【NEWS】イッツ・コミュニケーションズがファイルベース/ベースバンド処理にコンドーブロードキャストのラウドネス準拠ソリューションを導入

2013.1.16 UP

effソフトウェア

 コンドーブロードキャストは1月16日、イッツ・コミュニケーションズの自主制作番組において、ファイルベース処理とベースバンド処理をARIB TR-B32ラウドネスに準拠するコンドーブロードキャストのソリューションを導入したと発表した。ファイルベース処理にはemotion Systemsの「effソフトウェア」を、ベースバンド処理には「ミランダ製ラウドネスプロセッサ」を採用している。
 ノンリニア編集後の番組には「effソフトウェア」で自動的にラウドネスの適合チェックを行い、基準を揃えた上で送出用ビデオサーバへ転送される。NASに保存し、ファイルベースでラウドネス値を解析することにより、実時間の10倍以上の処理能力を持つ。
 スタジオ等の生放送番組では、副調整室に「ミランダ製ラウドネスプロセッサ」を設置し、ベースバンド上でメーターを自動的に基準を揃える。
 いずれも制作者の負荷を軽減し、安全な番組を制作することに配慮されている。
 イッツ・コミュニケーションズのライフソリューション本部メディア・コンテンツ部
齋藤健太郎氏は、導入のねらいについて次のように説明する。
 「当社のイッツコムチャンネルは地上デジタルネットワークで放送しておりNHK・民放各社と音量を揃えることで、安心してご視聴いただける番組を提供できるようになりました。また、ケーブル局との間で番組交流も活発化しており、ラウドネス運用に適合した番組素材を提供することは、業界全体の認知向上にも寄与するものと考えております。このたび導入したシステムは、当社のワークフローを大きく変えずに対応でき、経済的にも優れていると判断いたしました」

#interbee2019

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