【NEWS】メディアキャスト 文字スーパー送出装置「Spark MUX」が品川区民チャンネルのJ-ALERT緊急情報システムに導入

2012.12.11 UP

SparkMUXのしくみ

 メディアキャストは12月11日、ケーブルテレビ品川のコミュニティーチャンネル「品川区民チャンネル」で、緊急情報J-ALERTを文字スーパーで配信するサービスが、同社の文字スーパー送出装「SparkMUX (スパーク・マックス)」をベースに構築され、2012年10月1日から開始されたと発表した。
 品川区、南東京ケーブルテレビ(ケーブルテレビ品川)が実施しているもの。品川区では、区民に防災情報を伝える手段を増やすことを目指している。従来からの防災行政無線によるスピーカー放送、品川区民チャンネルでのL字放送に加え、ホームページ、Twitter、携帯電話やスマートフォンへのエリアメールの発信などを行っている。今回新たに、文字スーパー放送でJ-ALERT情報を品川区民チャンネルへ放送する仕組みを新たに導入した。J-ALERTとは、消防庁が提供する「全国瞬時警報システム」の通称。
 全国のコミュニティーFMやケーブルテレビなどで、多様な手段で防災情報を伝達する仕組みづくりが進められているが、ケーブルテレビ局が地域自治体と共同で、文字スーパー放送を用いてコミュニティーチャンネルへJ-ALERT情報を配信するのは、今回が全国でも初の取り組みとなる。
 システムは、品川区からケーブルテレビ品川がシステム構築を受託、既存の関連シ
ステムとの連携調整等を行い、メディアキャストの文字スーパー送出装「SparkMUX (スパーク・マックス)」をベースにしている。ネットワークを含む全体システム開発はネクストキャディックスが担当。
 J-ALERTシステムから伝達される地震情報、津波情報、東海地震情報、国民保護情報(ゲリラ攻撃や大規模テロなど)の緊急情報を、品川区役所に設置されているJ-ALERT受信機で受信したものを、IPコンバーターによりIP情報に変換してネットワークを介してケーブルテレビ品川に送信。それを、ケーブルテレビ品川内に設置されている文字スーパー送出装置「SparkMUX」が受信し、情報の種類ごとにあらかじめ設定したテキストを、文字スーパーとして瞬時に放送送出する。 

#interbee2019

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