーダ

8K対応 HEVC リアルタイムエンコーダのしくみ

8K対応 HEVC リアルタイムエンコーダのしくみ

2012年のCEATECで三菱電機が出展した4KリアルタイムHEVCデコーダーのデモ

2012年のCEATECで三菱電機が出展した4KリアルタイムHEVCデコーダーのデモ

2012年のCEATECで三菱電機が出展した4KリアルタイムHEVCデコーダーの説明パネル

2012年のCEATECで三菱電機が出展した4KリアルタイムHEVCデコーダーの説明パネル

 NHKと三菱電機は、世界初となるスーパーハイビジョン(8K)対応のHEVC符号化装置(エンコーダ)を開発した。研究成果は5月30日~6月2日に開催するNHK放送技術研究所の一般公開「技研公開2013」に展示される。
 このエンコーダでは、スーパーハイビジョン(7.680x4,320)を横方向の短冊状に17分割(7680 x 256 )した映像を、筐体に挿入されている各エンコード用基板にベースバンド(3G-SDI)に入力してエンコードする。符号化処理を並列にすることでリアルタイム化を実現した。
 符号化は今回、HEVC(H.265方式)Main 10 Profile@level6.1を採用し、対応フォーマットは解像度7.680x4,320(60fps、4:2:0)の10ビットである。両社によると、符号化移動物体の速さや方向などの情報を複数領域で共有し、分割領域におけるつなぎ目の画質劣化を抑制しているという。
 三菱電機では昨年のCEATECにおいて、研究成果としてソフトウェアによる一般のPCワークステーションを使った4Kのリアルタイムデコード技術を発表している。この際のHEVCはMain Profile、解像度3840x2160(30fps、4:2:0)の8ビットだった。こちらもNHKと共同開発しているという。

NHKと三菱電機が開発した8K対応 HEVC リアルタイムエンコーダ

NHKと三菱電機が開発した8K対応 HEVC リアルタイムエンコーダ

8K対応 HEVC リアルタイムエンコーダのしくみ

8K対応 HEVC リアルタイムエンコーダのしくみ

2012年のCEATECで三菱電機が出展した4KリアルタイムHEVCデコーダーのデモ

2012年のCEATECで三菱電機が出展した4KリアルタイムHEVCデコーダーのデモ

2012年のCEATECで三菱電機が出展した4KリアルタイムHEVCデコーダーの説明パネル

2012年のCEATECで三菱電機が出展した4KリアルタイムHEVCデコーダーの説明パネル

#interbee2019

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