【ニュース】ハートネットワーク スマホで地域のデータ放送情報と位置情報を連動

2012.6.29 UP

地域情報が位置情報と連動
Datacater M3の機能

Datacater M3の機能

■最新のスマートフォン対応出力プラグイン機能を採用
マルチスクリーン型放送サービスへの取り組みを積極推進

 愛媛県新居浜市に本拠を置くケーブルテレビ会社、ハートネットワークは、同社が運営するコミュニティーチャンネルでのデータ放送と連動した地域情報をスマートフォンに配信するサービスを開始する。同社は、4月1日から新しいデータ放送を開始している。メニューアイコンを放送画面にオーバーレイ表示するなど、視聴者の操作性を高める斬新な画面デザインや機能が特長で、イベント情報や行政情報、緊急情報などを提供している。
 新たに計画中の、スマートフォン向け配信情報は、GPS機能を利用する。

 ハートネットワークは、2007年からASP型サービスを利用して地域情報をデータ放送で提供してきた。同社では、今後さらにWiMAX/WiFi事業との連携を推進することを目指し、自社システムを構築し、メディアキャスト製の「DataCaster M3 (データキャスター エムスリー)」を導入している。
 ハートネットワークでは、「DataCaster M3」の選定理由として、「ケーブルデータ放送では多くの実績とノウハウを持っている点に加え、高度な技術を習得せずに直観的に操作できるコンテンツ制作 環境、コンテンツ送出・システム運用において自動化機能が充実しているなど、運用・管理負荷が低いことを評価した」という。また、「「DataCaster M3」のオプション機能として新規開発されたスマートフォン対応の出力プラグイン機能を他社に先駆けて導入し、データ放送と連動した地域情報をスマート フォンなどの携帯端末にも配信可能にしている点なども評価したという。

  「DataCaster M3」では、収集した地域情報をスマートフォンの専用アプリケーションへ配信し、外出先でもデータ放送と同じ地域情報が取得できる。また、専用アプリによって、GPS機能と連動したルート案内機能も搭載。データ放送で得られた地域の店舗やサービス機関などの情報を携帯し、目的地まで迷うことなく容易に辿りつくことが可能。ハートネットワークのサービス専用アプリは、契約視聴者は無料で入手できる。
  同社では、同サービスの実施により、加入促進や解約防止に役立てると共に、WiMAXやWiFi関連事業をはじ めとするケーブル独自の新しいサービスへと展開させ、放送と通信を融合した地域基幹メディアとして地域社会に貢献していきたいとしている。
 

Datacater M3の機能

Datacater M3の機能

#interbee2019

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